食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

癌、発覚3周年

2012年07月24日 18時45分23秒 | 発症~入院回顧

連日の猛暑に恐れをなしてるのではないが、炎天下で作業する気にもなれず、

山小屋に出かけ、ちよっとした作業をしたり、校正中のブログ書籍化原稿の修

をしたりと、大半を室内で過ごした。近年になくひ弱な夏の一日に違いない。

楽と言えば楽だが、気分的に楽になれない何かストレスを感じる。

日中に自宅で落ち着いて過ごすなんて、何かサボタージュをしているようで、

ある種の罪悪感すら感じる。一時避難のつもりでいるが多分、このまま暫くな

んてことはないだろう。

 私の信条の一つ、『他人のことは気にするな』であるが、こんな日々医科が

過ごしか聞いてみたい。

朝方は、炬燵に使っていた櫓を片つけ、テーブルを組み直して椅子を使う

ようにした。会議机の下に、ちょっとした物を置く棚のようなものがあるが、こ

のテーブルの下にも木製の簡易棚を作った。

新聞や、書類などの一時置き場に使える。

おおよそ午前中の仕事になり、昼食。午後は3時位までPC作業、畑に出か

け収穫。一日休むとキュウリやトマトに攻められ、えらいことになるので今の

は必須作業だ。

 第1農場のスイカに続き第2農場のスイカも蔓枯れの症状が出てきた。

こちらは実が大きくなっており、しかも収穫時期を迎えるから蔓が枯れ切っ

しまうまでに収穫できるから、被害は軽微なもので済みそう。

土壌に生息する雑菌から感染するらしいから、本格的な治療は困難とさ

る。『土壌殺菌』が望ましいが、私のようなど素人には無理かも。

 

 『癌、発覚3周年』

 体調に大きな変化もなく恙無い日々を過ごしているから、過ぎていった

月に無頓着になっている。思えば、3年前の今頃は、自覚症状が顕著に現

れるようになり、口には出さなかったが心の中では癌の可能性を受け入れざ

を得ないと観念していた。

食べると詰まるケースが多くなっており、少し食べては間をとりながら恐る恐る

食べ、下がらない時は最終手段の嘔吐しかなくなっていた。最初にゲロする

ものは口までの距離が短いからすぐに出る。

しかし胃の入口付近のものは簡単には口までバックしてくれない。食道は食

べ物を胃の方向に下し易い構造になっているから、逆方向に向かわせるに

相当パワーを要する。苦しいこと、この上なしで涙ボロボロだ。

そんな苦しい思いをした後は、また食べても不思議と詰まることが少なかった。

病院に行くXデーは盆明けを決心し、妻にはどうも癌になっていると話をした

のが今頃だったと思う。私の誕生日は天神さん、予定では癌のことなど縁の

ない63歳を迎えるはずだった。

 

 

 


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