食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、ナイトサファリ』

2014年01月29日 17時45分11秒 | 旅行

ナイトサファリはOPツアーに必ずでてくる。

私たちはEさんの友達S夫妻の運転する自動車で市内から、外れにある動物園に連れて行

ってもらった。シンガポールは国土が狭いから自動車地獄にならないよう関税を高くし個人

所有し難いようにしている。だから個人の自家用車に乗せて貰えるのは稀なことらしい。その

代わりではなかろうが、タクシーが安くMRTが張り巡らされている。ナイトサファリは言葉の示

す通り、夜のサファリだから、Sさんたちと夕食を一緒にとり北部にある動物園に向かう。こうし

た時の食事も色々な料理が大皿に出され、それを小皿に取り分けて食べる方式だから、色々

な一品料理を頂ける。満腹になったらいい時間、動物園に向かう。

動物園全体は夜の動物園を演出しなければならないから、必要以外の灯りは消されており、

暗闇に近い園内の散策を始める。南国のお化け屋敷でもあるまいに、暗い植物園の中を散

歩しながら、本命である動物たちを見物するトロッコ列車、おしゃれな言い方をすればトラム乗

り場に向かう。

夜の動物園は人気があるようで、トラム乗り場には長い列が出来ていた。私たちのお腹は一杯

だし急ぐ旅ではないから、余裕で並び待っていた。トラムに乗り込むとゆっくりとしたスピードで

走り始め、夜行性動物の生態を観察できるように工夫されている。そうは言っても、この動物た

ちは昼間にも勤務しているのに夜行性だからと夜勤までさせられている、これは動物虐待に他

ならない・・・なんて言うつもりはないが。

夜行性動物も夜の8時過ぎだと未だ寝起きの時間で調子が出ないだろうが、昼勤の続きだから

本当の夜の生態を見ることは出来ないと思う。

それでも、薄暗い所で見ることのない動物をトラムから眺めながら、30分ほどで園内を1周、トラム

に乗って動いている場所から見物するからライオン、トラ、河馬などお馴染みの大型動物が中心

だった。動物園は市内中心地から20km、ここから国境まで約10kmだから如何に小さい国かが分

かる。帰途についたのは11時過ぎ、Sさんの家は動物園から直ぐの場所なのに、わざわざバックし

て私たちをホテルまで送ってくれた。

これから3年後、2度目のシンガポールでも再開した時に盛り上がってた話、奥さんは旅行関係の

仕事をしているのでシンガポールに来る時は格安航空券を利用して、ホテルは彼女が安く手配す

るから、それにしなさいと熱心に勧められた。この時はSさんたちと会うことを知らなかったので手ぶ

らで行ったが、Sさんはお土産を持参してくれ大変恐縮した覚えがある。


『横綱、大関』

2014年01月29日 17時44分02秒 | 日記

近年の大相撲、横綱はモンゴルの指定席になり日本人横綱は遠い過去のことになって

しまっている。横綱は他のスポーツのチャンピオンと異なり強ければ誰でもなれるもので

はない。人間としての品格を備えていなければ、無類の強さを有していても横綱にはな

れない、これが杓子定規の解釈になっている。

日本人なら大抵の人がそうだと肯定するのではないかと思う。だが、品格の審査は誰が

するのか。品格を審査するのだから横綱候補者より品格の高い人でなければならないが、

横綱より高い品格と誰が判断するのか。また四六時中、横綱候補者の傍でその品格をチ

ェックしているのではないから判らないはず。なんて事を考えると横綱を決める人はいなく

なってしまうのではないかと要らぬ心配をしている。

品格は別にして横綱も大関も過去3場所の成績を基礎点にして、勝ち星の内容などが加

味され最終的にはアナログ的な決定がなされているようだ。最近の大関は優勝しなくても

成れてしまうから随分と大関の値打ちが下がってしまったように思う。

相撲が始まったのが判らないくらい関心が低くなっているのに、前述の体だから大関力士の

名前すら出てこなくなっている。知らぬ間に大関になり知らぬ間にカド番で騒いでいる。久々

に日本人大関と賑やかだったが優勝争いに加わることなど叶わぬ実力、給金直しに躍起が

頑張りどころの有様。

昔のことを言っても仕方のない事だが、今風に言えば関脇でもスターであり、大関、横綱に至

ってはスーパースターのような存在で、小さな子供たちからも羨望の眼差しを浴びていたもの

だ。大相撲の衰退は日本人力士の活躍が見られない所、一点に尽きると思う。若貴が活躍し

た、あのような活気が土俵に戻って欲しい。


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