こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

端午の節句

2005年05月05日 | つれづれ
午前中は、子供会の催しで、
子どもたちは、
それなりに楽しんで帰ってきたようです。

端午の節句。
子どもたちも大きくなって、
鯉のぼりこそ建てなくなりましたが、
軒先に、菖蒲とヨモギを取り付け、
菖蒲湯につかる。

いいですなあ、日本の伝統的慣習は。

菖蒲湯は、《蘭湯》又は菖蒲湯といって
漢方の湯治療法の一つらしい。
ことに《ショウブ》の語が《尚武》
に通ずることから、
端午の節句と一層結びついたものであろう。
古くは《端五》の節句と書き、
5月5日に推古天皇のとき以来
《薬日》として山野に薬草を採集することが
恒例となった。

・・・とものの本に書いてありました!(笑

旧暦ですと、梅雨真っ盛りの季節ですもんね。
食べ物は傷むし、細菌やばい菌は繁殖し、
気温と湿気の上昇は、
人間の、ことに幼い子どもたちの身体をむしばみ、
色んな病気を発症させていたかも知れませんねえ。
こんな時節に、
子どもたちの健全な発育を願う気持ちから生まれた
菖蒲湯の習慣かも知れません。
コメント
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