オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

静かな山は、紅葉して輝いている

2020-11-02 09:47:16 | 地球と生きる

 

 晩秋の奥秩父を歩き登ってきた。

 2000m近い山々は明るく紅葉し、山に入る者の気持ちを高揚させてくれる。

 落ち葉を踏みしめて、ガサガサと音を立てて登ってゆくと、あちこちで獣たちが動いてゆく。

 ・・・俺たちの仲間がやってきた!!

 そんな愉しい気分になってゆく。

 熊公から猿、鹿、猪、狸に狐、リスたちも、み~んな地球に生きてる仲間だ。

 人間社会で60年いじょうも生きて来て、それでも俺は山の獣の仲間のまんま、笑ってる。

 メンドクサイことばかり、みみっち~人間の世界のことは、もう飽いたでよ。

 ・・・じゃ~、山で暮らそうよ!

 最初の頂で一服しながら湯を沸かしてると、可愛い目で距離を保ってついてきてた狸に、そう言われてるようでもあった。

 そうじゃな~、それもエエかもな~、山を降りずに仕事も放りだして、一緒に暮らすかな~、本気で想う。

 ・・・お前らの臭い体臭を、オジサンが洗い流してやるか

 ・・・け、けっこうでござるポンポコ!

 雲は高く、たまに太陽が見える薄曇りでも、山は色とりどりの紅葉で輝いていた。

 こういう雲は雨の心配はない。

 薄化粧をした富士山も、いつもの場所で昼行燈。

 下界は気温があがって、靄の中にあった。

 人間がいない、俺の選ぶ山はいつも人がいない、だから余計に愉しくなってくる・・・昨日も人間はだ~れにも会わなかった。

 わずらわしいことがない、たまに人間に会うとガッカリする、獣そのものだ。

 いろんな愉しい奇声を大声で発しながら歩くと、そのうちに野鳥も啼きだして応えてくれる。

 人間の言葉なんて、いらんわい。

 冬装備、山はそんな素敵な季節を迎えている。

 

 新しい四駆の小さな車の燃費は、10年で16万キロ走った山用アルファードの倍は走る感じ。

 同時期に並行して10年で25万キロ走った四駆のCRVの2倍以上だろう。

 そう、2台だけでも40万キロを10年で走ってるが、他にも車はあった・・・お月様まで37万キロ。

 もうこれからはこの1台だけで山に入るつもりだが、小回りも効き、乗り心地だけは悪いが、仕方ない。

 昨日は山の疲れよりも、山道・未舗装林道の運転で、疲れた。

 慣れればなんとかなるだろう。

 急いて歩き登ることもないし、のんびりやるわさ。

 

 さ、メンドクサイが仕事を始めるっぺよ。