教育学部二年の貧乏大学生、小磯は、一年間限定の居心地のいい新生寮を引き払い、大学のサイトにも載らないほどのオンボロ・ワケアリ寮、富穣寮に引っ越した。何よりも、寮費が月、千三百円というのが大きかったのだ。
そこは、聞きしに勝るオンボロさと不気味さを併せ持ち、先輩たちによる歓迎会では、沼で釣って来たドジョウやフナ、得体のしれない茸による鍋と、十年物の消毒用エタノールで迎えられ、就寝後は、血まみれの女性の霊が天井に張り付いているという始末だった。
まあ、ジャンル分けするなら、ホラーコメディでしょうか?
小磯を始め富穣寮の連中は、色んな意味でサバイバル能力に長けた人々になっていますし、研究も始めていた事もあって、ああいう状況に陥っても対応できたのかもしれません。
ただねー、あの状況が日常になってしまった世界というのは・・・勘弁していただきたいです。
でも、とっても面白かったのは、確かです。
そこは、聞きしに勝るオンボロさと不気味さを併せ持ち、先輩たちによる歓迎会では、沼で釣って来たドジョウやフナ、得体のしれない茸による鍋と、十年物の消毒用エタノールで迎えられ、就寝後は、血まみれの女性の霊が天井に張り付いているという始末だった。
まあ、ジャンル分けするなら、ホラーコメディでしょうか?
小磯を始め富穣寮の連中は、色んな意味でサバイバル能力に長けた人々になっていますし、研究も始めていた事もあって、ああいう状況に陥っても対応できたのかもしれません。
ただねー、あの状況が日常になってしまった世界というのは・・・勘弁していただきたいです。
でも、とっても面白かったのは、確かです。