こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

シンギュラリティ・コンクェスト

2011-06-26 00:00:00 | 未分類
山口優さん『シンギュラリティ・コンクェスト女神の誓約』を読みました。

2030年代初頭、宇宙は「全天紫外可視光輻射現象」略して「AUVR」という異常に見舞われていた。
天文学者や物理学者は、当初から様々な理論を述べ立てていたが、これという明確な解答は無く、
ただ、このままでは数十年以内に、人類と太陽系は滅亡するということでは一致していた。

人類を超える知性によって、人類を救うこと。
それは本当に人類を救えることになるのだろうか?

ともすれば人類を滅ぼしかねない危険性もはらみながら、物語は進んでいきます。
この物語のように、知能と感情と思考のバランスのとれた頭脳が、人類の思うように行動してくれるのか、
また、最後にも精神のバランスを崩したりしないのか。
悲観こそしませんが、あまり楽観視はできないと思います。

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書店風雲録/書店繁盛記

2011-06-25 00:00:00 | 未分類
田口久美子さん『書店風雲録』『書店繁盛記』を読みました。

『書店風雲録』では、個性派書店「池袋リブロ」が紹介されています。
’80年代に立ち寄れる場所に住んでいたら、私の読書傾向も違ったでしょうか?
でも、今の読み方も気に入っています。

『書店繁盛記』は、主に田口さんがジュンク堂で働くようになってからの話です。
今では、アマゾンが一番売れている書店になってしまっているが、
実はアマゾンも偏った販売をしていて・・・という話から始まります。

印象に残ったのは、各ジャンルの陳列方法や本の確保、
客注にした場合の出版社との意思の疎通の困難さ、
書店の先行きなどなど。

インターネットをよく利用していても、私はまだまだリアル書店派。
応援しています。

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しりとり佐助2幽丹斎せんせいのでし

2011-06-24 00:00:00 | 未分類
梶尾真治さんの児童書『しりとり佐助2幽丹斎せんせいのでし』を読みました。

今回の佐助は、しりがくれさいぞー先輩の早口言葉の特訓から始まります。

しろとりの修行に徹底ぶりは、なかなか厳しく、練習試合も一筋縄ではいかないというか・・・
ズルですよねー。
でも、そこが面白かったりして。

ところで、しりとりの「ん」
今は外国で「ンゴロンゴロ地区」とかありますから、続けられるかもしれません。
まぁ、物語では着物を着ている時代ですから、適用範囲外ですが。

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太陽の簒奪者

2011-06-23 00:00:00 | 未分類
野尻抱介さん『太陽の簒奪者』を読みました。

異星からの何者かが、水星から太陽をとりまく8000万キロのリングを形成し、
地球への太陽の光をさえぎってしまった。
それにより人類は、破滅の危機に瀕することとなった。

いったい何者が、何の目的でリングを建造したのか?
人類は、太陽の光を取り戻すことができるのか?

この物語の異星人は、あまりにも異質で、理解しづらいものでした。
最後の最後まで、その思考回路が分かりません。
今でも、理解できているかどうか?

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星の綿毛

2011-06-22 00:00:00 | 未分類
藤田雅矢さん『星の綿毛』を読みました。

砂漠の中に肥沃な土地を生み出し、作物を育てる<ハハ>。
ニジダマは、そんな<ハハ>たちが生み出す流れの一つ、ヘリソイのムラで暮らしていた。
ある日、トシからの交易人・ツキカゲに誘われて、ムラの人々には内緒で、ニジダマは
トシへの旅について行った。

トシの正体とその目的に驚かされ、その行く末に哀れさと絶望を感じつつ結末に至ると思いきや、
予想外の展開に目を見張らされる気持ちになりました。

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