こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

10/10九州古陶磁の魅力 田中丸コレクション展

2016-10-11 19:40:26 | 美術館・博物館


10/10の午前中に、北九州市立美術館分館で開催されている「九州古陶磁の魅力 田中丸コレクション展」に行ってきました。

まず、入って目に飛び込んできたのは、「唐津 奥高麗茶碗 銘 閑窓」
形がきれいに整った茶碗なだけかもしれないのですが、何だか好きだなあと思ったのです。
自分の審美眼には、あまり自信が無いのですけれど。

「高取 耳付四方水指 銘 若葉雨」も、絵葉書になっているだけあって、緑色が爽やかな水指でした。

「上野 割山椒形向付 五口」も、割りやすそうですが使うのが楽しそうな器です。

面白いのは「薩摩 色絵官女銚子」で、文字通り官女の形の銚子でして、頭の部分が蓋になり彼女の持つ急須みたいなのの口からお酒が出てくるというもので、楽しそうです。

「柳原 青磁二閑人水指」も、楽しい絵柄で好きですね。
使いやすそうなのは「現川 刷毛地色絵抱銀杏文輪花皿」です。

変わった形の器としては「伊万里 色絵熨斗破魔弓文皿」なんて、いいですね。やはり割りやすそうですが、使ってみたい器です。

柿右衛門のところで陶板というものに出くわして、飾るのかな?器かな?と迷ったので、係員の方に伺ってみたところ、学芸員の方に聴いてくださって、飾ったり、皿として使ったりすると答えてくださいました。
ありがとうございました。
「柿右衛門 花鳥文透輪違鉢 三口」がいいなと思ったのですが、確実に欠けさせるか割るかするな、とも思いました。私には買えない器です。

「鍋島 染付水車文皿」も波が素敵な皿でした。

鍋島では「染付葛屋形香炉」が特に好きで、「色絵毘沙門亀甲文皿」「色絵瓢箪繋文皿」も、気に入りました。

面白いところでは、ある器を有名な方々が色紙に描いているもので、東山魁夷と武者小路実篤の絵がいいですね。

リストを見ながら思い出したものだけピックアップしましたので、忘れていて素敵な器もあったかもしれませんが、そこはご容赦ください。
選んだ理由は、自分自身が使いたい、もしくは眺めたいものなので、他の方の好みとは合致しないかもしれません。あくまで私の趣味です。
そういう意味で、とても楽しんで拝見しました。
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