ラジオやネットに流れている音楽を聴いていると、
ときどき「あっ、いいねえこの詩」って思える曲が
たまにある。
昨日伴侶が血相かいて「ねぇねぇこれ見て!」と、
槇原敬之の詩を目の前に持ってきた。
目を通すと、彼女の心を動かした理由がすぐにわかる。
内容がまさしく仏さまの説く世界。菩薩さまの生き方そのものなのだ。
仏教では、「菩薩行」とか「自利利他不二」とかいう言葉で
言い表す内容だ。
そのことを、仏教用語ひとつ使わずに、
お香臭さをみじんも漂わせずに表現したこの曲は、
私たちのような立場にいる人間にとってみれば、
めちゃくちゃ優秀な歌に思えるわけだ。
憎らしいけれど、槇原の感性はすごい。
歌を通して若い人たちを知らず知らずに、
そして確実に導いていくことが可能だ。
うらまやしい。いや羨ましい。
・・・
思えば、先人たちは昔から様々な技巧を凝らして、
仏教を大衆に伝えようと試みてきた。
ご詠歌や琵琶演奏なども、その具現化した形であるに違いない。
槇原みたいな詩が書けたなら、わたしもギター片手に町内行脚。
槇原みたいな曲が作れたら、わたしもピアノ背負って町内行脚。
な~んてメッチャ甘い夢を思い描いている今日この頃、槇原の詩を一度
熟読してみませんか
1932年にメアリーが書いたオリジナルバージョン
Do not stand at my greave and weep
Words by Mary Frye
Do not stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am in a thousand winds that blow
I am the softly falling snow
I am the gentle showers of rain
I am the fields of ripening grain
I am in the morning hush
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight
I am the starshine of the night
I am in the flowers that bloom
I am in a quiet room
I am in the birds that sing
I am in the each lovely thing
Do not stand at my grave and cry
I am not there I do not die
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/sennokazeninatte.html
この詩は、世界各地でいろんな物語を綴ってますね。何年にも渡って。
ネイティブアメリカンから生まれたんではという推察がありますが、どちらにせよ、大自然の恵みと厳しさの中で生きてきた人々から生まれたものであることはかたいでしょう。
仕事中ですが、はまりました!!
紅葉の季節、台風で塩枯れした銀杏の木を窓から眺めながら、光洋さんの言葉をかみしめています。
厳しい冬を乗り越え、巡り来る春に思いをはせながら、子どもの未来のためにがんばります。
誰にでも教えたくなる、そういう詩ですね。
わおう!
ようこそ、お参り下さいました。嬉しゅうございます。つまらぬつぶやきですが、身辺の思いを時折綴っております。赤瀬さまのお仕事の邪魔にならない程度の内容だと思いますので、時々御参拝下さい。お待ちしています。
>大閑さま
循環することで浄化が進み、浄化することで宇宙がみえてくる。槇原の詩や、千の風に・を読みながら、そんなことへ連想がいきました。宇宙へ還元できずに、ドンヨリとよどんでしまっている魂がいささか増えすぎたようです。(ちょっと表現がきつい?!)