こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『長崎・オランダ坂の洋館カフェ シュガーロードと秘密の本』江本メシマサ

2017-10-08 19:39:14 | 読書感想
ある日の夜、大事な物を追いかけて迷子になり歩いていると、目の前に怪しい洋館が現れた。
門の前には営業中の木札がかかり、『Cafe 小夜時雨』の看板があったため、おそるおそる入り声をかけてみると、出てきたのは無愛想で神経質そうな黒髪のイケメン。
雨の降る夜に菓子と飲物のセット一品しか出さず、値段も500円と破格値のこのカフェで、乙女はなぜか1,500円という時給で働き始める事となった。
いつしか乙女は、長崎独特の菓子と方言になじみながら、このイケメンオーナーに惹かれていく。

確かに美味しい物がいっぱい出てきますし、素敵な景色も多いのですが、ここで使われている方言のほとんどは、九州の人間なら分かります。

それはともかく、乙女!あそこまでたくさんのヒントがあって、なぜ、オーナーの正体に気づかないんですか?
お約束とはいえ、その鈍さにハラハラしました。
でもまあ、そこが恋愛物の面白さではあるのかもしれません。

最後に、江本さんのペンネームですが、まさか本名サメシマトモエさんだったりしませんよね?
ペンネームを逆に読んでみただけですが・・・。
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