食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、チャイナタウンのスーパー』

2014年01月23日 18時06分29秒 | 旅行

シンガポールは中国系が70%を占め、マレー系、インド系などが残りを占めるから言葉も英

語を主としながら中国語が混じる新語Singlish(Singapore English)シングリッシュと言われる

所以だ。庶民の胃袋を満たすスーパーは興味深い。魚や魚介の中には日本ではお目にか

かれない種類のものも多くあり、結構グロテスクなものもあった。相変わらず中国系住民の食

卓は私たちの度胆を抜く。ゲージが置かれてあり中には、小さい生きたカエルが犇(ひし)め

いている。

すぐ隣には大きな食用ガエルが紐に繋がれ、招き猫のように座っていた。違う店に行くと種

類の違うカエルが並べられている。

チャイナタウンの珍しいものを見てマーライオンへ、ガイドの説明

『世界の3大がっかりはマーライオン、コペンハーゲンの人魚、ブリュセルの小便小僧』とやり

だした。確かに訳の分からないライオンが水を吐いている、現地の人はライオンがゲロしてい

ると言っていた。私たちが行った時は建国記念日に合わせて清掃、お色直し中で足場を掛

けられていた。それでなくても、3大がっかりなのに、檻に入れられたライオンでは更にがっか

だ。私が興味を抱いていたのはホーカーでの食事だ。今では日本でもフードコートと呼ば

れる色々な店がファーストフードを提供するようになった。ホーカーはシンガポールのフード

コート、美味しいものが安いのが魅力だ。

シンガポールでは家庭で料理を作るよりホーカーで摂る食事の方が多いと言われている。住

宅は集合住宅が基本だからベッドタウンのような街にはホーカーが付き物になっている。

事前にリサーチしておいた『フッケンミー』なる麺料理を食べたかったが、似たようなものしか探

せなかった。ここでは中華、イタリアン、インド、和食とバラエティーに富んだメニューがあり、席

も数百近い大きなホーカーだった。食後のジュースは果物を直接絞って作る生ジュースだから、

新鮮でとても美味しい。マンゴー、パパイヤ、メロンなど様々な味が楽しめる。それにしても安い。

はたっぷりあるジュースは日本円で200円もしない。ホーカーに満足した後は免税店で解散と

なった。

大きな店でブランド品に目のない人や新しいファッションに興味のある人には、何時間居ても飽

き足らないほどの店がある。私たちには退屈至極な一時。午後からEさんとホテルで会うことにし

ていたので、私たちはタクシーを待っていたら急にスコールがやってきて、タクシーが来なくなっ

てしまい暫く待たされる結果になった。


『SCCの乱高下』

2014年01月23日 18時04分53秒 | 日記

3か月に1度通っている定期健診の日、昨日の日中に溶けた雪が夜中から朝にかけての

冷え込みで凍結してしまい、道路はバリバリと硬い雪、溶けて水になっていた部分はツル

ツルのアイスバーン。乾燥している所は普通の道路だから安心し切っていると酷い目をみ

る。少し早目に家を出た方が良さそうと車の所に行くと、フロントガラスに積もっていた雪は

貼りついて取ることはできないし、ドアも開ける時にはバリバリと音を立てる。勿論、ガラスは

真っ白だから、湯をかけないと運転できそうにもなく、乗用車は諦めて車庫にある軽トラで出

かけた。

皆、道路の具合を心配しながら慎重に運転しているから渋滞気味の道を病院に向かう。

予定より15分くらい遅れて到着すると、出足は悪いらしくいつもより駐車場はガラガラ状態、車

から降り歩こうとするとツルリ・・・血液採取の待ちは殆どなく8時40分には終えて、少し遅い朝

食としてコンビニでサンドイッチを買い一息ついてから消化器外科の受付をする。検体採取後

にこの病院内で検査することが出来るようになったので、検査結果待ちで1時間はかかるから、

待合室でのんびりとコールを待った。いつもの光景、呼ばれた人の多くは夫婦で診察室に入る

のを横見目に見ながら、先生から妻と一緒に来るようにと言われたことを思い出していた。外は

晴天だが随分と冷えていたから、急いですることもないし、ゆったりと待とうと思っていたら、こん

な場合は案外と待つことは少ないものだ。

昨年10月28日の検査でSCC=1.7だったものが2.1に上昇し、急きょ11月18日に造影剤CT検査

を受け異常なしの結果を受けて暫く様子を見た後の検査となった。腫瘍マーカーSCC=1.1と大

幅な低下に、先生の説明はいつもと同じで『長期レンジの傾向をみるもの、変動で一喜一憂す

る必要はない』昨年3月は1.0だったものが1.8-à1.7-à2.1と徐々に倍の数値まで上がったから、

余りいい気分ではなかったから、造影剤CTで異常なしでもPET検診を受けたら更に万全ではな

かろうかと考えたこともあった。脛に傷を持つ身だから弱気に転げるとどんどんと深みに落ちて行

くような気がして、そう感じたらググーッと強気の方に引っ張り上げるよう、自分自身を叱咤激励し

続けている。

何も処置していないのに勝手に上下する事から、私のSCC基準値は1.5と勝手に決めてしまって

いる。ネットでも癌でもない人が検診でSCC=2.0だったからと癌の心配していたり、SCC=2.0は正

常値と言う意見もあったり、僅かな重さしかない1.5ngはとても重い意味を持っているようだ。

基準値なるものがある以上は、その数値の中に納まっていてくれればそれが一番安心できる。

『あと9か月すれば丸5年が経過しますね』と先生の言葉。

『5年過ぎても癌との戦いは終わらないでしょうから・・』と珍しく殊勝な私の弁。


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