こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

うれしいことと悲しいこと

2012年06月26日 | 仏教

日帰りの東京出張。

早朝から一路福岡空港へ。

予定より早く到着しそうなので、途中のサービスエリアで朝食でも。

食堂に入ると、さすがに早朝ということもあって、

お客さんもまばら。

メニューは和定食と洋定食の2種類。

和定食を注文し、ほっこり待つこと10分。

一方、洋定食を注文した人たちは、すでに食べ終わってレジへと足を運んでいる。

和定食って案外時間かかるもんだなあ・・と思いながら待つこと20分。

すると、沢山の和定食を積んだ大きなゴンドラが厨房から出てきた。

やっとありつける・・・とホッとするもつかの間、

とうとうゴンドラに積まれた和定食の全てが配り終わられた。

・・・わたしのは?

・・・たしか、今ここにいるお客さんの誰よりも先に注文したはずの私の定食は?

なんか大変腹が立つ。とても悲しい。とてもくやしい。

時計を見ると入店して30分近く経過している。

おちおちしてられない。飛行機に乗り遅れたら大変だ。

さっさと席を立ち、マネージャーらしき男性に、

「わたし、時間がないので帰ります。」と、挨拶をして出て行った。

売店のサンドイッチで朝食を済ませる。

・・・

東京での会議が終了し、帰路へ。

羽田空港の売店でお土産でもと、

過去(10年も昔)にも3.4回訪れたことのある文具店で買い物。

支払いのあと、ふたりの店員さんから、

「いつもお買い上げありがとうございます!」と気持ちよくお礼を言ってくれる。

なんとまあ、滅多に来ることのないお客を覚えてくれてる。

とっても良い気持ち。

気分良く追加の買い物をしてから、搭乗口へと向かった。

 

人間って、自分のこと向いててくれると、うれしいし安心できるしおだやかでいられる。

逆に、自分のこと知らん顔されると、腹立たしいし、くやしいし悲しくてたまらない。

 

そんなことを思った日帰り出張でした。           合掌

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (末娘)
2012-06-27 16:33:51
私はそういう事は絶対我慢出来ないです。
必ず一言二言言ってから出ます。
原因は何だったのでしょうか?
注文をとりに来た人が忘れた?そんなことは無いですよね。厨房が順番を間違えた?
読んだだけで腹が立つ。
子供が成長するのに大切なこと、親がちゃんと自分を向いてくれてると言う安心感じゃないでしょうか?でも子供だけじゃなく大人だって相手にされると嬉しいですよね。呼んでいてそんなことを感じました。
Twitterとかまさにそれに近い状態ですよ。
人間はと言うか私は決して一人っきりの「心」で生きていくだけの強さは持ってないので特にそう思うのかもしれませんが。
返信する
沸点 (石田 光洋)
2012-07-13 15:20:19
まさに放置状態のコメント返し、誠に相すいません。<(_ _)>

人それぞれ沸点が違いますよね。
この違いはどこに原因するのか?
同じ事柄でも沸点が違ってきます。

思考回路がいろいろと経由していく人と、直行する人、深呼吸する人と浅い呼吸の人、生きるエネルギーが低下している人とモリモリの人。
・・・良い悪い飛び越えて、こんな事考えると、結構面白いかも、と感じました。
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