長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

堅い信念、柔軟な判断。

2007-10-18 00:41:07 | Weblog
朝から晩まで文教委員会が続きました。
こういっては何ですが、珍しいことです。

『岡山っ子育成条例』に関しては、当局・審議会の示す
素晴らしいビジョンに対して、実際の実践の方法や実行
評価の方法など、リアリティーに欠けた部分に対しての
各議員からの指摘や批判が出ました。
当局(教育委員会)も不備を認め、実際に動いてみた後の
ことについて今後、詰めていくことを表明しました。

『事業仕分け』については、用務員のあり方についてと
図書館のあり方についてが議題でした。
用務員に対し、市民側からは現状に不服の意見が多かった
ものの、議員・当局は共にその必要性を高く認め合い、今後
そのような民意に対しての理解を求めていくとともに、現場の
あり方については見直せる所は積極的に改善していこうとする
意見で一致しました。
図書館については市民の皆さんからも賛同的な意見が多く、
当局・議員側も一致。今後も運営等の改善には積極的に着手
することとしました。

『金剛山歌劇団への後援申請の不承認』について。
前提となる、会場問題は15日の判決によってシンフォニー
ホールが全面敗訴したため、会場として使用されることが確定。
周辺への妨害行動による近隣の危険性を考慮する…という項も、
判決により警察の職務分野であり公演側の危険行為ではないと
いう、当たり前の判断により条件クリア。
そうなると教育委員会が下した不承認の判断根拠がなくなる為、
会派の総意を代弁する形で僕が質させてもらいました。
しかしながら教委側は、頑なに後援を拒否する姿勢を崩さず。
これは非常に危険なことです。
中身としては、教委は右翼団体の妨害行動に屈することになる
からです。こういう前例を作ってしまうと、この先の判断基準
や外部団体との関係が著しく歪んでしまいます。
僕だけでなく周りの議員からも、教委の姿勢に対して批判が
相次ぎましたが、今日のところは態度を改める約束は取り付け
られないままに閉会。
会場が決まらない状態での不承認は理解できても、決まった上
でも尚の不承認は戴けません。素直に柔軟に、その時その時の
正しい判断と決定をしていって欲しいものです。

本会議よりも長い委員会を初めて体験しました。
懇意にしていただいてた教委の方々にも苦言を呈し続け、聊か
人間関係に支障をきたすかもしれませんが、そんなことで自分の
意見を左右させる訳にはいきません。
先輩の田原さんも、まだまだ経験の足りない長井を心配して
傍聴に来てくれてましたし、正しいと思うことをきちんと主張
していける議員のままで居たいと思いました。

現市政には、まだまだおかしな所が山ほどあります。
今件など、その中のほんの一つに過ぎません。これからも少し
づつ、改善・解決に向けて戦っていこうと思います。