こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ゼロからつくる科学文明 タイムトラベラーのためのサバイバルガイド』ライアン・ノース

2021-02-14 20:09:43 | 読書感想
 
この本は、ノース氏が岩盤の中からグラニュライトの岩を割って取りだしたもので、岩盤の年代測定によると、先カンブリア時代の地層だったという。
どうやら、2043年以降のタイムマシンに搭載されたガイドブックで、この本はそれを写したものらしい。

設定によると、タイムマシンの直し方とそれがうまくいかなかった時に、ゼロから文明を作り直す方法らしいのです。
まず初めのフローチャートで笑うか怒るかによって読み進められるかどうかが決まる気がします。

いつの時代でタイムマシンが故障したか、時代特定をするわけですが、何と!ビッグバン以前から始まっています(汗)地球があるかとか、立っていられるかとか、呼吸できるかとかから、生き物がいるかや地上生物なのか、哺乳類から人類などがいるか、文明があればどの程度かなど、それは事細かに、時々、人をおちょくりながら特定していきます。
ここで腹が立つ方々は、買わない方がいいですね。

面白がれたら、おめでとう!少し読んでみましょう。
たたこの本は、人間の文明について、生き延びるための基礎知識がたっぷり盛り込まれていますので、分野によっては1時間ほどで眠くなる可能性が高いです。
その時は眠ってもかまいませんが、英気を養えたら続けて読んでみましょう。
時には、先を読み進められなくなるよりも、自分自身には今後いらないとあるジャンルを跳ばす勇気も必要かもしれません。
私の場合、何とか506ページまでは読みましたが、補講は飛ばしましたね。あと、コンピュータは読まなかったかな?

で、まあ、感想としては、人類文明の発達にブランクがありすぎると書かれていましたが、逆に無駄が無かったら息が詰まりそうな気がしますので、これくらいで良かったのかのとも感じます。
自分自身に置き替えたら、休憩せずに学んで働けと言われているようなもので、辛いでしょう?
そういう事は抜きにして、皆さんも、ノース氏の茶目っ気もありつつの人類文明の基礎(と言うには膨大な)知識を、根気よく楽しみながらお読みください。
コメント
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