長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

送辞?答辞?

2011-03-30 04:11:18 | Weblog
ボクには温かい仲間がたくさん、いる。
こうして長いこと更新をしていないと、見るに見兼ねて
“4/1になったら書けなくなるんだから、今のうちに書いとけ!!”
と鼻息を荒くして迫ってくる者まで…。

有り難いことです。

日ごろ、たいして閲覧もされているようでもなく軽視しがちだった
この取り組み、そう言ってくれる仲間のためにも今のうちに改選前
最後の更新をしておきます。。。
長くなりますよ。

東北関東大震災については、とくにこうして文章にして著すこと自体が
軽く思えて避けてきました。起こった日から、周りの仲間たちが起こす
支援のためのアクションに、政治として行政としてやるべきこと・渡す
べき橋を架けることに汗をかいてきました。
改選前の難しい時期で、正直とても辛かったですが、やはり胸に手を当て
想ってみれば、やっとかなきゃ後悔するであろうことを優先してやって
これたことに正しさと落ち着きを覚えます。待ってはくれなかった改選の
戦いを、もう間近に控え、これ以上はストップせざるを得ませんが、また
区切りが付いたら続けていかねばならない政治作業だと思っています。
引き続き、市議会の場でメインテーマにしていけるよう頑張りたいです。

さて、
ボクが市政への参画を目指して活動を始めたのが、約6年前。
高井たかしという、市長選に敗れながら再びのチャレンジを期して
立ち上がろうとする人と一緒に、2人で活動を始めました。
総務省を辞め、岡山の地で政治を志し、困難な道のりを歩もうと、強く、
優しく温かく生きる彼とともに、いつも口にし、頭に描き、議論を交わして
いたのが地域主権。この改革の道筋。
言い換えれば、高井さんとともに進んできたこの道のりは、地域主権改革の
ためのもの、ということ。
ボクは先に市議会に送り出していただき、高井さんも国政の場に参画する
ことができました。そして岡山市は政令市へ移行。二人で夢に描き、目指して
きた改革の流れはとてもスピーディーに進んでいます。

市議選も市長選も、4年に1回しか刷新のチャンスがありません。
このタイミングで、2人で悩み、出した答えはとくに北区の市議選に
表れています。
“志を同じくする仲間を増やさなければ、本当の改革は進まない”
ボクよりも若い新人が、3人も立ち上がってくれました。そりゃボクは
苦しくなりますが、そんな小事に囚われていては大事を成すことが
できません。全員でもがいて、同じく苦しんで、乗り越えて掴まねば
ならない手綱があるんです。
“今の民主党は…”とか“そんなに一気に増やせるか…?”
などという声に負けることなく、全員が乗り越えて改革の速度と角度を
操れる存在になってくれることを信じています。

もちろん、自分も乗り越えなければなりません。

今の岡山市政は、暢気である。
危機感が足らず、事なかれ主義である。

地域主権の流れが加速し、政令市となった岡山市が考え、備え、発案して
いくべきは、都市間競争に負けない岡山づくりのためのメニューである。
それは公共交通政策の強烈なリメイクであったり、
ファジアーノ支援を機とするスポーツ振興政策であったり、
子育て・教育分野での他の追随を許さない投資であったり。

そこそこ豊かで、そこそこ幸せな、変化を望まない守旧的な体質は必ず、
将来に影を残す。保守的であることと守旧的であることとは違う。
たとえば、京都の圧倒的な歴史・伝統感は、守旧をもって続いているのではない。
あるべき型、守るべき筋を大切にしながら常に、絶えず、時世にマッチさせる
努力を続けてきたからこそなのだ。
古いものにしがみ付くことを選択してきた何某は、大きな流れの中で必ず
埋没し消えてきた。

古き良き(?)時代は、いつも必ず終わる。
そして必ず、新しく厳しい時代を乗り越えなければならない。
ボクは今を生きていることに感謝しています。
新しく厳しい時代を泳ぎ、創っていける今に生を受けていることを幸運に
思っています。
そのうえで、政治という仕事をやれていることにも。
だからこそ、真剣でなければならないんです。そこそこ…じゃダメなんです。

誤解されるかもしれません。長井は相当、革新的だと。
まったく逆です。
座右の銘は、温故知新と中庸の徳、です。
人が幸せであるために、豊かであるために必要なのは、強さです。
強さとは、ズルさや賢さではありません。またそれで得る利でもない。
強さからしか、本当の優しさは生まれないのだと伝えたい。

将来の岡山を想う時、子どもたちを想わずにはいられません。
彼らの将来のために、彼らにバトンタッチする時、僕たちはどんな岡山市を
引き継ぐことができるだろうか。これが市政の根幹です。
「未来への投資」
ボクのこのキャッチフレーズ、政治信念は、この想いから生まれた言葉です。
彼らを眺め、彼らの将来を浮かべるとき、自然と表情が柔らかくなって、
元気とやる気が湧いてきて、頑張れるものです。それが本当の強さです。

岡山の政治を変える。
言葉にすれば、短くて簡単です。
しかしその中身は、とても複雑で困難でしょう。
でも、今だからこそ、やらなければならないんでしょう。
そのために僕たちは今、この年齢で生きているんでしょう。

岡山が好きです。
子どもたちにも、岡山を好きであってほしいと願います。
それが必ず、将来の岡山の力になるのです。
そのための“しかけ”を、政治が施さなければならない。
どんなに困難でも、変えなきゃならないものは変える。守るべきものは守る。
それが本当の強さです。本当の温かさです。
4年前の初当選以来ずっと、ファジアーノへの支援を議会で言い続けてきました。
最初はいつも、議場で笑われ、支援者の皆さんからは“もうやめろ”と言われて
いました。
4年経った今、議会では「ファジアーノを支援する議員連盟」ができ、市政では
練習場整備に向けた本格始動が始まりました。感無量です。
交通政策にしても、やれLRTだ、バスがどうこう…路面電車は…と個別の
切り売りの話しかなかった。4年間ずっと、“包括的総合的な公共交通政策の
見直しを!!”と訴え続けてきました。
今年になってやっと、公共交通の総合的な見直しを議論する、市主導の会議体が
できました。こういうことを“政治的成果”と呼ぶのです。
あそこに道路を通した、とか、あそこのグランドはワシが…とかでなく。

宣言どおり、とても長くなりました。
そろそろ嫌になってきたでしょう?

ご案内のとおり、4年に1度のチャンスが4/1から始まります。
このチャンスは、皆さんのためのものです。
そして皆さんが積極的に、今を変えよう!前に進めよう!と思ってくださる時に、
ボクはその中で強く光る選択肢でいようと奮起しています。
どうか皆さん、4年に1度の機会、参加してください。
その手の中にある権利を、無駄にしないでください。
僕たちが変えるんじゃないんです。皆さんが変えてくださるしかないんです。

…もうすぐ夜が明けます。
鼻息荒くしていたあの人たちも、これで少しは収まってくれるでしょうか笑

波に持っていかれたあの地にも、変わらず明るい太陽が昇っていることを願って。
失礼します。。。