食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

10Kgのブリを捌く

2011年12月31日 17時33分11秒 | 癌のこと

山陰地方では、正月の魚といえばブリである。今は薄れているかもしれないが

昔は結婚したら年末に嫁方から婿方にブリを贈る習慣があった。だからという

訳でもないのだろうが、我が家もブリを1本買いし、刺身、ブリ大根、付け焼き、

塩焼など様々な食べ方をする。

実家だけなのかどうかは分からないが、ブリは脂が濃いので刺身を食べる時は

おろし大根と一緒に食べるが、これは実に美味しい。養殖ものは特に脂が濃い

のでお勧め。

さて、今回のブリは大物過ぎて捌くのにちと手こづった。家の台所では難しいた

め、山小屋で軽トラックの荷台を調理台にして粗方ばらし、後は小屋の中でゆ

くりと。

                                

 

大体の仕事は終えたので、少しテレビでも見ながら、初詣に備えるとします。

皆さんもいい新年をお迎えください。


べったん、ぺったんと餅つき

2011年12月30日 21時00分00秒 | 日記

 午後からの餅つきに備えて朝から、その準備に追われ昼食もそこそこの忙し

さだった。もち米を蒸すクドは小型の薪ストーブで代用し、セイロは自作のもの

を使用して、一応本格的な餅つき。この団地には110軒ほどの家があるが多

分、杵と臼でつく家は私のところだけだと思う。近隣の農家でさえ、みな機械

でつく。我が家は貴重な一軒なのだ。

 孫も挑戦  横の方では牛スペアリブを

娘たちのところを含めて5升ほどの餅つきで実質2時間弱で終わり、準備・後

片付けの方に時間がかかった。餅つきの傍ら、七輪でスペアリブを焼きなが

らチビリ、チビリとお神酒を頂くが、野生趣あふれる食で2Kgをペロリと平らげ

てしまった。夜には、すき焼きを1.7Kgも・・・・・若さはどんな胃袋 ?

 


松前漬けデラックスをつくる

2011年12月29日 20時47分12秒 | 日記

年末行事のもう一つが松前漬け風、デラックス漬けをつくること。

     

するめ・昆布・数の子、サーモンを刺身、材料を敷き詰める、完成、重石をする

 

作り方はおおざっぱで簡単

1.白菜(今回は3kg弱) 1個

2.するめ(3枚)、数の子(450g)、刺身用サーモン(片身) 

 するめはハサミで千切り、数の子は塩抜き(自分の好みの塩梅に)しスライス、

 サーモンは刺身

3.前処理として、白菜を干しシンナリしたら塩漬けにしておく(白菜の浅漬け)

4.器にサランラップを敷き、白菜の上に各材料をお好みの量を置き、再び白

 菜を敷き、これを繰返す。

5.重石を置き2~3日したら食べられる。

塩加減は、全くの適当で数の子の塩抜き具合で変わってくる。しっかりと塩抜

きして醤油をかけて食べても美味しい。これに網エビの塩辛を入れるとこくが

でてくる。韓国でキムチの作り方を教わった時、網エビの塩辛は必須と教えら

れた。

明日は、餅つきの予定で準備は万端だが、夕方から時雨、しかも寒いので夜

半には雪に変わるかもしれないが、車庫の中でつくので問題はない。夜は、忘

年会の予定なのでblog upは難しいかも。

  

朝の内は天気よく、豊作だった柿の色がきれいだった

 

 

 『手術の後遺症について』

治療のため手術をして、臓器のすべてまたは一部を摘出すれば全てハッピー

になると考えてしまう。術前に手術の後遺症について説明があったとしても、そ

れが出るかどうか、でた場合の程度など個人差が大きいことから、自分の身に

何が起こるかは分からない。

だから、私の場合も生半可な理解でしかなく、それよりも目の前の手術が大き

な壁で、後遺症を心配する心境ではなかった。

手術して、臓器の一部なり全てなりを摘出してからでは取り返しがつかないか

ら、医者とよく相談することが勧められている。私の場合は手術以外に治療方

法がなかったから選択の余地はなかった。

人間の身体はよくできたもので、要らない部位などなく、仮に一部でもなくなる

と必ず不具合が出てくるから不思議だ。私にも後遺症と思われる症状(手術と

の因果関係は不明だが術前には全くなかったこと)が色々とでた。ネットで同

じ闘病者の情報を調べると、共通するものがあれば私のものとは違うものも多

く、個人差の大きさを感じている。

同じ症状が掲載されていると、やはりそうだったのかと安心できる。

 


世間は仕事納め

2011年12月28日 20時14分40秒 | 日記

     絞り器         

昨日からの酢橘ドレッシングつくりは午前中で終了。これに少しだけ塩を加えると、酸っ

ぱ辛い味になり、刻みキャベツにかけて食べると最高。また、サーモンを使ったマリネ風

にもぴったり。スダチを絞り器に挟み、押しつぶすと下のボウルに絞り汁がたまる。

時間はかかるが新鮮な酢橘ジュースならぬ、ドレッシングができる。年末の予定は、田

舎暮らしを象徴するようなスタイルを踏襲している。

もともと、山の育ちでも農家でもなく、また八雲町に来るまで、田舎暮らしをしたことはな

かった。今では、すっかりと田舎に馴染んでしまった。

  29日 餅つきの準備。もち米を蒸すためのカマド、薪の準備。

  30日 午後から娘夫婦、孫たちと餅つき、べったん・べったん、終了後に忘年会

  31日 夜中から近くの氏神 毛社神社(もこそじんじゃ)に初詣

   1日 娘夫婦、孫たちと恒例の新年会

  

『手術を受けるまでの心境』

手術でどうなるとか、あれこれが心配など考えないようにし、手術をすれば、物が詰まっ

たりせずに食事がとれるようになること、また煙草を吸ってから本格的に禁煙することを

思い浮かべるようにした。他人からみると図太い神経のようらしいが、これでも結構・・・

繊細な時もある。

ところが、何ということか、手術への不安が大きく、大きくなり奈落の底へでも落とされる

ような心境になったことがある。

頭の中を駆け巡る不安に対して、ふと浮かんだシーン・・・・・・ 小さな赤ちゃんが難病や、

手術を受けたくさんの管をつけられながら、一生懸命に!、健気に!病と闘っている姿だ

った。あんなチビちゃんたちですら耐えているのに、男だろ、いい歳をして何やってんだ・・

と叱咤された。この対比はとても説得力があり、不安という言葉を払拭してくれた。

 


スダチドレッシングつくり

2011年12月27日 18時44分13秒 | 日記

本日は、『酢橘ドレッシング』作り

近所の人からたくさんのスダチを貰ったので、恒例の酢橘ドレッシング作りに励んだ。酢

橘を半分に切って、押しつぶすと汁が溜まるように作った自作の装置が、行方不明にな

った為、新たに酢橘ドレッシング製造装置の作成から、何と手のかかることやら・・・・・・

結局、午後からドレッシング絞りを始めたが、半分くらいしか出来なかった。約300cc

はあると思う。明日、残りを絞る予定。写真のアップは明日に。

年の瀬なので、近くの人がしめ飾りや輪じめに使う裏白を採りに来られる。この山の周

辺には沢山のしかも良質の裏白がワンサカとある。世間は、完全に師走モード。

 

『術前の検査は怖い』~『抗がん剤治療』

最初に受けた血液検査の結果は讃嘆たるものだった。特にγGTPは2090と正常値の

100倍もあるし、他の項目も異常を示す*印が散りばめられていた。

医者からは今の健康状態では、あの大手術に耐えられるか分からないとサジを投げら

れてしまうが、私は下をジッと見つめ嵐が過ぎるを待つだけ。とはいえ、これで手術しな

いとなると数か月もすれば食道は塞がって食べられなくなり、更に体力を失うことになる

ので、何としても手術にこぎつける必要がある。

禁酒・禁煙・・・・遂に死刑宣告にも近い禁止令主治医からの今後の治療方針を説明さ

れた。

   1.術前検査により手術のリスク回避

   2.術前に抗がん剤治療、(化学治療)を施す

   3.手術 食道がんは他臓器、リンパ節への転移は認められない。5年生存率は

        40%くらい。

     食道を摘出(20cm位)、同時に胃がんも1/3摘出、その代用は大腸を移植  

   4.術後の状態を診て、念には念を入れた抗がん治療

検査は心肺、消化器の全般にわたって行われるが、一番怖かったのは心臓カテーテル

管を、細いとはいえ心臓まで入れて調べるのだとか、もしもそれが間違って心臓に突き

刺さってしまったら・・・なんて思うと、それはそれはでも、結果はそれ程でもなく落ち着

いていて冷静に淡々と、いい子・いい子していた。

抗がん剤治療は5FUとシスプラチンの組み合わせで約2週間の入院だったが、私の場

合はこれといった副作用がなかった。赤血球が多少増えたこと、髪の毛が多少抜けた

が、その他には何の症状も表れなかった。ただ、利尿剤でトイレには30分に1度のわ

りで、24時間つづく。その量もトータルで3リットル/日にもなる。

点滴漬け、トイレ漬け以外は問題なし、『吐き気とか不快感はありませんか』と毎回、看

護師は問いかけるが、いつも何にもなしと返答するのが悪いような気がしてくるほど元

気。抗がん剤治療の副作用は個人差が大きいようで、術後の抗がん剤治療でも同じだ

った。

 


二つのがん

2011年12月26日 18時47分28秒 | 癌のこと

                      

         山小屋に降った雪、後方の煙は薪ストーブのもの

昨年の大晦日から正月にかけては、近年にない大雪に見舞われ

寒い年の幕開けだった。

この雪は、その予行練習ではないだろうがこの時期にしては結構

な雪に見舞われた。雨や雪が降ると外仕事はできないので、道具

の整備や木工細工などが主体となるが、薪ストーブで暖をとりなが

ら読書は、ぽかぽか陽気の中では苦痛の修行になるので中々・・

 

『二つのがん』

平成21年7月、焼肉をしながらビールを飲んでいた時のこと、何か

喉に詰まったような感じがするので、ビールと一緒に飲み込もうとグ

イッ、どうも未だのこっているような、更にグイッと追加するも胸やけ

したようにムカムカしてくる。更にとビールを飲んだら、急に吐き気

をもよおしトイレに駆け込み、間一髪。

吐いた後は先ほどのことなど無かったかのように、焼肉・ビールを

堪能、こんなことが1か月の間に数回起こった。客観的に診て、物

が食道または胃の入口で詰まるということは、その部分が狭くなっ

ている、つまりポリープか腫瘍がある以外には起こりえない。

自己診断の結果は、『良性・悪性腫瘍により食道が狭くなっている。

タバコは約40年しかも今でも2箱/日、酒は約30年と医者に言

わせれば不摂生な暮らしを続けてきたことから『食道がん』を覚悟

せよ』だった。

 

病院は予約なしの急患の形なのに、どうせ胃カメラを呑むことにな

るのでと絶食で行くという矛盾。消化器内科に行ったら予約で満

杯のため総合診療に回され、問診の結果、内視鏡検査へ、ゲボゲ

ボ言いながら太いカメラを呑みこむ。  『楽にしてくださいね』・・・

看護師の声『早く、カメラを抜いて楽にしてくれーーーーっ』

悪戦苦闘の結果、『食道がんに・・・・胃がんもありますね』と医者は

こともなげに告げる。

これは、これは、晴天の霹靂。1回の検査で2つのがんを見つける

なんてルール違反だ・・・・・

食道がんは自己診断通りだから許される、がーーーっ! 胃がん

なんて何だ !と思ったが『食道下部と胃吻門(ふんもん、入口)

のがんだからすぐ近くどうし、一緒に手術すればいい』と考えるよ

うにした。

食道がんと胃がんとの関連性はなく別々にできたものだと医者の

説明。これから約2か月後に手術をするが、それまでの検査は精

神的に苦痛で『早く手術をしてがんをやつけてくれ』とひたすらに

願っていた。

大体に、困ったことがあると色々と調べるのに、今回は手術が終

わるまで主治医を信頼し、医者の言う通りにするので他の情報

は要らない。セカンドオピニオンなんて糞っ喰え。

本当は色々な悪い、都合の悪い情報ばかりに囲まれてしまうのが

怖くて、怖くて・・・・・・

妻には自己診断の時にがん宣告をしていたので『食道がんに胃が

んが追加された』と軽く日常会話の一部のように告げる。

さて、これからが勝負だぞ !


食道がんについて

2011年12月25日 21時08分59秒 | 癌のこと

平成21年10月に手術をした食道がんの予後は、2年余経過した今も大きな

問題なく推移している。後遺症は多々報告されているが、私に起こった・起こ

っているものも確たる後遺症とは断言できないにしても幾つかは該当し、固有

と思われるものもある。

がん患者にとって欲しい情報は一般的に掲載されているものではなく、それと

は該当しないことが起こっていた場合、関連があるのか分からないので、それ

が大きな不安材料となるからだ。例えば、術後に乳にしこりみたいなものが両

方にでき触ると痛い、先生に相談し念のためマンモグラフィーへ、結果は

状なしだった。

ネットで調べたがそんな事例はなかったし他にも色々とある。自然の中の活

動と共に、そんなことも織り交ぜたblogにしたい。

 

12/24から雪が降っており、今日はwhite Christmas。

SlovakiaのPeterからは向こうもwhite Christmasだと

メールが届いた。

 

 


blogの開始

2011年12月24日 00時14分46秒 | 日記

初めてのブログなので様子が分からず、見よう見真似で作成を開始。格好よく

ジャーン!とデビューしたかったが、思いついてからいきなりのID取得で、練

習記事のアップ等々・・ 

シナリオを持っていないから、他の人に何をお知らせするのか、PRする必要が

あるのかなどを考えると形が益々みえなくなってしまった。創りながら、通り過ぎ

たことでも他の人の役になることもあればと、気休めの誘いに乗って、思うがま

まの記事を載せてみることにした。

     

練習でアップした自作の山小屋。手前は納屋。


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