こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

供養ということ

2013年08月06日 | 仏教

お盆には、ご先祖へ供養をします。
ご仏前に物をお供えする。これを「供物(くもつ)」。
花をあげることを「供華(くけ)」と言いますが、
そもそも「供養」ってどんな意味なんでしょうか?
それは、文字通り、養いを供える、という意味だと思います。それで供養。
では、「養い」って何を養うんでしょうか?
それは、私たちの思いや態度(姿勢)、言動を養うんですね。
その養った思いや態度(姿勢)、言動を、ご仏前に供えるんですよ。
「供養」ってそういう意味だと思います。
故人やご先祖を偲ぶ。心をいたす。読経をする。お寺参りをする。お坊さんの話に耳を傾ける。
お墓や仏壇を掃除する。もちろん、供物や供華もする。ちょっと深呼吸して自心の仏性を見つめてみる。
そんな具体的な一つ一つの行動が、まぎれもない「供養」の本質だと思いますよ。

 

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