食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『1月25日、内視鏡再検査』

2016年02月18日 17時30分18秒 | 日記

粉瘤手術で傷口は未だ抜糸が済まない状態で内視鏡検査の日がやって来た。この冬一番の寒気に見舞われ

昨晩に積もった10cmほどの雪は車の轍痕がついても溶ける様子はなく逆にツルツルの状態を作っていた。こん

な日は普段通りに家を出ると、とんでもない事になるのは間違いないこと。いつもより30分以上早く出かけると町

の出口辺りからノロノロ運転になるが停車することなくスリップによる渋滞だけは避けられている。

最近の車の装着するスタッドレスタイヤは性能がよくなり少々の雪でもスリップしたりすることなく、結果として渋滞

で三竦みなんてことは少なくなった。

30分ほど早く出発、ツルツルの道をゆっくり走りやっと到着したのは8時15分、45分以上もかかっていた。普段の

倍以上だ。いつもだと通院客が診察受付機周りに沢山いるのに、こんな日だから出足は悪く比較的閑散としてい

た。いつも通う反対側にある消化器内科の待合室に行くと私が1番目。スマホを見乍ら待っていると、こんな悪天

候なのに内視鏡の受付に次々と受診する人がやってきた。前回の検査で胃カメラに対する恐怖は全く無くなった

ので、何一つとして心配することはない。心配そうに問診票や同意書に記入している人を横目に、完全に先輩面

をかました私。診察に呼ばれ喉を痺れさせる薬、注射を準備していると別室の患者さんがゲーゲーと声を出してい

るのが漏れてきた。『肩の力を抜いて』と要らぬお節介。

カメラを呑む時、先生が『えーえー』と声を出してみてと言われたので『えーえー』と言っている間にカメラが通った

ようだ。あとは力を抜いて楽に、楽に。

途中で『体に力が入っていないかチェック』随分と余裕のある心構えで検査は楽に終わった。検査結果の説明では

開口一番『癌細胞ではないと思う』

この一言で胸の閊(つか)えがとれ、ぐぐーっと『嬉』が近づいてきた。

その後、主治医の先生から説明があったが慎重な姿勢には変わりなく生検結果を見て判断したいような感じだった。

こうして疑いがあれば徹底的に疑って貰えるから有難い事なのだが、疑いがあることは私自身の不安につながるも

のだから疑いが強ければ不安を通り越えストレスになる。だからおかしい話だが先生が疑うことを手抜きすると患者

のストレスは薄れる・・・・だが、先生は容赦しないで疑って欲しい。

こうしたことの中にある本質を知れば医者と患者の信頼関係はより強固なものになっていくと思う。患者にとって一番

の幸運は信頼できる先生に巡り合えるかどうかだ。私はその幸運を手に入れている。

 

    検査目的 H21胸部下部食道癌、噴門部胃癌にて食道切除、胃体上部切除、胸部上部食

           道、胃管吻合術施行のPT

           12/21 EGDにて噴門部口側の潰瘍病変指摘

           生検は悪性(-)Follow精査

    所  見  噴門部潰瘍H2

           萎縮性胃炎、腸上皮化生

    コメント  噴門部潰瘍は前回同様、悪性所見見ないも生検2回

 

全ての不安を払拭できるのは今回も採取された組織の生検結果だけだ。

結果が出る2月8日は最大の決戦だ。


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