こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

向き合い

2007年02月09日 | 教育
明日は、小学校を会場に「漢検」がおこなわれる。
「漢字検定試験」だ。
今、次男坊と伴侶が、各々の目標とする級に合格するため、
戦闘態勢に入った。

長男はすでに昨年、目標レベルに到達し余裕のヨッチャン。
母親に向かって、「お母さんが追いつくまで待っててあげる。」と。
その言葉に奮起した伴侶は、長男の合格したレベルのひとつ上を受験申し込み。
「お母さんがワンステップ上で待っててあげる。」と。

いささか後悔の念がないでもなさそう(笑

ともあれ、家族中がひとつの目標に向かって取り組む姿は、とても良いものだ。
ほのぼのとした安堵感や幸福感まで味わえる。


よく世間では、
「子どもと向き合いなさい、対話をしなさい、ふれあいなさい」という。

これは、ややもすると勘違いされる言葉かも知れない。
親と子の向き合い・・・ベクトルは決して対向するのではない。
子供と共に何かの目的に向かうもの。
具体的な行動、作業活動をすること。
ファミリーマラソンとか、その他のスポーツイベントにむけて、
ともにトレーニング。
夏休みの作品を一緒に企画制作し、入選ねらい。

・・・親子で楽しめる何かを見つけて、
一緒に取り組んでいくその過程において、
真の向き合い、語り合いが生まれるような気がする。

子どもとのふれあいに、糸口を見いだせないでいる親子がいるとすれば、
ベクトルを同じ目標方向に向かわせるというやり方に、
意識を変換してみると如何かと思った。

ちなみに、私は明日、ご法事がたて込んでいて、
漢字検定に臨む事ができない。・・・残念っ!!

                  

                 
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