Ｄｅｌｉｖｅｒｙ

八杉将司さんの『Ｄｅｌｉｖｅｒｙ』を詠みました。

ノンオリジンであるアーウッドは、いつか天の国に召される事を夢見ていた。
しかし、ルームメイトであるジェイドが召されるはずだった日に、
原因不明のスーパーディザスターにより地球は荒廃し、
アーウッドは本当のことを知ることとなる。

スーパーディザスターの原因となった粒子が、人類に新たなる災厄をもたらしても、
アーウッドに感情移入していたせいか、それほど心の痛みを感じませんでした。

それよりも、自分勝手な人に散々運命をもてあそばれ、翻弄されたアーウッドの願いが
最後に叶いそうなのを、うれしく思いました。

時間と空間の広がりの両方において壮大なＳＦです。