今回はキジ(雉)だ。美咲が丘で、このところ頻繁に目撃されている。「みず咲公園にキジ(雉)がいましたよ!」と写真を見せてくれた。以前にも「庭にキジがいましたよ!」「えー、ホント? 飼っているのが逃げ出したのでは?」とのやり取り。なお、野生の雉のようだ。2日後、みず咲公園に散歩に行って「小次郎クン、ここに雉が居たんだって!」と。が、彼(こじろう)はキョトンとしている。
<2023年2月26日> 美咲が丘 みず咲公園
◇ 確かにキジ(雉)だ。
場所を確認しておこう
◇ みず咲公園の他、複数のお家の庭に出没している。うーん、宮地岳に棲んでいるのかな?
【みず咲公園】
◇ ローラすべり台の青の市中付近にいるよ。 近くに人も居るけど………。
見ていると、川辺の方へ、トコトコ歩いて行ったんだって。
<2023年2月28日>みず咲公園の様子
◇ みず咲公園は広いよ。後方の山は宮地岳。雉はここに棲んでいるのかな?
◇ バスケットの設備とローラすべり台がある。
◇ ローラすべり台の支柱のところに雉がいたんだって。
◇ ろーらすべり台からの景観 後方に、筑紫富士ともよばれる(美しい)可也山だ。
雉に着目しよう
◇ ここにいたんだって、想像してみよう、合成だけどね。
今日は、いないけど………
◇ 居たとき之写真と、今回の僕の散歩の合成写真だよ。
みず咲公園は桜もキレイだよ。桜も見ておこう(2022年4月1日のだけど………)
それでは、キジ(雉)の勉強をしておこう
【キジ(雉)】 ※Wikipedia、他 写真はネットより
◇ キジ科キジ属の鳥類。昔から食鳥として飼われている。ニワトリよりキジのほうが古くから食べられており、平安時代の文献にも献立として載っている。
◇ 昭和22年に日本の“国鳥”に指定されている。
◇ 日本キジは、日本固有とする説とユーラシア大陸の高麗キジの亜種とする説がある。日本キジは、本州、四国、九州に生息、高麗キジは、北海道、対馬に生息する。
◇ 「クジャク」「コジュケイ」「烏骨鶏(うこっけい)」もキジ科である。
【生態】
山地から平地の林、農耕地、河川敷などの草地に生息。地上を歩き、主に草の種子、芽、葉などの植物性のものを食べる。繁殖期のオスは縄張り争いで「ケーン」と大声で鳴き縄張り宣言をする。メスは「チョッチョッ」と鳴く。地面を浅く掘って枯れ草を敷いた巣を作る。飛ぶのは苦手だが、走るのは速い。
【国鳥に選ばれた理由】
日本の固有種で『古事記』や『日本書紀』に記載があり、桃太郎などの民話で古くから人々に親しまれている
オスは羽が美しく、飛ぶ姿が力強く男性的であり、メスは「焼け野のきぎす」といわれ巣のまわりが燃えてもわが身をかえりみずに卵やヒナを守り、母性愛と勇気を象徴していること、など
【住宅の庭】
◇ 何処にいるか、分かる?
おまけ
【キジも鳴かずば撃たれまい】
不必要な発言によって災いを招いてしまった人を憐れむ日本のことわざ。口語的には「余計な事を言わなきゃ、そんな目に合わなかったのに」といった意味になる。ルーツの民謡・伝説は複数あるという。
【長野・犀川の久米路橋の人柱伝説(抜粋)】※ 写真、イラストはネットより
犀川という川のほとりの小さな村に弥平と千代という幼い娘が暮らしていた。母親は数年前に村の洪水の犠牲になった。
ある日、千代が重い病で寝込んでしまった。千代は食欲が進まず「小豆粥が食べたい」と弥平に話す。小豆粥は千代の母が存命だった頃に1度だけ家族で食べた思い出の料理だった。
貧しい弥平は、千代に小豆粥を食べさせるために村の地主の倉庫から米と小豆を盗み、小豆粥を千代に食べさせた。そのおかげで千代は回復し外で遊べるようになった。
千代は、小豆粥を食べた嬉しい出来事を「あずきまんま食べた」と歌いながら鞠つきをした。この千代の手鞠唄を近所の村人が聞いていた。
その夜から激しい雨で洪水が起きそうになり、村人は川の氾濫を鎮めるために咎人(とがにん)を「人柱(ひとばしら)」にしようと相談していた。そこで村人の一人が千代の手鞠唄の事を皆に話して弥平を人柱にする事を思いつく。
そして弥平の家に役人が押し寄せる。怯える千代に対して弥平は「心配するな。じきに帰ってくる」と話すが、弥平は「人柱」として川のほとりに埋められてしまった。
弥平が捕らえられ人柱にされた原因が自身の手鞠唄であった事を知り、悲しみにくれる千代は毎日泣き続け、誰とも口を利かなくなり村から姿を消した。
数年後、ある猟師がキジの鳴き声を聞いて鉄砲を撃った。猟師がキジが落ちた所に向かうと、そこに撃たれたキジを抱きかかえた若い娘が現れる。
その娘は「キジよ。お前も鳴かなければ撃たれずに済んだのに。わたしも一言を言ったばかりに父を殺してしまった」とキジに語り掛ける。
猟師はその若い娘が千代である事に気づくが、千代は撃たれたキジを抱きかかえてどこかへ消えて行ってしまった。その後千代の姿を見た者は誰もいない。
お終い