今回は、ヒメジョオン(姫女菀)だ。初夏~秋にかけて咲くキク科の植物花。背の高さが150cmにもなる道端でよく見かける雑草だそうだ。※アーカイブ(2018年)
<2018年6月20日> 田んぼコースにて
◇ こんな花だよ。見たことあるよね。
◇ ズーム、うん、ボクの花、もとい「ボクの鼻」の部分が切れちゃっているよ、フン! ちょっ全景を見てみよう
◇ ここは、散歩の田んぼコースへの途中。舗装しているがこの道も農道。抜け道として車の通行も多い。で、撮影は早めに終わらせた。
散歩は、もう一つ山側にある田んぼ道をゆっくり歩くことにしている。
◇ 田んぼコース。所要時間は50分程度だ。「1」の部分がヒメジョオンを撮影下場所。ここのヒメジョオンは、7月末には、キレイに刈り取られてしまった。雑草はつらいよね。
◇ 見事に咲き誇っている。ま、「繁茂し過ぎ」とも言える。
◇ガードレールが隠れちゃってるもんね。うむ、花に着目しよう。
◇ 花の姿形からは“菊系”とおもうよね。もう少しよく見てみよう。
ちょっと、勉強しておこう。
【ヒメジョオン(姫女菀)】
◇ キク科ムカシヨモギ属の一年草
同属のハルジオン(春紫苑)とともに、道端でよく見かける雑草である。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ「折ったり摘んだりすると貧乏になる」と言われる。
◇ 原産地:北アメリカ。江戸時代の終わりに渡来。明治初期には雑草化。
◇ 開花時期:6月~11月ととても長い。
【名前の由来】
漢字では「姫女菀」。「姫」は「小さい」、「女菀」は「中国産の野草」を表す。小さいシオン(紫菀)の一種で、別種のヒメシオンとの区別で「ヒメジョオン」になったという説もある。
【ハルジオン(春紫苑)との区別】
同属で、花だけでの区別は難しい。相対的にヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。
◇ 写真はネットより
分かりにくい場合は茎を折ってみる。ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。ま、花だけの区別例を示す。
全体を再度。
◇ 左は、多久川
◇ 黒っぽいのは、ボク。伏せをしている。
【ヒメシオンの歌】
この花のタイトルの歌がある。パパ(昭和の世代)は懐かしいらしいが、平成生まれのボク(小次郎)は、全く分かんないんだよね。
◇ 「ハルジョオン・ヒメジョオン-1978年 作詞・作曲:松任谷由実-」
◇ ユーミンで知られる松任谷由実(まつとうやゆみ)の歌
◇ 歌詞(抜粋)
… 私だけが変わり みんなそのまま ヒメジョオンに埋もれてくちづけをした 土手と空の間を風が渡った 哀しいほど紅く川面はゆれていたの 越していった日から顔も忘れた………
◇ タイトルは「ハルジョオン・ヒメジョオン」だが“ハルジョオン”という植物はない。実在するのはハルジオン(春紫苑)。
◇ そう言えば、竹久夢二の歌の「宵待草(よいまちぐさ)」も同様。植物としては「待宵草(まつよいぐさ)」となる。
待宵草はこちら:Link先 → 小次郎とコマツヨイグサ -消えた小待宵草-
お終い