食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

シンガポールママのこと

2012年04月30日 18時47分14秒 | 日記

『焼肉』

昨晩は単身赴任の娘婿も帰省し、全員そろったので焼肉をすることになった。

暖かくなったので会場は、自作のベランダに御座を敷いて、バーベキュー用

のコンロに炭火だ。

冬場の焼肉は室内で電気だが、間接的な焼き具合というのか、直火でなけれ

ば出来ない火の回り具合がないから、優しい焼き加減だ。直火だと脂分が落

ち、それに火がつく。素早くひっくり返し、網の上に乗せてある野菜用の鉄板

に移す。外側はよく火が回り、中はミディアム状態になる。鉄板で焼くと、脂分

がジワジワと出ていく感じだが、直火は一気に出るようだ。

美味しく頂いた後の定番は、焼きおにぎり。わさび味噌、醤油味と俄シェフが

腕をふるう。

お酒を頂いたのでダウンし、ブログをお休みしてしまった。

『シンガポールママのこと』

私たちが最後に会ったのが3/28で、翌日は羽田で一泊し3/30にシンガポー

ルに帰国した。すぐさま病院に行き医師のチェックを受けたそうだ。医者はも

っと悪化した状態で帰国、下手をすると絶命で帰国もありうるとしていたから、

その順調さにびっくりされた。しかし、元が末期の癌で治癒の見込みも望めな

い身だから、いつ何があっても、おかしくなかった。

私が不思議だったのは、膵臓がんの末期患者なのに、痛みを全くといってい

いほど感じなかったことだ。私たちが会った時も、そんな素振りもなく、Eさん

に聞いても大丈夫だと言っていた。抗がん剤は体力を奪うので投薬はなし、

緩和ケアなるものも不要で亡くなるまでモルヒネも不要だった。

自分の意思だけで痛みが取れるものではないし、病状によって違うのか、

私には分からないが、末期の苦しみから救われたのだ。

私たちの想像では、最後の巡礼に命がけで訪れ、それを遂げたことにより安

堵し、気力が萎えたのではないか。体力が不足しているのを気力で補う、(医

化学的ではないかもしれないが)しかし、それはいつまでも続けることは出

ないから限界がくる。いずれにしても、私が聞きかじった膵臓がんの末期とは

違う形だった。人の生命力の強さと弱さを同時に見せられたような気がする。

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『あなた』

2012年04月28日 20時23分33秒 | 日記

『あなた』

今の時期、畑は夏野菜の準備で忙しい。先般、種まきをした野菜の苗の管理、

畑での畝つくり、早く耕した場所では草が生え始めている。苗ものを露地に植

えつけるには、夜の温度が低いから未だ早い。

どの仕事を、どうするか・・・・などを思いながら音楽を聴いていたら、小坂 明子

の『あなた』、懐かしいヒット曲だった。                       

                                                   

  ♪ もしも私が家を建てたなら      

    小さな家を建てたでしょう                  

    大きな窓と小さなドアーと           

    部屋には古い暖炉があるのよ        

    真赤なバラと白いパンジー          

    子犬のよこには                  

     あなた あなた                  

     あなたが居て欲しい               

    それが私の夢だったのよ           

    いとしいあなたは今どこに ♪ 

こんな曲だから当然のことながら若者で流行した。この曲に噛みついたのが、 

んたら評論家のおっさんだった。 『今の若いものには夢がない。小さな家

を建てることが夢 だなんて』酷評をしていた。この歌は1974年にヒットした。

私も未だ若い時、せめてこれくらいの夢を叶えたいと思い一生懸命に働いて

いた時期だった。だから、このおっさんの言い分には腹を立てていた。当時

の日本は景気のいい、バブルの裾払い時期で上げ潮、ムードだったから、

おっさんの評論になったのかもしれない。一世代も変わらない内に、非正規

社員の増加、国内雇用はそして空洞化し、当時、揶揄された小さな家どころ

か、『あなた』すらいない人生を歩まざるを得ない世の中にしてしまった。

何もすべてが、おっさんたちの精だと言っているのではない。

その後のバブル、莫大な利益を手にした経営者はどうしたのか、将来のた

めに何とかしようとしたのか。結局、日本の経営者たちには、経営というもの

の資質を持ち合わせていなかったのだ。かつての大企業の創業者や、その

ブレーンたちは『経営のために雇用に手をつける経営者は失格』とまで言っ

ていた。

グローバル化だとか、何とかだとかの理由をつけて、雇用に手をつけ、人件

費の安い所に工場を作り続けている。こんなことが経営なら誰にでもできる。

東南アジアの人件費が上がったら、アフリカにいく。アフリカが上がったら、

どこへ行くのだろうか。『あなた』の歌で思い出したことから、余りにも世の移

りがおかしな形になったことを嘆くばかり。


カブトムシの幼虫

2012年04月27日 18時38分38秒 | 日記

『カブトムシ幼虫の堀出し』

幼稚園と保育園に配るカブトムシ、必ず堆肥チップの下に沢山いるとのことだっ

たが、約束した以上はその数を確保しておく必要がある。万が一にもカブトムシ

御一行様、不在なんてことになると厄介だ。

午前中は、トウモロコシの苗の管理やらで手を取られたので、午後に出かけて

みた。チップを掘り返してみるものの未だチップが腐っていない、これではカブ

トムシのエサにならないから、この場所にはいないことになる。

ちょっと場所をずらして掘ってみると、割と浅いところからゴロゴロと出てくる。

5~10匹くらいの集団でいて、採り尽くすと、そこから少し離れたところを掘り

続ける。幼虫は寒い時には暖かい下の方にいて、温度が上がると上に出てく

る。夏場に向けて更に温度が上がると、涼を求めてまた下に移動する。

幼虫から成虫に変身する頃は、移動せずにじっとしたままでいる。その時に、

場所を動かしたり、触ったりすると何かの加減で奇形になってしまうことがあ

る。配布する幼虫の確保を終え、安心して畑に戻った。連休明けの都合の

いい日に、配る予定だ。

               カブトムシの幼虫   

『術後の酒』

いとこ会で仕入れた酒のこと。

兄は舌癌で、放射線治療の後に手術をした。もともと、タバコを吸うは酒は朝

からでもOKのタイプだったから、医者に言わせると、癌の餌食になってしかる

べき、と言うことになる。

手術を受け、タバコはやめ、酒も暫くは静かにしていたらしい。酒のことを聞い

てみると、禁酒の言葉はなく何となく?

解禁になった。術後、1年弱でビールをチビチビと飲んでいた。今では、以前

と変わらず朝からでも・・・・

従妹は乳がんだったが、乳房の一部を摘出するだけで済んだ。入院は僅か9

日、それも盆休みを挟んでのことだから、社内の人でも入院したことすら分から

ない隠密行動。兄と同様に放射線治療を受けたが、副作用はゼロで通院治

療。術後の生活は、以前と変わらずに、しかも晩酌も許可が出たとか。

羨ましい限りだ。癌の種類、手術の方法も違うから、その後のことも異なるのは

当然だが、私のケースと余りにも違うので、本当?と・・


酒と麻酔の関係

2012年04月26日 18時35分29秒 | 日記

 『カブトムシの幼虫、勧誘』

昨晩から降り始めた雨は、朝方にはぱらつく程度になり徐々に降り止んだ。午

後になると一気に天気を取り戻し、晴天。変わり目の早い一日だった。

私の所属するNPOでは、主に梅の栽培をしようと果樹園の整備、苗の育成中

だ。そうした場所だから、当然のこと堆肥や肥しなどを大量に購入、保管してい

る。保管と言っても、堆肥などは野ざらし。

小高い山の上にある果樹園の周囲は、これまた山であるから、自然の真った

だ中。保管している堆肥にカブトムシが卵を産み、それが幼虫になっている。

私は見ていないが、数えるなどという数ではなく、とにかく大量だとか。

一昨年も幼虫になっていたが、当時は害獣防止のフェンスがなかったので、

イノシシが来て、幼虫を食べてしまった。昨年、フェンスの完成、大雪の関係

でイノシシが減、二つの好条件で大量のカブトムシ幼虫となった。皆と相談の

果、今年は幼稚園・保育所に配布して、子供たちに喜んでもらうとともにN

POのPRに、行く先々は販売で資金にすることにした。

その最初の仕事、幼稚園・保育園の先生たちに興味があるか、もしなければ

いくら幼児が好きでもいい返事はして貰えない。おそる、おそる幼稚園に出

向き事情を話すと、先生たちは前向きで、訪問した2か所ともに幼虫が育つ

姿を幼児に見せたいとのことだった。

『酒飲みと麻酔の関係』

若くして亡くなった私の友人は大の酒好きだった。ウイスキーのような美味し

い酒を水で薄くし、わざわざ不味くする奴の気がしれないと言っていた。

日本酒なら冷。兎に角、酒を元の姿・味を楽しむ、だからつまみ(あて)など

不要。長距離トラックのドライバーだったから、朝に帰宅することも度々。

昼間に働く時とはリズムが異なるから、当然ながら、晩酌ならぬ朝酌となる。

酒が友であったことは間違いない。この御仁、歯医者に行ったが麻酔の効

き目が悪く、苦労したと笑い話をしてくれた。本当に酒飲みは麻酔の効きが

悪いのか。

先日、いとこ会であった従妹も酒が好きで晩酌派。従妹も手術の時に麻酔

の心配をしたと言っていた。私も風邪をひけば卵酒、腹が痛ければぬるめ

の燗と365日、休肝日などない日々を過ごしていたから、同様の悩みを抱

えた者どうしが盛り上がった。結果はいずれもパタリと麻酔が効いたようだ。

先生にちらっと聞いてみたが『あまり関係ない』とのことだった。

本当はどっち?

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youtubeのシンガポールママ

2012年04月25日 18時43分02秒 | 日記

『終わらない客土』

近くの砕石場で真砂土を買いに通い始め今日で3日目、流石に疲れがみえ

きた。かと言って、疲れてジッとしていても何も進展しないから自分でやる

しかない。軽トラックに積んでもらった土を降ろし成らしたり山にしたりすれば

いいから、そんな力仕事でもない。

ただ回数がかさむと“お疲れ”が蓄積してくる。今日は6回、通ったところで品

薄になったので、これで仕事納め。天気次第の仕事ゆえに、明日はわからな

いが、もう暫く通わないと終わりそうにない。

 

『youtubeのシンガポールママ』

最後の巡礼になった富士宮の総本山でのスナップ写真、私が撮影したビデ

オが少々あった。一緒に行動した僅かな間、車で移動中、私たちはママの

後ろに座っていたので撮影の機会は少なかった。それでも、何とか撮ろうと

努力した。美しい桜を愛でながら同乗者は『Beautiful』の連発、ママの顔も

ほころんでいた。

ビデオと写真を組み合わせて、本当のショートストーリーを作った。ママが

元気よくシンガポールに着いたら喜ばせてあげようと思っていた。

しかし、帰国後にもらったメールは訃報。Eさんは母の死をみとり、周囲の

人の助けもあったろうが葬式を出した。

苦しく悲しくやりきれない気持ちでいたと思う。ママを喜ばすことのできなか

ったビデオをyoutubeに非公開でup私たちはEさんを直接的に助けてあ

げることはできない。余り力にはならないが、メールなどのやりとりで励ます

ことはできる。『悲しい時には、たくさん泣きなさい。涙を一杯流しなさい。

そして時間がかかるだろうが笑顔を取り戻して欲しい。』

気丈にも『いっぱい涙を流しました。今日も泣いていました。でも、いつま

でも泣いているとママが悲しむので、泣かないようにしなければ・・・』

誰にも辛い別れを避けることはできない。時間が癒すのか、他人の言葉で

癒されるのか、いずれにして区切りをつけるのは自分自身だ。Eさんだけの

身の上に起こったことではない。ぜひとも、立ち直るきっかけをつかんで欲

しい。


食道手術後の食事についての説明

2012年04月24日 21時52分49秒 | 日記

『山菜の季節に』

昨日のワラビ狩りに続いて、と昼過ぎに上がってみた。予想通り茎から穂が出

ていたが食べごろのものだけを採った。今年は1回しか収穫できないから量的

には例年の1/3くらいの収穫、しかし裾野はまだ採れそう。夕食には、ワラビの

味噌汁と醤油づけにしたものを頂いた。

ワラビは採ったものをそのまま冷凍し、食べる時にあく抜きをし調理する。そう

ると一年中、もちもちしたワラビを食べることができるとレクチャーを受けた。  

             昨日の倍くらいの大きさ、隣は葉ワサビ

 『食道手術後の食事についての説明』 

手術を終えて、重湯を食べられるようになった頃、管理栄養士の先生が食事の

仕方について、詳しく説明して頂いた。このレクチャーは妻と二人で受けるよう

言われていた。消化器の一部を摘出しただけのことだから、そんなに大げさ

な抑制はないだろうと思っていた。術後の外科的な身体上に起こる症状につい

ても、詳しい説明を受けた記憶はないが、食事の面からの説明はとても分かり

かった。

・食事の進め方

   ①   食事時間の目安は30分、時間をかけて食

   ②   一口の量は少なめにし30回は噛んでから飲み込むこと

   ③   食事中・食後はしばらく横にならず身体を起こしておくこと

・おやつ(間食)について

   術後は胃の働きが損なわれているため一回に食べる量は少なくなる。10時、

   15時のおやつは食事で足り ところを補う。朝、10時、昼、15時、夕食の

   5回の食事を少量ずつ分割して食べる習慣をつける。

・説明書では手術後(胃の全摘出、胃の下側(幽門部)の摘出)は、出口を閉じ

  る作用がなくなるので食べ物が胃に留まれずいきなり腸に送られることにな

  る。 食べ物が腸に急激に送られることによってダンピング症候群が起こる。

  早期ダンピング・・・・・食事中や食後すぐにあらわれ、冷や汗、動機、めま

                                 い、熱感などが起こる

  後期ダンピング・・・・・食後数時間後にあらわれ、全身の脱力感、冷や汗、

                                 疲労感などが起こる。

               低血糖に似た症状、甘いものを摂る。                           

------ 予防するには ------

・1回に食べる量が多くなると起こりやすくなるので、食事回数を分けて少量ず

  つ 頻回に食べる。

・糖質に偏らず、タンパク質、脂質もバランスよく摂る。

このような説明を受けたが私に起こっているのは、ごくたまにある後期ダンピン

 グ。夕方近くになって小腹がすいた頃に、 全身の脱力感と冷や汗を感じるこ

とがある。

大体に甘党に変身し、車や山小屋には甘いものが置いているので、それを

直ぐに治まる。しかし、この症状が起きても、深刻な状態ではないので慌て

必要はないし、ある程度なら我慢もできる。ダンピングと逆流が術後の天敵

だ。

            


今日のできごと

2012年04月23日 19時08分08秒 | 日記

『客土Ⅱ』

午前中は、自治会の花壇の方付けをし、午後からミニひまわりの種を蒔けるよ

うにと頑張った。ミニひまわりは多分、一代雑種(F1)の品種だから、昨年と同

じ花が咲くのかどうかは不明。最近の野菜や、花などの植物にはF1が目立

つ。バイテクの恩恵なのか、商売上のご都合なのかは分からないが、従来とは

異なる品種を簡単に楽しめるから便利になった。花壇の種蒔きは妻にまかせ

て、午後から山小屋裏の客土に専念することにした。

大型トラックによる搬入は、進入路に問題があり、軽トラックで細々と運ぶこと

にした。1回で運べる量は0.2リューベで605円也。昔、公共事業が花盛りで

土建屋が闊歩していた頃、砕石場に軽トラックで土や砂利を買いに行くと、面

倒臭さがられ、邪見にされたそうだ。今は『お客様は神様』せっせと運んでや

っと1.0リューベ。土を厚くしたいので、頑張れ、頑張れの世界に突入。

『山菜の季節に』

先日に続いて、ワラビの様子を見に行ったら、既に大きく育ち食べるには固す

ぎるようなものも多くあった。ここの山で採れるワラビの上物は山頂の開けた場

所にできる、大きな茎のものだ。太いがとても柔らかく味もいい。

下の方で、この大きさなら食べごろになっているだろうから、明日にでも収穫に

でかけねば・・・

       山の開けた場所がワラビの適地 

      収穫したワラビ


中心静脈栄養法の説明と同意

2012年04月22日 18時44分49秒 | 日記

『客土』

以前から予定していた客土用の真砂土を2t車に4台分運んで貰った。山小屋

の後ろ、つまり山の奥の方になる。小屋の駐車場まではいいが、その奥はいく

固いとはいえ沼田を土で埋め砂利を敷いただけのものだから、このクラスの

車が土を運ぶと、地盤沈下で抜け出せなくなる恐れがある。運転手さんは何

度も来ているから、その辺のことは承知、地雷原を走るように慎重に運んでく

れた。

それでも、何度も埋まりかけたり、水路の路肩が崩れたりの苦難の中でのこと。

その後は妻と2人で一輪車による移動、エッサホイサで土方よろしく桜やプル

ーンの木の根元へ。慣れない力仕事だから休憩しながらのことだったが、やっ

と移し終えた。面倒だが軽トラックで少しづつ運ぶ方が楽だ。

 近くの砕石場に行くと軽トラックに(600円ほど)ショベルカーで積んでくれる。

軽トラックは奥の方まで行けるので、そこで降ろせばいい。その代わり何回も行

き来しなければならない。まだまだ、土を入れないと木の根が浅いので樹勢

良くすることはできない。

 

『中心静脈栄養法の説明と同意』

説明を受けたのだろうが記憶にない。『中心静脈栄養法』と名付けられている

が、語意からは何のことやら分かり難い。残っていた説明及び同意書には署

名しているから、説明を受けていたのだ。

  ☆中心静脈輸液の目的

   心臓近くの太い静脈に数ミリの細い管(中心静脈カテーテル)を挿入し、

   このカテーテルを用いて点滴をする。口からの栄養補給が困難な場合

   や病状の改善に絶食が必要な場合が適応。手足の細い血管からの点

   滴に比べ、より多くの栄養素、高いカロリー、水分を補給できるのが特

   徴。

 ☆インフォームドコンセント(説明と同意)について

   中心静脈カテーテル挿入を受けるには患者または代理人の依頼書が

   必要。検査の必要性、内容、危険性

   などを了解されたら署名し必ず提出する。

 ☆中心静脈カテーテル挿入の方法

   挿入部位としては内頚静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈があり、局部麻酔し

   た後、穿刺針をさして目標とする心臓近くの太い静脈に到達する。

   この針の中を通してカテーテルを心臓近くの太い静脈に留置する。

   所要時間は30分から1時間ぐらいだが、人によって体型が違うため挿入

   できない場合もある。

 ☆挿入に伴う合併症

  ①麻酔薬によるアレルギー反応及びショック状態(キシロカインショック) 

  ②注射針による肺損傷(気胸、血肺)、血管損傷、上腕神経損傷、胸管損

   傷など

  ③カテーテル挿入部位からの感染症、敗血症

  ④その他として空気塞栓、縦郭損傷、不整脈など

何かあれば最善の治療を尽くすので、同意されたしと言うものだ。心臓カテー

ルの時と同じでよく読めば読むほど、同意書にサインなどできなくなる。もう、

の頃は手術を受けることで頭の中は、他のことを受け入れる余裕も容量もゼ

の状態だったのだろう。それとも平気でサインしたの?

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術後の今昔

2012年04月21日 20時13分16秒 | 日記

『辛夷(こぶし)の花』

冬が過ぎ、そろそろ春の息吹を感じるかなと思う頃、白い小さい塊のように辛夷

の花を山肌に見ることができる。昨年は白い塊を点々と見ることができ、よく言

われる『辛夷の花が多いと雪が多い』、これに該当するのかと思ったがビンゴと

は言えないものの雪は多めだった。

東北地方のドキュメンタリー映画『タイマグラばあちゃん』の中でも、家の傍にあ

る辛夷の花で雪の多少を判断していたと紹介されていた。

私だけでなく、今年は辛夷の花が極端に少なかったと言う方が多い。

さて、今年の冬はどうなるのか?。

花と言えば今は『ミツバツツジ』が花盛りである。八雲町が村の時代には村の

花とされていた。可憐な花をつけ遠くから見ると薄いピンクと紫の中間のような

色合いだ。きれいだからと近くに行くと、花は思ったより少なく貧疎。辛夷の花

も、家に飾ろうと木の下に行くと、ミツバツツジ同様に花数は少なくパラパラと

している。山の花は、自然の中で愛でなさいという教えだろうか。

 

『術後の今昔』

昔、術後は壊れ物を触るように大事に大事をとっていた。近年は、本当に患者

のためなのか、経営のためなのかは分からないが、早期退院の姿勢は明白

だ。保険点数や医療制度の改正できっと、後者の理由だろう。

特に術後の傷口が癒えるまでは、安静または余り動かないようにしているもの

と思っていた。しかし、渡された説明書によると、術後の肺炎を予防し腸の

運動をよくし傷の回復を早めるために、傷が多少痛くても破れることはない。

  ☆深呼吸・・・目が覚めたら1時間に2~3回くらい。ゆっくり、鼻から息を吸

いゆっくり口から吐くよう深呼吸する。

  ☆うがい・・・・水を飲みこまないよう、うがいする。

  ☆体を動かす・・・・軽く横を向いたり足を動かす。下肢の血栓予防のため

              に下肢を上げたり、曲げたりする。お腹の痛いところを

                              軽く押さえながら横を向くと痛みが和らぐ。

  ☆痰を出す・・・・・麻酔の影響で痰が出る。痰を十分出さないと、気管にた

             まって肺炎の原因になる。お腹を両手で押さえ深呼吸

                             した後で咳をして痰を出す

術後の傷は心配ないので可能な限り動きなさいということだったが、昔と明らか

に異なるのは『深部静脈血栓予防用ス トッキング』を着用することだ。下肢圧迫

ストッキングをはくことによりエコノミークラス症候群と同様の症状を予防する。

締め付けが少し強めの靴下をはいているような感じだが、きついことも辛いこと

もなかった。

   ミツバツツジ     近くから見ると・・・

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3/8の確率

2012年04月20日 19時32分27秒 | 日記

『いとこ会』

昨晩、形式としては初めてのいとこ会を皆生温泉で開催した。母と叔母さん95

歳と92歳の姉妹の子供 たちが8人の妻が特別参加。子供の頃は祭りや何か

の行事があると、行ったり来たりして交流は多か ったのに、其々の道を歩き始

めてからは、不祝儀の時くらいしか顔を合わせなくなってしまった。

それではいかんと、今回の集まりになった。二人の長老は仲良く並んでの食事

に『山陰の金さん銀さんみたいだ』とその長寿を羨んだ。

皆が歳を重ね、一番上の姉がもう70歳になるというが、自分の歳を忘れたかの

ように『もう、そんな歳に・・・』と驚く。

歌を忘れたカナリアならぬ歳を忘れた惚け松かな。

昔話に花が咲くかと思えば、急転直下で経済情勢へとダッチロールの話題に

遅くまで語り続けた。人が馬鹿と言おうが何と言おうが『健康であるのが一番

せ』と、締めくくられた。

 

『3/8の確率』

いとこ会で癌になったことが話題になった。集まった、いとこ8人の内3人が、こ

の3年の間で癌になった。私は知らなかったが祖父の兄弟は祖父を除いて癌

で亡くなったとのこと、祖父は癌家系だったのだ。従妹は乳がん、兄は舌癌、

私は食道・胃癌と種類はバラバラだ。

治療も従妹は、化学治療、放射線治療に外科手術を受けた。化学治療、放

射線治療ともに全く副作用がなく、通院治療で済んだ。

さて、乳がん発見に至る経過が問題。乳がん検診を受け異状なしと言われ半

年もしない内、しこりが気になり病院探し、そこで運のいいことに乳がんのスペ

シャリストと言われる先生との出会いがあった。

外科も温存治療で術後9日で退院。

退院し暫くしてから『アルコールを含む以前どおりの生活OK』が出たそうだ。

化学治療は私も副作用がなかったから驚かなかったが、同じく放射線治療を

受けた兄は副作用に悩まされ続けた。

その最たるものが口内炎で、その影響は今でもあり、生涯のお付き合いになる

と言っていた。兄と従妹の放射線治療にどれだけの差があったのか分からな

いが、それにしても従妹はモンスター?

従妹も喫煙家だった。喫煙と乳がんの関係は知らないが兄と私は酒とタバコ

で両方ともに癌との因果関係は言い尽くされている。

               


手術の説明書

2012年04月18日 21時09分07秒 | 日記

『川面の鯉のぼり』

今年も、当地ではお馴染みの行事がやってきた。町に入ると直ぐに川が迎え

てくれる。その川に鯉のぼりを飾ろうと始められたのが22年前になろうか。

昨年は大震災で自粛し、今年が21回目になるそうだ。今では、あちらこちらで

同じようなイベントがなされ、規模も大きいものもあり珍しさはなくなった。当地

自慢ではないが、ここの鯉のぼりは老舗なのだ。

 と、威張ってばかりはおられない事情がでてきた。イベント実行委員の高齢

化、後継者不足である。

 どのイベントをみても、後継者というものが育っていない、育てる若者がいな

い訳ではないのだが。団塊の世代より一回りくらい若い年代までは青年団が

闊歩し、後継者は必然的に生まれ育っていた。

地域の活動をどうやって守るか、継続するか本気で考えなければならないと

『鯉のぼり』も警鐘を鳴らしている。

 

『手術の説明書

手術の必要性と危険性の説明書。当然のこと麻酔が必要になる。麻酔の説明

書が出される。術中、何らかの原因で術中に輸血が必要になった場合、輸血

の同意。宗教上の理由で輸血を拒否するケースもあるからだ。

術後、意識のない時に暴れたりして、機具を取り外したりする恐れがあり、身体

拘束、平たく言うとベッドに縛り付けてもいいですか、の同意を取っておく。手術

をするにも手続きだらけで、聞いていても緊張するより、説明が早く終わらない

かなー、とだらけてしまう。

手術の説明書なるもの、長文ながら何かの参考になればと思い、意を決して入

力することにした。

 

  胸部下部食道と胃の噴門部にびらん、潰瘍性病変が認められ、病理組織

  検査にて下部食道癌ならびに噴門部胃癌と診断された。化学治療施行に

  てやや縮小傾向は認めているが、放置しておくと狭窄による食物通過障害

  などの症状進行、出血の出現、転移による病巣の増大などで全身状態が

  悪化していくことが予想され、外科的  治療の検討を要する。

  10月9日、リンパ節郭清を伴う胸部下部食道摘出術、胃切除術、胆嚢摘出

  術、胸腔内もしくは頸部にての結腸、  もしくは小腸、残胃の胃管を用い

  た再建を予定。(再建臓器は血行動態をみて選択)  術中の開腹所見に

  て癌の広がりをみて、リンパ節郭清のために脾臓摘出、膵尾部切除施行も

  要する可能性がある。また、癌の浸潤や腹膜播種転移など回復所見にて

  病変が広範囲な場合や、手術にて根治性が得られないと判断した場合は、

  切除せず、後日よりの化学療法施行を検討する。

  手術は腹部処置、胸部処置、頸部処置の可能性を要し長時間の手術を

  必要とし、さらに術中の所見により拡大手術、他臓器切除や輸血などの処

  置を必要とする場合もある。侵襲が大きな手術であり術後合併症として血

  栓塞栓症、呼吸循環機能低下、出血、感染(肺炎、創感染、腹腔内膿瘍、

  腸炎など)や、縫合不全による全身状態の悪化、アルコール性肝障害、慢

  性膵炎の悪化などに注意を要する   術後、ICUにての人工呼吸器管理

  を要するが、呼吸状態の改善までに長時間を要する可能性もあり気管切

  開を要する場合もある。術後のせん妄の出現の際には拘束処置の検討も

  要する。

  術後の病理組織検査により術後の補助療法(化学療法、放射線治療な

  ど)の必要性の検討を行う。術後は、長期的にも神経麻痺による嚥下障

  害、嗄声の持続、噴門部狭窄、腸閉塞などに注意を要し定期的な検査

  にて、再発の出現確認、食事摂取方法など生活面での注意を要する。

改めて、こうして読むと説明を受けた時とは全く違う文書のように思える。余裕

度の違いか。こうした説明を受けて私からの先生への提言『もしせん妄が出た

ら、縛るなり叩くなり好きな方法で静かにさせてください。どうせ、本人は何を

されたのか分からないでしょうから。』

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化学治療の説明

2012年04月17日 18時44分42秒 | 日記

 『越冬アシナガバチ』

以前、解体しかけ残っていた屋根の一部を始末することにした。この部分を撤

去すると大型トラックが裏の方に行けるようになる。元々、この地は水田跡に薄

く泥を盛ったような所だから、木を植えて根が水気の多い処まで伸びると所謂、

根腐れになってしまうのを改善したい。

その屋根をバラシテいくと、中からアシナガバチがゾロゾロと出てきた。今の季

節にこんなに蜂を見たことがないからこれはスクープとカメラを取りに行ってい

る間に、散開してしまった。寒いのか、動きは鈍いし飛ぶこともしなかった。

家に帰り調べてみると、秋口に交尾した後、オスは死ぬがメスは暖かい所で越

冬するとある。

今年は先日、脱走したままになっているバッタと共に越冬組に縁のあること。

                      

『抗がん剤治療の説明と同意書』

「胸部下部食道癌、噴門部胃癌に対して術前化学療法について」と題した説

明書と同意書により、説明された。要旨は次のようになっている。

・CT検査、上部消化管検査、その他の検査で癌が確認されている。現段階

 では他の部位に明らかな転移はないが画像で確認できないレベルでリンパ

 節に転移している可能性も十分あり、転移の増大を抑制するため、化学療

 法を検討する。

・治療は食道癌化学治療で標準的に行われている5FUとシスプラチンを組

 み合わせたFP療法。シスプラチンは1日目、5FUは5日間連続で投与。

・奏効率(腫瘍が50%以下に縮小する割合)はバラツキはあるが30%~40

 %と推測。

・副作用 吐き気、食欲不振、下痢・腹痛、便秘・腹痛、口内炎、消化性潰瘍、

 肺障害、過敏性・ショック、腎障害聴力低下・耳鳴り、心臓の異常、末梢神

 経障害、脱毛、浮腫

 【自覚症状の現れにくいもの】 白血球減少、血小板減少、白血球減少、

                    肝機能障害

   副作用がひどい場合には、中止することもある

腎臓の負担を減らすための利尿剤も使用される。治療というが、癌細胞を攻

撃するが同時に正常な細胞もダメージを受けるので、それが様々な副作用

として現れる。

個人差を盛んに強調されていた。暇人だから1階のコンビニに入りびたりの日

々、そこに置いてあった本に『化学治療の副作用に対応する食事』なんてもの

があった。この本の恩恵に与る人は幸せな人、そんなことで食が取り戻せない

くの人がいるらしい。また、副作用についての対応も詳しく書かれていた。

治療前には、この本でも買って読んでおくかと思ったが、どうなるか分からな

いので成り行き任せにしてしまった。

超レア者なのかは分からないが、副作用は多少の脱毛(床に髪の毛が落ちて

いるのが多いのかな?と思った程度)と赤血球増加があったことで、日常生

活は何の変化もなかった。術後に再度の化学治療を受けたが、その時も前

回と同様だった。

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シンガポールママの旅立ち

2012年04月16日 19時51分17秒 | 日記

『かつて畑は嫌いだった』

今借りている畑は、3軒共同で20年以上前に借り始めた。借り始めた当時か

ら畑に誘われると、行くのが嫌だからできる限り、理由をつけてはサボってい

た。だから畑なんか借りなければ・・・と悔いたことも。

50歳退職と共に大変身をとげ、それは熱心に丹念に畑仕事に精を出した。

土が固く耕してもすぐに固くなる、つまり粒子の間に空気が入り込めないか

ら、固まると粒子がしっかり組み合い堅くなるのだ。

粒子間に有機物が入り込むことで土を柔らかくすることができる。いいこと

は何でもやった。落葉樹や藁を堆肥に入れるといいので、落葉を軽トラッ

クに何杯も拾ってきた。藁は当時は貴重品で手に入り難かったので、古畳

を貰っては分解して中の藁を使った。畳には大量の藁が圧縮されており、

これは有効だった。しかし、今風のスタイロ畳は軽量になっているが、中に

は発泡スチロールが代用されており藁は殆どない。

牛糞もトラック1台単位で購入し、土づくりの結果、今ではミミズも生息する

柔らかい土になり、草取りも簡単にできるようになった。何でもそうだろうが、

好きこそ物の上手なれか・・・・

今日もいい天気の下で畑仕事を楽しんできた。

  

『シンガポールママの旅立ち』

Eさんたちがシンガポールに帰国する前日、私たちは家に戻った。翌日、

彼女たちが帰国し自宅に帰ったら、直ぐに様子を知らせて欲しいとのメー

ルを送っておいた。3/29のこと。

帰国し暫く経っても返事が来ないから、疲れや病状から入院されたのに

違いないと、また暫く返事を待つことにした。

そして、電話でもかけて聞いてみるかと電話をかけかけたが、躊躇、また

かけようを繰り返した。

一昨日、再度メールを送ってみた。これがダメなら今度こそ電話で確認

してみようと思っていた。

本当は、電話で悪い知らせを聞くのが怖かったことも、電話を躊躇させた。

こんなに日が経っても音沙汰なしということは、最悪のケースも考えなけれ

ばならないか・・・・・・そんなことが頭をよぎった。そして、4/15の夜に悲し

い知らせが入っていた。無事に帰国し、そのまま疲労回復・治療の継続

のため再入院。私たちが会った時も食は柔らかいものをほんの少しだけ

しか食べられなかったから、体力は下がる一方、癌は進行の度合が進む。

巡礼を終えるまでは何があっても倒れることはできないと気力だけで保た

れていた体力は、終えたという達成感、満足感はその気力を失わせても

不思議ではない。

4/9 朝に富士宮でお世話になった僧正Nさんの読経に見送られて、

安らかに旅立たれたそうだ。その後の詳しくは分からないが、4/14に葬

儀を終えたこと、富士宮で母のために祈ってくれたことの感謝を綴った

メールが届いた。 多分、彼女も私たち同様に最悪のシナリオは予測し

ていたはずだが、いくら心構えがあろうと、いざ現実となれば割り切った

ように動けるものではない。彼女が一人ぼっちで寂しがる、辛い日々が

暫くは続くだろう。だれもが、避けては通れ ない道の一つだ。シンガポ

ールママの新しい名前 満願院開桜維妙信女 のご冥福をお祈りします。

   川辺の桜も散り始め   花筏のたまり場


医者との信頼関係

2012年04月15日 19時28分14秒 | 日記

『マイ桜の花見』

昨日は、桜の満開と蜂との格闘、誠に無粋な話だった。一日経過して、無粋が

粋に大変身などあり得ないが、少しだけ・・・・の変身。いい天気に恵まれ朝から

畑に出て、ハウス内の畝整備などをしていた。

必要機材を購入するためホームセンターに車を走らせその道すがら、あちらこ

ちらに満開の桜が目に入ってきた。

山小屋の桜も満開だし、孫たちに花見をさせてやってはと俄思い付き、帰宅し

妻に相談したら即決。簡単な弁当をスーパーで購入し孫たちと花見を楽しむ。

山小屋での花見は自由自在。弁当の他にラーメンを作り、小鉢風に頂く。

食後のコーヒーもOK。

きれいな桜の花の下で舌鼓を打つ、いい一日だった

--PS--   越冬バッタは脱走のまま、帰宅せず

 

『医者との信頼関係』

信頼できる医者に出会うのと、出会わないのとでは天国と地獄の差がある。私

場合、とても信頼できる先生と感じたから、セカンドオピニオンは毛頭も考え

なかった。だが闘病記やアドバイスなどの中には、信頼に足りぬ否、とても身

預ける気にはなれない医者との巡り合いを語るものも多い。

私も友人のことで、医者として信頼できない方と会ったことがある。末期がんの

者さんで、家族方に詳細を聞いてもよく分からない。つまり、打つ手がなく

アのみの治療の場合であっても、家族や親族への説明は何度でも納

するまで行うべきであろう。説明されても理解しているようで、上の空で素通

していることもあろう。

死が近いと思われるのに医者の説明が理解できない訳はないと、決めつけるこ

とはできない。何度も説明したのに理解、納得されていない場合、再度説明を

められれば、何度でも説明するのが当たり前ではないか。

あってはならないことがあるから、信頼できない医者との遭遇があるのだ。

友人のケース。

見舞いに来ても、治療している様子はなく、家族に打つ手はなく、死を待つだ

の状態か単刀直入に聞いた。医者からは完治の見込みはないとの説明を

たが状況はよく分からないとのことだった。

家族の方に『主治医に詳しく説明してもらおう』と看護師経由で説明を求めた。

急なことだから医者も予定があったろう、一時間ほど待って説明を受けることが

できた。

医者の開口一番、『何が聞きたいのですか。私はちゃんと説明しました。』

の説明で理解することはできたが、結果は残念だった。友人のこと、こんな医

が担当になった、二つのことに・・・・。


術前検査、本命心臓カテーテル

2012年04月14日 19時36分54秒 | 日記

『回想、スズメバチ格闘記』

小屋横の桜が満開近くなり、青空といいアングルはないかと、くるり・くるりしてい

る内に、軒下に残っている蜂の巣跡が目に入った。そう言えば、この蜂の巣は

昨年の夏に格闘の末、取り去った跡だ。

草刈機でブーンブーンと草を刈っていたら、スズメバチが飛んでいた。なぜ、

こんな所にスズメバチがいるのかな?と思いつつも草刈を続けた。すると、頭

のてっぺんの当たりでモゾモゾするから、蜂とも知らず手で払ったと思ったら、

チカッとしジンジンしてきた。

スズメバチに刺されたのだ。蜂に刺されて失神した人、何ともない人、個人差が

大きいみたいだが、私の場合はどちらなのか分からないし、蜂は未だブンブン

といるみたいでパニックになる。草刈機を持ったまま自動車まで逃げ、その

足で家に向かった。妻に頭を見てもらったが、蜂に刺されて赤くなっているこ

とが確認された。気分は悪くないし、失神しそうな気配もなかったが、ジンジ

ンとする痛みは続いていた。

小屋に戻り、現場に辺りを見ると、軒下に30cmくらいの大きな巣があり、沢山

の蜂が出入りしていた。これは、始末せねばならない。蜂専用の殺虫剤(1本

で2000円)を購入し、小屋の中から攻撃し2日がかりでやっつけた。

巣は蜂が怯んだすきにビニール袋で包み、根本を鋸で切り取った。巣の外

側はクロワッサンと同じで触るとボロボロと崩れるので、それを取り除き中の

本体はニスで固め、飾りとして残した。

    巣の跡      巣の中、ハニーカム構造

『術前検査/本命の心臓カテーテル』

心肺機能の検査もしますと聞いていたが、まさか心臓カテーテルまでやるとは。

心臓まで管を入れるのだから、どう考えてみても、何もなく安全だとの結論には

至らない。怖いの一言。

   『危険性及び合併症』

   検査は近年、器具の改良などにより大変安全にできるようになりました。

   しかし、全く危険がないわけではありません。まれではありますが合併症

   の危険性があることを理解していただく必要があります。生命にかかわ

   る合併症は約0.05~0.1%と報告されています。・・・・・・・

   また、まれに脳出血や大動脈からの出血などの

重篤な合併症を起こすことがあります。

このようなことが縷々と書かれている。読めば読むほど恐ろしくなる。女医さん

は軽く『よく読んでサインして下さい』

『よく読んだらサインなんてできない。それよりも、この検査を止めて欲しいけ

ど』『心肺機能の検査をしておかないと、大手術に耐えられるか分かりませ

ん』と、またまた切り札で攻められる。攻防戦もここまで。 

来て欲しくないのにその日は足早でやってきた。この検査には付き添いが必

要で妻に来てもらった。準備室兼検査後の休息室をあてがわれ、そこで待た

された。検査を終えた人が、よたよたとしながら部屋に帰って来た。検査を受

ける前はきっと元気だったんだろうなー・・・・それにしても恐いなー。

『手首からカテーテルを入れるので処置します』 まな板の上の鯉は、破れか

ぶれで『どーぞ、お好きなように』細い管が身体の中を駆け巡っているような

感じは受けなかったし、痛くも痒くもない。『何だ大したことはないじゃないか』

と上から目線になると、気楽になり淡々と検査を受けることができた。

先述の私の前に検査を受けた方はこの検査を定期的に受けているそうだ。

検査後は気分が悪くなり部屋で午前中くらい休み回復後に帰宅のコースら

しい。私が検査を終えて、ウロウロしているものだから『お元気そうですね』

と羨ましがられた。

心臓カテーテル検査は怖い?、怖くない?・・・・・・

・・・・・・・でも、やっぱり怖い。

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