食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『もうすぐワールドカップ』

2014年05月31日 17時00分00秒 | 日記

オリンピックが終わると次の開催まで4年、随分長いと思うがその中間にサッカーのワールドカップ開催がある。

大会の形式や主旨は全く異なるものだがサッカー好きな人にとっては2年おきに世界大会があるからたまらない。

今ではこの大会に参加するのは自然な流れのようになってきたが、未だ弱体だった日本のサッカー界にとって出場

は悲願、いや叶わぬ夢だった。初めて出場を果たしたのは1998年のフランス大会で、この頃の日本は中東や中央

アジアの国の選手の体格に力負け、韓国のテクニック、気力に押されアジア枠内に潜り込むことは至難のこと。

フランス大会にして最後の枠を巡り、やっとこさの結果で切符を手にすることが出来た。

それが5大会連続で出場することになり、しかも大会でゴールをあげる事、1勝する事が第1歩だったのにベスト

8以上を目標と口にしても単なるほら吹きとは思われなくなった。

大会に出場する選手は有名なクラブで活躍するスーパースターだから、幾ら有名で活躍している日本選手であって

も、こうした選手たちと試合するとなれば、日本選手が活躍する姿なんて想像できなかった。サッカーは団体の中

で個人技により大きく左右する要素を持つスポーツだから、一人のスーパースターだけが輝いていても強いチーム

 

にはなれない。かつての日本は三浦知良、仲田英など卓越した選手はいたが全体の底が低かったから、彼らの技量

は限定的にしか発揮されなかった。

近年は日本人の若い人たちが高いテクを身に付けヨーロッパの名門チームで活躍するようになり、外国チームと試

合をする時でも位負けして手も足もでないなんてことは無くなった。FIFAランキングは47位、ワールドカップに

出場しても日本よりもランクが下の国は数か国しかないから、どの国と当たってもランク上の国となる。予選リー

グで同じ組にコロンビア5位、ギリシャ10位、コートジボアール21位がおり、これを真面に受け止めると勝ち目

はないようになってしまうが、いざ試合をすると微妙なバランスによりランキングでは推し計れない力が働き、決

勝リーグへの道もあり得る。

どのスポーツでも幼い時から親しんできたものを技術として身につけ一流のプレーヤーに成長していく。ネイマー

ル、メッシ、ロナウドなどスーパースターと呼ばれる人たちも同様に育ってきたのだろうが、普通とスーパーの分

岐点になるものは何だろうか不思議に思う。

あと2週間もすればワールドカップが始まる。日本の八咫烏(やたからす)がさむらいブルーに幸運をもたらしてく

れることを祈る。


『PDF元年』

2014年05月30日 17時00分00秒 | 日記

PCを使っている人には馴染はあるPDF(Portable Document Format)はAdobe システム社が開発したファイル形

式で文字や画像が混在したものをあたかもコピーしたようにしてくれる。そのファィイルを見るのにはAdobe

Readerというフリーソフトを使えばいい。よく製品のカタログなどで使われていてPDFと知らないでも無意識の

うちに扱っていることがあるかもしれない。

もしAdobe ReaderがインストールされていないのにPDFファイルを開こうとすると『Adobe Readerをインスト

ールしますか』というような親切なメッセージが出てくる。

このようにPDFは一般化しているがAdobe社の独壇場のため同社のソフトを購入しないとPDFファイルの作成、

編集などは出来なかったし、このソフトは個人で買うには高価過ぎる。

PDFが世の中で必要不可欠なものになると扱う為のツールも安価なものが発売されたりフリーソフトが開発され

てくる。フリーソフトは機能的に劣るから本家のものと比べると物足りない。しかし背に腹は代えられないから我

慢して使う。ただAdobeの独壇場だったものがフリーで使えるから有り難いことには違いない。

ところが最近になって、安価で機能的には満足できるソフトが発売されているのを知った。PDFはあまり馴染がな

く使う事は少なかったが使ってみると便利で、安価なソフトを探していたから渡りに船で試供版を試してみた。

結果は○で直ぐ様に購入を決めた。

『Wondershare スーパーPDF変換・編集・作成(Win版)PDF変換ソフト PDF 編集 作成ソフト PDFをエクセルに

変換 pdfword 変換 pdf excel 変換 PDFをワードに変換』という謳い文句で4,980円也。

電子ブックで使っているepub形式への変換もしてくれるが、この部分については今一の結果のように思うが、こ

れが主目的ではないので、私にとってPDF元年となりそう。


『地主の仕事は草刈り』

2014年05月29日 17時00分00秒 | 日記

知り合いの人は先祖伝来の農地が沢山あり以前は小作に貸し出していたが昨今の農業事情は、高齢化に後継者不足

で借りていた農地を返却する人が増えた。昔は米作りが一番だったから農地の借り手は幾らでもあったのにすっか

りと様変わりしている。それも1人だけではなく何人かが辞める決断をした。

元々は自分の土地が戻って来ただけのことか・・・・では済まない大きな問題がある。米作りをしない田んぼの農

地管理。何も作らないで置いておくだけで直ぐに雑草が生い茂ってしまう。今までは人に貸して多少なりの利益が

あった上に農地管理は一切不要だったから一石二鳥だったものが借地料はなくなり維持管理は自分でしなければな

らないから大きな負担だけがのしかかって来る。

返却された広い農地を一人で管理するのは大変な作業量である。刈り払い機で少しずつ刈っていては刈り終える頃

になると最初の場所は新たに生え始めるなんてことにもなりうる。

取り敢えずは草刈り労力を確保するために自走式の草刈機を購入し、農業の為ではない農地管理のための草刈りを

しておられる。

また別の人も先祖からの土地管理は避けられないから、少し辺鄙な場所にある昔の畑の草刈りに精を出しておられ

た。その場所にしても草刈りをして何かに使うのではなく放置しておくと手が付けられなくなるのを防ぐ為である。

町の一部はこうした農地を仕方なく手入れをすることにより環境保全されている側面もある。

日本中どこでも耕作放棄地が問題視されている。農業を生業にして生計を立てることはできなくなった、あるいは

政治の無策の結果か別にして、サラリーマンとして収入を得て農業につぎ込むような状態では若い人が職業として

選択するはずはない。だから今の高齢者が頑張って草刈りをして農村風景の保全をしている内はいいが、農地を相

続した農業をしない人たちが農地の保全に力を入れるはずはないから、少なくとも今よりは荒廃していくことだけ

は確実だと思う。農業の法人化、農地の大集積化などにより改善を図る動きもあるが、小さな変形したばかりの畑

を効率よく使える農地にするための利害調整も大きな壁になる。

都会では土地を所有することはバブル時代ほどではないが資産価値を生む要素が回復してきた。地方ではこうした

事情もあり土地を持つことは不要な固定資産税の支払いという厄介者扱いの時代になりつつある。

町の5年後の農地の状態を考えるとゾッとする。それは農地だけの問題ではなく町の在り方を問われると言っても

過言ではない。


『旬の野菜収穫』

2014年05月28日 17時00分00秒 | 日記

夏野菜のトマト、スイカ、ナス、キュウリ等々の苗を植え付け、育苗に手を尽くしている。これより前から育てて

いた野菜が少しずつ採れ出した。我が家の畑で春を告げるのはフキである。野菜として植え付けたものではないが

何時の頃からか自生したものが増え出し、今は群生状態になっている。余りにも増えるので根から抜き取り間引き

をして半分くらいに減らしている。このフキは太くて大きいがとても柔らかく濃い味をしている。

初春には蕗の薹が舌を楽しませてくれ、すっかり春めいてくるとフキの出番となる。今の時期になると硬くなり筋

ばってくるので畑の整理対象となってしまう。

フキが終わるころになるとイチゴが熟れ始め2週間くらいはイチゴの収穫時期になる。今年の苗は実の付きが今一

つで昨年のような大豊作には程遠いが、それでも最高は1日に13Kgも採れ近所中に配っても余り余った。私のデ

ザートは毎食前、後にイチゴ三昧。イチゴはもう終わり近くになったがそれでも今日は約9Kg、ボチボチ最終の収

穫が近くなりそうだ。

絹さやエンドウ、スナップ豆は晩秋に種蒔きし、苗は冬を越させるものだが雪の被害に遭い易いので今頃は春まき

のものがある。今年はこれにしてみたが苗がナヨナヨしていて実の付き方は余り良くない。しかし、冬を越した苗

より後に実が付くので、他の畑が終わりそうになった頃から採れ始めるので、ゆっくりと収穫が楽しめる。

二十日大根、ラディッシュは種をまいて20日ほどで収穫できる。我が家では酢の物、彩りがいいし辛くはないの

でサラダ、浅漬けにして食べる。20日大根と同時に種蒔きしたホウレンソウもボチボチ食べごろになってきた。今

の時期は素人農家には端境期のような時になるが、こうしてみると種さえ蒔いておけば出来た野菜が旬として迎え

てくれる。


『新surfaceは本当だった』

2014年05月27日 18時35分18秒 | 日記

マイクロソフトはsurface 2 proの後継機種として噂のあった小型化ではなく11インチで軽量化したsurface 3を

発表した。先日、『買うタブレット端末がない』と愚痴を言っていた中にsurface 2 proが品薄で入手困難を理由と

していたが、こんな状況で次期製品が発表されれば流通が改善されたとしても買い控えが起きるのではないかと思

う。何もMSの心配をしているのではない。

巷の話から推察すればタブレットとして登場したsurfaceはipadの対抗のはずだったがタブレットとしての性能、

魅力はそれを追い越えるには至らなかったと判断した結果、タブレット路線からタブレットに近いラップトップに

シフトしたのではないか。私たちのような浮世離れした人間に分かるはずのないことだが初代surfaceはwindows 

RTという訳の分からないものを搭載しOffice RTなる統合ソフトを乗せていた。PCのOfficeと殆ど互換性がある

とのことだが。評判は芳しくなくとてもipadと互角に戦うような代物ではなかった。

新機種が早いピッチで出されOSはPCと同じWindows 8.1となり小型化されipadと戦う方向に行くのかと思っ

た矢先の方向転換だから、結局のところマイクロソフトはタブレットから撤退ということになるのか。

それでも軽量化されたことでモバイルの要素は改善されているからタブレットでは弱い所をカバーできるタブレッ

ト風パソコンになるのかもしれない。

アメリカは6月、日本は8月末と予定されているが過去の需要と供給バランスをみるとマイクロソフトの読みはペ

ケのようだから、また入手困難で混乱している内に・・・・・・となりはしないだろうか。


『大腸がんの知己』

2014年05月26日 13時35分53秒 | 日記

昨晩は大腸がんになり目出度く5年生存率の壁を突破した人と話をすることができた。以前、断片的な話を聞いた

ことはあるが詳しいことを聞く機会がなかったから、改めてその大変さを知った。

最初は便秘に似た症状で大それたことになるとは思っていなかった。ある日、横になっていてオナラがしたくなっ

たので思い切り頑張ってみたら、汚いことだが水便が出たように感じたのでトイレに駆け込んでみると出たのは、

水便ではなく血液が出ていた。突然のことでビックリしたのはいう事はなく、直ぐ様に病院に行って調べて貰った。

医師の開口一番『大腸がん、即入院』の言葉に返す言葉がなかったそうだ。

色々な検査の結果、大腸がんが進行して腸を殆ど塞いでいる。その時点では他臓器への転移は認められなかったが

リンパ節へは転移しているのが分かった。事前の抗がん剤治療をしないで手術、その後の検査などで心配していた

肺、肝臓への転移はないことが分かったと言う。

術後、経口剤の抗がん剤治療でリンパ節への攻撃を開始したが、副作用が酷く食事も満足に摂れない状態が続いた。

起きている時も、横になって休む以外に気力も萎え何もする気がなくなり生ける屍のような日々が続いた。それ自

体大変なことだが薬代は月に7万円近くもかかり経済的にも負担が大きかった。余りの辛さに薬の量を勝手に減ら

したこともあったが抗がん剤治療の効果には影響はなかったらしい。

抗がん剤治療の期間を聞かなかったが、手術で解決してハッピーになるはずだったのが副作用との闘いは術前では

全く予想もつかなかったことだから、治療を受けている意味を考えさせられた。このご仁、酒が好きで術前、術後

にも変わりなくしっかりと嗜(たしな)んでおられる。だが流石の八岐大蛇も抗がん剤治療の時だけは酒すらも全く

向かなかったと言うから、その辛さがよく分かった。

こうした苦労を経て今も尚、続いていることは薬による便のコントロール。大腸は1.5m~2mの長さがあり手術で

は20cmほどを切除しただけだから大きな影響はないだろうと、素人は考えてしまう。しかも同じ臓器だから再接

続するにも他臓器どうしをつなぐよりも不都合は少ないとも思う。

しかし、臓器の約10%を切除しただけなのに便の周期はバラバラで1日に10回以上あるかと思えば2~3日は音沙

汰なしになったりするようになった。便も下痢のような事が大半。

こうした不便を無くすために薬でコントロールするが、それも完全に制御できるものではないから、大事な予定が

ある時には食事の制限と絡めて調整している。これは一生続くことになる。

私は胃と食道を切除して異臓器同志を接続し大変な状態だと思っていた。しかし私の場合、食べる量は減ったもの

の食べる苦労から解放され、逆流という不都合はあるもの軽微だから、全体からみれば手術して救われたと言える。

しかし手術によりQOL(Quality Of Life、生活の質)が低下してしまい、症状を抱えていた時より辛い日々を送るこ

とになれば何のために手術をしたのか分からないことになる。現代医学の限界はこの壁を乗り越えるべく研究、挑

戦している。1日も早くその恩恵に与かれるよう祈りたい。


『山小屋の地下水復活』

2014年05月24日 12時04分16秒 | 日記

近所の人が山小屋に井戸を掘ってくれたのは2004年のこと、深さは23m掘りそこの岩盤の隙間から染み出る地下

水を14mの所から深層ポンプで汲み上げる。水量は豊富でとても冷たく、夏場でもバケツに汲んで足湯をすると、

1分もつけておられない。水質検査でも飲料に利用可能とお墨付きだから重宝する。

孫たちがまだ小さい時、200㍑のタンクに汲み家のベランダに用意したプールに入れ遊ばした。冷たいからプール

に入って遊ぶには時間がかかり、暫くは足をつけては出たり入ったりしていた。勿体ないが水は豊富だからハウス

用のバスタブに溜めて使用する。

地下水ポンプは10㍑くらいの貯水タンクがあり、それが一杯になると汲上を止めタンクの水を使い、減って来る

とまた組み上げる。ところがいつの頃かこの制御が出来なくなりポンプは常時、汲み上げるようになってしまった。

また最近は水量がめっきり減ってきた。それでも未だ何とか使えていたから我慢しながらも用を為していた。

今年の初めから部屋に設置してある水道から出なくなり、ポンプの元栓近くの水栓からチョロチョロと出るだけに

なった。私の調査では限界、近所の人に頼んで調べて貰った。

一番心配していたのはポンプから23m下まで水を送り込み逆流させて水を汲み上げるジェットと呼ばれるところ

に空気が入ったり、砂が噛んでいたりのトラブルの場合、ジェットを取り外して調べるのにヤグラを組んでユニッ

クで吊り上げるという大仕事になること。餅は餅屋、調べていく内これらには異常はないことが確認された。

水の吸い上げは問題なく勢いよくポンプから出てくるが貯水タンクに出て行かないことが分かったが、分解できる

範囲でポンプの異常を調べるも足踏みとなりメーカーに聞いてみる事にして午前の調査は終了した。

午後一番、止水栓を止めてポンプを回すと貯水タンクに溜まることが分かった。こうなるとポンプ側は異常なしで

止水栓から台所の蛇口の間に異常があると専門家の結論が出された。ここからは素人の私でも、自分でやった工事

だから調べれば分かること。

止水栓から幾つか分岐している管を調べてみたら、とんでもないことが分かった。以前、20mくらい離れた小屋の

裏で栽培していた山葵畑用にパイプを敷いていた。山葵畑はイノシシに荒らされ中止、それ以降は草刈りするのに

邪魔になり山際に撤収していた。この後、別のところで蛇口を使う為に外したが、その後このルートの配管は元栓

を外しているとばかり思っていたし、この事をすっかり失念していた。蛇口を外されたパイプからはポンプを回す

たびに垂れ流しになっていたと思う。草に覆われたり土に覆われたりしていたこと、ポンプを回す時はいつも小屋

の中にいたから、ここで水が垂れ流しになっているのかを見る機会はなかった。

この部分を切り離してみると、工事した最初の頃と同じように凄い勢いで、冷たい水の復活になった。

ポンプを分解したこと、私のチョンボを解消で地下水の完全復活と相成った。大山鳴動、小ネズミ一匹。


『イチゴ泥棒』

2014年05月23日 17時00分00秒 | 日記

昨年の晩秋、ハウスにイチゴ苗を植え付け育ててきたが勢いは悪く幾つかは枯れてしまった。予備の苗は沢山あっ

たので補植してきた。どうにか春を迎えたものの苗全体が大きくならず、花の数も少ない。

数は少ないがどうにか実が育ち色が付き始めた。最初に出来た数粒の味は思っていたよりも美味しかった。

段々と色づきはじめ少しずつではあるが収穫できるようになってきた。ところがハウス内の赤が徐々に少なくなっ

ていくように思えた。ハウスは毎日、戸を閉めているから外部からの侵入はできない。

しかし、明らかに狸か何かが侵入し少しでも色づいたイチゴがあると食べているようだ。この際、色の付いてない

黄緑色のものは絶対に食べない。

狭いハウスの事だから何処から侵入するのかなんて分からないはずはないと思われるのに、それが分からないまま

ズルズルしている内に、元々出来の悪いイチゴの大半は餌食にされてしまった。今年は3か所に分散してイチゴを

栽培しているが全体的に実の付きが悪く収穫は少ないし味も今一。一度収穫すると孫たちが暫くは食べることが出

来る量は採れるから良しとすることにしている。しかし昨年は採り切れないほどの豊作だったことに比べれば寂し

い収穫だ。

ハウス外のイチゴ畑は危険度がさらに増す。地上は狸、ヌートリアからの攻撃、空からはカラス、鶫(つぐみ)など

の攻撃をうけるので防御が必要になってくる。地上攻撃に対して電気柵、空への備えはイチゴ畑全体に防鳥網を掛

ける。面倒だが必要に応じて手を尽くさないと人間の口には入らなくなることだけは約束される。

 

                 大小取り混ぜて約3Kgの収穫


『買うタブレット端末がない』

2014年05月22日 17時00分00秒 | 日記

今年の初めごろ使い勝手のいいWindowsタブレットは何かと、あちこちと調べた。最初に目に付いたのはNECの

タブレットで7万円を少し切る値段で外付けKB、スタイラスペン付きで小型ながらラップトップにもなるから値

段の割にはよさそうだった。ところがNECは名前ばかりで製品自体はレノボの姉妹品であることが判明。

しかもバッテリーの耐用年数は2~3年と言われ、交換はメーカー対応で2.6万円かかる、選択するのにふんぎりの

つかない製品。しかしoffice搭載だから全体的にはいいコスパと評価する声もあった。

私のような老エンジニアにとってレノボの前身IBMは羨望の企業だったが、それが中国に買収され成長している

企業だから、どうしても位落ちしたようなイメージが身に沁みついている。

ところがこの製品は消費税値上げ前には10万円を越すほど高騰してしまった。理由は分からないが今ではまた値

段が下がり7万円代になっていた。

この間、人気の出て来たマイクロソフトのsurface pro2は発売から少しずつ値段が上がり、品薄も手伝って入手困

難な商品となっている。同じく外資企業Delも同様に供給不足があり注文予約をしてもいつ入手できるか分からな

い状態が続いているようだ。

両社とも供給不足になるほど慎重すぎる生産販売計画をとっていたとしたら、供給不足の間に新製品ではなくなり

他の製品にシフトしてしまうことだってあり得るし、新機種を出そうにも十分な販売実績を残さないままという訳

にはいくまい。タブレット端末の世界でもアップル製品が独壇場の様相になっている。口コミによると製品の完成

度は他の機器を圧倒しているらしいが、へそ曲がりの私だから・・・・・またPCでWindowsを使っている関係

からWindowsのタブレットを使いたい。もう一つの理由として今更Androidやiosを勉強するのも面倒。実際に

ソニーのAndroidタブレットを持っているが私にとっては使い勝手が悪く、思い出した時に電子ブックで使用する

程度、孫たちがゲームで使う頻度の方が遙かに多い代物。

こうした状態は日本の企業にとって一時的とはいえ千載一遇のチャンスではと思うが、日本にはPCで闘える企業

はなくなってしまっている。その上、日本企業が新製品として販売するタブレットは超高級かも知れないが、値段

は倍以上もする高値。ソニーも新製品を出しているが撤退が決定しており、そんな会社の製品を買う気にはならな

い。富士通にしても同様の傾向にあり先述のレノボ、ASUS、ACERなどとシェア争いをするのに、まず武器とな

る他を圧倒する技術が必要であるは言うまでもない。バブル後、所謂失われた20年の間に日本企業は停滞したま

ま目の前だけのことに捉われたツケがこうした形で表れている。


『ザーサイ漬け順調』

2014年05月21日 17時00分00秒 | 日記

昨年の失敗から大よそ1年が経過し、今年のザーサイ漬けはいよよいよ危険水域に入りつつある。今年はビニール

袋と漬物桶の組み合わせ外気に触れカビの原因になるのを防ぐため、ビンに詰めヒタヒタの塩水に漬け込んである。

それが幸いしているのか塩水に濁りもなくザーサイはいい色をして鎮座して御座る。

パプリカや八角は控えめにしたので色合いはおとなしい。

これから温度、湿度の上昇によりどのように変化していくのか全くてがかりはない。カビを恐れると保存場所も冷

蔵庫にしたくなるが間違いなく常温で漬けるものだと思うので、やせ我慢をしながら常温保存。先人の説明だとこ

れから発酵の過程に進むとあったが、塩水の中にあるザーサイがどのように発酵するのか見当もつかない。

話は時間的に飛躍するがもし上手く出来あがったら水の中で保存していくのかなどの調査はしていないが、買って

きた中国産のザーサイの缶詰は赤い粉状のものがまぶれついていて、少ししっとりとした感じだ。

取り敢えず今の処は順調にいっている。

  


『飽食の落とし穴』

2014年05月20日 17時00分00秒 | 日記

今年のカツオ漁は全くの不漁で平年の1/10しか水揚げがない。不漁の原因は当初、水温が上がらないためカツオが

遡上して来ないからだと言っていたが、今日のTVでは南の方で中国漁船が捕獲しているからだと言っていた。真

実はどちらか不明だが魚を食べる国が増え、回遊する魚が日本に来る前に捕られてしまったら今まで旬としていた

魚にお目にかかれなくなる。

理由は違うがウナギの稚魚、シラスの不漁と土用のかば焼き騒動に似ているし、捕鯨禁止、マグロ稚魚の捕獲制限

など魚にまつわる環境が日本にはネガティブに働いている。また世界の魚市場では中国が高値で買う相場が続いて

いる、つまり日本人ですら高値で手を出せないのに中国はそれが成り立つという。

一部の富裕層としても人口は日本の10倍、富裕層も10倍以上、また日本人と同等の所得を得ている人の数も多い

のだろうから高値でも中国が買う話も納得できる。

ならば海洋国日本の魚の自給率はどのようになっているのだろうかと調べてみると一部ではあるが、意外なデータ

があった。タコはアフリカから輸入していることは知っていたが第3位に中国があったのには驚いた。

第1位モロッコ、2位モーリタニアとなっていた。ならばイカは第1位中国、2位ペルー、3位タイ。

輸入の多いもので想像できるのは東南アジアからのエビ、カズノコは北米、ウニはチリなどである。スーパーなど

で買う生鮮魚介類の大半は日本産だが加工品、冷凍品は圧倒的に輸入品が多くなる。私たち日本人の食べる海産物

の多くも海外から輸入されたもので賄われている。

全世界人口の一握りの先進国が食糧・水などで贅を尽くす中、食料も満足に食べられない発展途上国の人たちがそ

の食を支えると言う皮肉な関係になっている。支える側にいた中国、インドなどの大所帯が支えられる側に移った

だけで事情が大きく変化するから、今後の国際情勢の変化は更なる困難を日本に与えることになる。

私たちは少しだけではあるが食糧難、粗食時代を経験しており、食べることの苦労と有り難さを良く知っているか

ら、我慢する事も耐えることもできる。また、食料となるべく魚の捌き、子供の頃は鶏の解体なども当たり前のこ

ととして経験しているから、肉とはどんな形で食べられるようになるか知っている。

今の時代は、食は選択の時代、それが当たり前を前提とした生活になっている。貿易収支の赤字が続き更なる円安

になり国力が低下したら、日本の食の環境がどのように変わるのか想像できない。なのに、飽食に浮かれている事

すら気づいていない。今から、そうした事を考えながら生きることを推薦しているのではないが、食料はスーパー

に行けば何とかなる・・・・これだけを身に付けた大人ばかりになった世の中で食料の危機管理ができるはずはな

いから、食の基礎を子供の時からしっかり教育すべきだと思う。

それなのに、学食で学生が食べたものをメールで親に知らせるサービスがあると聞いて驚いた。知りたがる親も親

だが、大学にいっていてそんなことまで親に管理して貰う学生に失望した。飽食の陰に潜む情けない話だ。


『老後の備え』

2014年05月19日 17時00分00秒 | 日記

新聞に『現役世代、老後の備え67%が不安』の見出しが踊っていた。35歳~64歳までの現役6,000人へのアンケー

ト調査で判明したもの。若い年代になるほど老後の捉え方は薄いが、老後に近く現実味を帯びている人とでは不安

の切迫感は違う。若い年代になるほど想像すら出来ないと言うのが本当のところで、不安の一言にも幅の広い意味

合いがあろう。ただ巷のニュースでは『年金はもらえなくなるかも知れない』などとセンセーショナルに取り上げ

ているから、それが頭の片隅にあり『不安』を募らせているのかもしれない。

私が若い頃には老後の事など、これっぽっちも考えたことはない。ひと歳とってからは定年退職したら自分の好き

な事を思いっきりやってみたいと夢をみていた。だから若い時分にこのような質問をされたら大して考えていない

こともあり『根拠のない不安はない』と回答しているだろう。

時代背景も回答の違いに大きくかかわっている。私たちが若い時は大学進学、高卒就職が大半を占め一部の人が中

卒で就職していた。勿論、大学卒の人は何処かの企業に就職するのが極自然のことだから、学校を卒業して就職を

しないでプータローを生業としていた人などいなかった。昭和40年頃でも卒業後の自分の食い扶持は自分で稼ぐの

が当たり前で、プータローの身分で親から養ってもらうなんてことは聞いたことがなかった。だから若い人たちは

働いていたから何らかの老後保障はついており、その内容が十分か否かに関わらず取り敢えずは何とかなると思っ

ていたようだ。今は事情が複雑に絡み合い年金の将来像に暗い影がかかって来た。

若年層でニート、仕事に就いたが非正規社員、つまり老後は自分でプロデュースしないとありつけないことになる。

正規社員にはある厚生年金から除外されているから国民年金をかけるが、これでは十分とは言えない事は誰でも知

っている。国民年金ですら払えない人、国民年金だけでは不足するから個人年金を掛けたいが余裕のない人、努力

してもこうしたジレンマから抜けきれない人もいる。年金など我、関せず歳をとったら生活保護を受ければいい。

最初からこう考えている人は少ないだろうが、年金を掛けていなかったため結果的に生活保護を受けることになる

ケースもあるだろう。そうした比率がどれくらいあるのか、今の時代より確実に多くなることだけは確かだ。

このような不公平なケースをどのように扱っていくのか今、年金が抱えている問題に別の負の要素が加わり信頼・

安心が更に遠のくことのないよう今から対策をとっておく必要がある。

戦争をしている時は平和を願いながら生きる、今は若い時から老後のことを心配する社会で生きなければならない。

いずれの時を生きるのか天の定めに従い精一杯生きろというか。

 


『原発事故時、避難ルートの矛盾』

2014年05月18日 17時00分00秒 | 日記

 

原発故の際、住み慣れた所から避難しなければならなくなった場合の指針を自治体が作成することになっている。

それに先立ち国が雛形を作るとしていたが避難のパターンをモデル化するのが困難として自治体に丸投げしてしま

った。あれだけの被害を与えておきながら開き直って勝手に自治体で作れと言うJapan Governmentは流石だ。自

治体は頑張ってやってみたが25年度末の策定率は65%に留まり、以前として奮闘中の自治体は多い。

松江市は市のほぼ全域が20km圏内にあり、島根県庁、松江市役所ともに10Km圏内にあるという、他県では類を

みない特殊な形態となっている。仮に福島のように避難となれば1月26日投稿の『ゴースト・プリフェクチャー』

になってしまう。松江市の計画によれば私たちは庄原市の工業団地に逃げ込むことになっている。

逃げ道は、無条件でここから南へのルートが設定されている。オイオイ、原発の放射性物質はどの方向に飛んでい

くのか分からないのに予めルートを決めておいていいのか?

飯館村は原発から40Km近く離れているのに当時の風向きと地形の関係で放射能汚染され避難区域に指定されて

いる。SPIIDの計算では何通りもの予測の中に飯舘村に落下するものがあったため、活用すべきだっと非難を浴び

た。核物質は埃のように軽いものだから風に飛ばされる。北風と南風では飛ばされる方向は逆になる。

島根原発は松江市の北にあるから北風なら南の方に、つまり私たちの家の方向に核物質は飛ばされ、南風なら海の

方に飛ばされる。だから当日の気象条件で逃げる方向は変わって来るのに兎に角、南に逃げろと計画されている。

核物質が飛ばされる方向に逃げ被ばくを助長するような結果になることも危惧される計画になっている。

松江市に限らず何処の自治体でも核物質がどのような条件でどうなるのかなんてことを専門にしている職員は殆ど

いないのに、国から押し付けられた仕事を急々で苦労しながら作り上げたものだから未だ様々の要件を折り込み完

成させていくことになると思う。

何処にどうやって逃げるのかなんてことは、実は私にはどうでもいいことなのだ。混乱したとしても当たり前の事

で整然とマニュアル通りに全員が避難できることが出来ても、避難先で迎える苦労は何も変わらないのである。

幸いなことに私は独自ルートでお願いしてある避難先があり万が一の時は喜んで、そこを終の棲家にするつもりで

いるから、私個人の心配事は何もない。

避難計画を受け入れるという事は原発事故があった場合に『二度と松江市の自宅には帰ることが出来ない』リスク

を受け入れるということになる。私は原子力エネルギーを人が制御できる技術の開発を前提に使うべきだとの意見

を持っている。だから今のようないい加減な技術で使うなら『原発事故で福島の二の舞になる覚悟を持つ』とはっ

きりと住民に説明すべきだ。

誰もが自分は癌にかからないと思っている。福島で原発事故はあったが自分のところでは熾らないと思っている。

国、業界、官僚も組したインチキで原子力を真に制御することは出来ない。原子力を使うのに一つでも、どんなに

小さい嘘でもあれば蟻の一穴の如く崩れ去り神の裁きを受けることになる。


『世界遺産、和食』

2014年05月17日 17時00分00秒 | 日記

正確には世界無形文化遺産というジャンルに和食が選ばれた。世界3大料理はフランス料理、トルコ料理、中華料

理といわれ中華料理以外は世界遺産に登録されている。中華料理は種類が多過ぎて申請することが技術的に難しく、

登録を申請しても受理されるには至らず今なお、登録方法を模索中。

和食と同時期に韓国の『キムチとキムチジャン』が登録された。他国の食文化の事をとやかく言うつもりはないが

日本人の私には和食が一番美味しいと思うのは極当たり前のこと。それぞれの国の人もそう言うに違いないからだ。

フランスに行った時に大衆レストランやホテルで食べた料理はフルコースではないが一応、フランス料理という事

になろうし、トルコで食べるものはトルコ料理となる。大衆食堂から豪華レストランで出される日本料理も和食。

私は味盲でも料理知らずでもない。好き嫌いはあるが、それとは別に美味しい、不味いくらいは分かる。大まかに

ヨーロッパの料理は大衆レストランだとジャガイモ、肉をベースにしたもので味は塩・胡椒、国が違っても味に大

きな違いを見出せなかった。味付けに色々なスパイスやハーブ類を使ったりの工夫はあるが、それは国の違いでは

なく料理方法の違いということになる。日本ではどんな片田舎の食堂に行っても、味の濃い、薄いは別としてきち

んとした味付けが施された和食を食べることが出来、this is washokuという事ができる。ここがヨーロッパの大衆

食堂との違いだ。つまり和食と洋食の違い。 

雑駁(ざっぱく)に日本食と洋食を比較すると一番大きな違いは、和食は出汁をベースにして『さしすせそ』で味付

けをするから辛い、甘い、酸っぱい以外に旨味を感じる。

それに比べて洋食の味付けは塩、スパイスがベースになっていて食材そのものの素材を活かす料理方法だ。勿論の

こと凝った味わい深いソースを使った高級な料理は特別なもので、日常の家庭料理で使われているのではない。

日本では家庭料理であっても出汁のない料理はまずない。例えば味噌汁にしても出汁を使ったものだから味わい深

いが、外国で食べる味噌汁の大半はお湯に味噌を溶いただけの感じだ。日本の大衆食堂と外国の大衆レストランの

比較だけでも大きな味の違いを経験することが出来る。出汁による旨味の文化と塩・胡椒の単純味付けの文化だ。

だから和食が醸し出す『旨味』なるものがUmamiとして外国語になっている。元から旨味が料理の味として求め

られていたなら21世紀になって海外で『旨味』などについて語られることはなかったろう。和食料理人が和食を

広めようとして出汁の大切さを説き、昆布の重要性を説いてきたが見向きもされなかった時代があった。先人が苦

労して広めた結果が和食の無形文化遺産登録に繋がったものだと思う。

また、料理の食べ方にも大きな違いがある。和食はご飯をベースにして煮物、汁物、漬物、揚げ物、刺身などを同

時に食べる。人によってこだわりがあり煮物と刺身は同時に食べない等はあるだろうが基本的には一緒に食べる。

ところが洋食は一品ずつ食べていく。フルコースや結婚式の披露宴などの洋食コースだと一皿ずつ料理が出される。

日本人の味蕾は一緒に食べたものの味をきちんと分けたり、組み合わせたりで旨いと感じる、私に言わせれば優秀

な舌を持っている。それに比して洋食人種は味の分別能力が劣るから一品ずつ食べる。

この話、尤もらしいが本当か嘘か定かではないが、私は本当だと信じている。北王子魯山人が女性の鑑別をするの

に味蕾を見たなんて逸話もあるから・・・・・これも眉唾?

私は海外旅行に出かけることが好きだ。何日も普段は食べない料理を食べ和食が恋しくなる。和食に飢えて帰国し

て取り敢えず空港のレストランで腹を満たす。しかし、これで満足するのではない。帰宅して天日干しで干した地

元産の米を焚いて、有合せのもので食べる食事、これが最高なのである。

あーあ、やっと帰国したか・・・・最高の幸せを感じる。

ひょっとして、この感激が薄れてきたら、再び味わいたくて旅行の虫が騒ぐのではなかろうか。


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