こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

【新年の法話】

2024年01月07日 | 仏教
・お坊さん同士の業界用語的に

・「二利双修」という言葉があります

・「二つの利を双方ともに修める」といった意味があります

・行動の規範になる考えかたです

・一つは「利他」

・私の行動は、人の役に立っているか?と言う問いかけです

・ヒトは原初の時代より「貢献」することで集団に強固に帰属してきました

・孤独では生きられない自然界において、最大のライフハックは「貢献」でした

・言ってしまえばヒトは人の役に立つために進化してきました

・もう一つは「自利」

・自らの役に立っているか?と言う問いかけです

・他者に貢献するとき、まずその需要を把握することが肝要です

・他者の気持ちに心を通わせるには、自身の心身が共に充実していることが大切です

・自身の愛し方を知らないものは、他者を愛し方も知らない、という文脈です

・つまり真に他者の役に立つには、自身の心身の充実を先ずもって鑑みることが大切です

・自身を大切に重んばかることができれば、他者へ気持ちを通わせる余裕が発生します




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