金曜日の夜から熱が38度近くまで上がったまんま、普通に食事も摂って仕事もして介護もしていたが、原因だと解っていた尻の痔ろうがパンパンに腫れていた肉を突き破って皮も破り、あらかじめ当てていたガーゼに血と膿を噴出させたのが土曜日の午後、別に午後の紅茶を飲みたくなった訳ではないが、拭いても拭いても噴出して、結構な血液を喪失してしまったから、昨日はまだまだ括約筋の辺りが痛くって、しっかりと栄養だけは摂っておいた。
一気に熱も35度台に落ち着いた。
近所のベテラン看護師のオバちゃんも、苦笑いするしかない野蛮オヤジ。
山はお休みで、山用の4駆で爺様のとこへ顔だけ出しておいて、婆様を買い物に連れ出した。
今朝もバイクに乗ると痛みはあるが、腫れが引いたので楽ではある。
医者にもかからずに、こうやって生きて居る。
女性用のナプキンを、パンツに当ててはいる。
自然と、内股になってる? な訳も無いわよ。
ザイルとか、アイゼンだとかタイヤチェーンの手入れだけはキチンとしておいた。
寝てるばかりになっている爺様を、毎日何度も顔を出して、髭剃りをしてやったり、ベッド脇でゆっくり話をしてやったりしている。
ナニも食べる気力もなくなって、飲む栄養ばかりを口にしているが、寝てるだけだからそれでもそんなに空腹感がないようで、毎日の介護士や看護師に怒鳴ったり文句を言ったりも、なくなってきた。
卒業した中学が同じひと回り後輩の銀座の歯科女医にも入れ歯を作り直してもらったり世話になってるが、顎を使わずに噛まなくなると脳の動きも衰えて、老いは進んで行くと言ってる。
俺のことをいつも お兄ちゃん と呼んでる女医だが、そういう自営のオバちゃん連中は、近所には増えて来てる。
実の妹らが去年に近くに両親を連れて来ているのに、いまだに一度も顔を出さない不思議な連中だから、他人でも気の利く妹たちの方が、よほどに有難いし、可愛いもんだ。
気力が失せてきて、婆様にだけは小言を言っているが、動けないしオムツの交換や身体を自分で洗えなくなってしまってるので、余計に体力も落ちて瘦せ細って来てる。
無駄に施設や病院に入れるつもりはないが、終わりの見えない介護で、婆様と俺の負担が増えてはいる。
おなじような年代の人間には、そんな話を聞かせてやってる。
とっとと施設にぶち込んで、牢獄の中で狂わせてしまってる話の方が多いな。
俺の場合は家を出たのも10代だったし、実家の借金まで肩代わりして完済してやってるし、山の獣とおなじで生きるのに邪魔な感傷など持ち合わせていないので、孝行とかとはチョイと違う冷ややかな感情がいつもある。
親や家や学校で受けた無意識の根底に潜む洗脳教育を、10代ですべて一度破壊し尽くしているから、完全に価値観の違う別の生き物になってしまってるせいだ。
なんで悲しむんだろう? なんで泣くんだろう? なんで怒って、なんで喜んでるんだろう? ・・・すべてを一度、乱暴に破壊し尽くした。
気は付いたことは、人間社会のすべてが、猿芝居だったということ。
その流れで、誰も見てやれないから、俺が責任をすべて背負ってやってるだけで、だから笑いはするが、哀しいとか辛いとか、辛気くさい想いはいっさいない。
自分を愛し過ぎてる大人たちは、他人を許せなくなり、自分など曝け出して放り投げて生きてる俺なんか、他人を愛することが生きてる意味にもなっている。
そうしてまだまだ体力はあるし、隙間に山にも登り続けている。
もともと、オリンピックにしても各種競技大会にして、貧しい奴隷たちにチャンスを与えて・・・頑張れば良いことがある!!・・・と応援しながら煽って競わせて、それを高みの見物して賭けの対象にしていたのが王族や富裕層の余暇の楽しみでもあった訳だが、闘牛の牛や競馬の馬と扱いはたいして変わらなかった。
現代ではオモシロイ光景が広がっていて、貧しいどころか優遇されて守られて育った一芸馬鹿たちがもっと富裕層になっているにも関わらず、逆に貧しいまんまの観衆が諸手をあげて必死に応援している訳だ。
挙句に負ければファンやサポーターは暴徒化して暴れる、王様や富裕層の余暇の楽しみ方は勝ち負けなんて暇潰し、それを知らない貧しい民の、哀れで可哀想な景色だ。
別に勝負に負けたって、楽しみは幾らでもあるだろうに、それしか楽しみが無い猿らは、絶望して、すべてを失ったりするんだろう。
暗記や記憶もそうだが、記録だって、猿の洗脳に使われる小細工だから、どうでも良いことだ。
一芸馬鹿の金持ちに金を出して、ますます貧しくなってる猿な観衆とは? これは山の猿の世界でも聞いたことのない喜劇だろう。
音楽や絵画や芸術の古典から現代まで、すべてそんな猿芝居。
奴隷がなけなしの金をわざわざ金持ちに貢ぐために、必死に日々を我慢の労働に費やしている。
変態を通り越した精神異常? みんなでマゾになれば正常値は上がる?
とくに世界でも島国日本という閉鎖された変態の国家は、それがますます酷くなって、メディアに煽られるがまんますべてが欧米の猿マネ、観衆は貧しい立場へと追いやられて行ってる。
一芸馬鹿にだけは、ヤケに甘ったるい社会、これは新種の金儲けフェスティバル詐欺をメディアが覆い隠しているインチキゴッコだ。
スポンサーになってる企業群も、ただの阿呆でしかないが、変態にモノを買わすには効果はあるみたい。
日本は敗戦後、自ら進んで世界でも稀に見る良い子の植民地になって、アメリカに貢ぎ続けているが、こりゃ~国民もまた可笑しな民族性を歪めて行ってる。
バカバカしくって、俺は笑っている。
芸能人に群がってる猿な連中もおなじやな。
どんどん国民性は、堕落して行ってる。
安っぽいね。
人助け、お世話をする、手を貸す、面倒を見る・・・までは、一人の人間が両手を広げて出来る範囲のことだが、これが事業だの、大きな規模になって組織が出来上がってしまうと、慈善事業が偽善事業に様変わりしてしまう。
メディアに取り上げられてる話は、すべてが偽善事業の方だ。
利益も無いのに、自腹で宣伝広告をしてくれるような者は、最初からメディアには近づかない。
猿の利益強奪ゴッコに付き合う必要も無いし、名を売ることも興味が無いからだ。
大小メディア自体が困るような話題は、決して報道されこともないメディアなんて、その生い立ちは河原乞食だ。
所詮は芸の無いチンドン屋なんだから、偉そうに街を歩いてること自体恥ずかしい、間抜けやな。
そうやって儲けて猿が金を持ったところで、使い方を知らんだろう。
せいぜい楽しい老後を期待しておるぜ。
皆さん惨状とも言える終わらない高額医療の玩具にされて、喜々と奇声を発してるだろう。
それで疑問を感じないのは、しょせんは猿でしかなかったから、お似合いよ。
ゼニカネの為にだけ頑張って生きて、名を売ることだけに死にモノ狂いになって頑張って生きている。
良かったね~。
まだまだ株式や為替や商品市場には、大波乱はこれからだよ。
インフレは2024年まで続くし、それまでは日替り定食、ならばコツコツ猿な社会で愉快な日銭稼ぎに精を出すべよ。
さ、笑って行くさ。