珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

R1200GS試乗記

2006-09-01 | BMWmotorrad

先日、二日間ほどR1200GSを借りてツーリングに行って来ました
バイクを受け取り、セルボタンを押すと久しぶりのボクサーサウンドに胸躍ります
それにしても新しいGS用の1200ボクサーエンジンはパワー感あります
ダッシュは強烈そのもの!
市街地ではアクセルのみでワープ走行が可能です
カタログ値の0~100km/h加速は3,4秒となっており、スポーツモデルのR1100Sより速いのです・・・ 
高回転の吹け上がりはST系の110馬力仕様よりも若干穏やかに感じますが、レッドゾーン入り口までは頭打ち感なく回り切ります
 
ファイナルギアの低いR1200GSの最高速は、条件さえ許せば6速8000rpm(レブリミッター作動)まで回って約225km/hに達します
このカタチのバイクとしては、高速性能に関しては十分だと思います
試乗車のタイヤはオフロードタイプのダンロップD607でしたが、高速走行でも直安に関しては問題なし。 ダート・未舗装路の走破性は無論文句なし。 
ただ舗装のワインディングではグリップ不足は否めません。 立ち上がりで100馬力/11,5kgmをまともにぶつけると簡単にテールスライドを誘発します。
まぁ峠の速さは"箱つきオフ車"とは到底思えません
GS専用(オプション)のパニアケースは必要とあらばレバーひとつで横に1,5倍ほど拡張して収納スペースが増えます
ただ左側はサイレンサーの跳ね上がりをまともにかわしてるてるので、収納量はわずかです
余談ですがこのケース、上面が平らなので休憩時に缶コーヒーを置くのにちょうどイイのですヨ

 

 

感心したのは新しい電動サーボ式のインテグラル(前後連動)ブレーキです
ブレーキレバーを握ると「ミョ~ン」といいながら電動サーボモーターによってブレーキラインに与圧が掛かり、フロントブレーキと共にリアブレーキも同時作動します。(フットブレーキはリアのみ作動) 
ブレーキサーボの立ち上がりが絶妙で、オロフレ峠のようなタイトな下りのワインディングをハイペースで走っていても嘘のようにスピードを殺せ、進入がメチャメチャ楽です
これは機会があれば一度体感してみてください(感動的です)
'07モデルからはなぜかサーボが廃止(※1)され、代わりにASC(トラクションコントロール)が追加されるそうです

※1 バッテリ容量が小さいため、のちにバッテリー上がりのトラブルが頻発しました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする