長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

末っ子は兄貴になりたい。

2007-10-19 01:25:34 | Weblog
事務所の入り口の上に付いている看板の塗料が少しだけ
剥げてきた。想えば約9ヶ月前、ここに事務所を構えて
選挙に臨むと決めた際に、無茶ムチャ寒い中を、学生の
竹本や田口がハンドメイドで塗り上げてくれた。
そこからが、この事務所、僕のスタートだった。

時が過ぎ、学生の其々が想い想いの進路に就いたり、
まさに学生生活最後の一年を送る日々に変わっても、
友情というと少し違う気がするが…僕たちの関係は
衰えるどころか益々強いものになっていって。。。

このあいだの週末、高井たかしさんと立ち上げている
フットサルのチームの『合宿』を初めておこなった。
下は大学生から、上は42歳まで、幅広い年齢層に支え
られているチーム。日程を合わせることさえ大変なはず
だったが、総勢17名もの大所帯での開催となった。

昼は真剣に汗をかき、共に風呂に入ることで間合いが
縮まり、皆で集ってバーベキューを囲む時間でお互いを
知り、男女や年の差に垣根を作らず語り合うことでまた
親交を深めた2日間。
全日程を終え帰途に就く際に、皆が言葉を同じくして
“ムッチャ楽しくて、イイ合宿でしたね!!またやりましょう”
と言ってくれていたのが何よりの成果。こうしてまた
皆が本当の仲間になっていってくれるのだろう。

鳴り物入りで大企業に就職した奴が、それでも現実は思った
以上に厳しかったのか…誰にも打ち明けられぬ葛藤を僕に
ぶつけてきてくれる。たいしたアドバイスも出来ぬまま、ただ
そいつが相談してきてくれたことに喜んでいるだけの自分を
申し訳なく思いながら、聞いた様な口を叩いて偉そうな説教を
くれてやる。
就活において同輩に遅れを取り、内心凹みまくっていた奴が、
夏の終わりに希望していた職を獲得し、今までに見せたことの
ないような素敵な笑顔をばら撒いてくれたことも記憶に新しい。

あと数ヶ月もすれば、また沢山の学生たちが、僕らの輪から
旅立っていく。気分は何だか…担任の先生のようだ。
毎年毎年こうして、素敵な仲間が社会に旅立って行ってしまう
のかと想うと切なくなるが、それこそがかけがえのない節目の
ひとつひとつなのだろう。
だからこそ僕や高井さんは、彼等とのひと時ひと時を大切に
創り上げていくしかないのだ。彼等が居てくれたからこそ越え
られた壁が、いったい幾つあっただろうか。彼等と生み出す
楽しみや喜びが、僕たちにとってどれほどの癒しやパワーに
なってくれているだろう。
彼等にとっても、僕達と過ごした時間が他に置き換えられない
素敵なものになって欲しい。今だけでなく、将来にとっても
何かの糧となるような、そんな、彼等にとっての有益な経験の
数々を残していきたいと願います。

剥げてきたペンキもまた、風情があってイイかもしれない。
見上げる度に、初心を思い出させてくれる。
僕は彼等に、何かを与えてあげられているだろうか。
与えてもらってばかりになってはいないだろうか。
つねに省みるためにも、やっぱり看板は今のままがイイ。