食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『どうなる国民年金』

2014年06月30日 13時02分42秒 | 日記

国民年金の納付率が60%台に回復したと喜んでいいのか、たったの6割しか払っていないのに制度として維持で

きるのか、どちらに期待すればいいのだろうか。厚生省が発表した昨年度の国民年金納付の中身をよく見てみると、

とても安心できるようなものではなかった。説明では景気回復の兆しが見えてきたこと、滞納者対策の強化により

納付率の向上を強調しているようだが・・・・・

国民年金は会社員が加入する厚生年金とは別の自営業者、農業従事者が主な対象者としていたが近年は無職や非正

規労働の加入者が増加して様相が大きく変化している。従来の加入者は自主的加入の意味合いが強く納付について

もごく当たり前としていたが、無職、非正規の場合は経済的理由から払えないとするケースが多い。

国民年金に加入して所得が低く納付の全額免除や猶予を受けている加入者は全体の1/3に当たる606万人もいる。

国民年金に加入していれば安心だとしきりに説明しているが、1805万人の加入者がいて606万人は保険料を納め

ていないから納付率60%台は見かけの数字で実際の納付率は40%ほどでしかない。

私も詳しい仕組みや状況は分からないが新聞報道などで出てくる数字をよく見てみると、納付率40%の国民年金は

本当に安心していいのだろうかと疑問に思う。こんな心配をすると必ず『国が補償する=税金投与もあるので安心』

ということになる。それでは保険料を払った人は保険料と税金の二重取りされていることになるのではないかと口

角泡を飛ばしたくなる。

労働力の流動性だとか労働者が自由に働ける制度などと説明されているが結局は非正規労働が増え、将来をも不安

にさせているように思う。国民年金の記事の裏に潜むこんなことが諸悪の根源ではなかろうか。


『蒸し暑い一日』

2014年06月29日 17時49分14秒 | 日記

昨晩は久しぶりに子供たち全員が揃ったので恒例の焼肉で舌鼓を打った。最近、一番上の孫はサシ入り牛肉よりも

あっさりとした鶏肉がお気に入りとなりメニューの一つに追加となった。

自作のベランダは屋根付きで3方を囲まれているので風の通りが悪いから熱が籠りがちになる。炭火でジャンジャ

ン焼くと熱気も上昇、暑い中で冷えたビールとの組み合わせは最高だろうが、私はビールが苦くなったので100ml

入りの小さいもので十分、その代わり日本酒を頂いている。

エネルギーを十分に補充して今日は朝から畑仕事にかかりっきり。ハウスにはトマト、キュウリを植えているがキ

ュウリは調子が悪く1本は枯れてしまうし、もう1本も怪しくなってきた。昨秋、イチゴの苗を植えた時も枯れた

り活着しなかったりとサッパリだった。詳しい人の話によると、養分摂取容量以上の養分が残り質の悪い土壌にな

っているのではないかとのこと。

ハウス内の散水は少ない方だから養分が溶けて土中に吸収される量も少ないと考えられる。夏で暑いこともあるか

らビニールで保温し続ける必要もない。少しだけ雨水に合わせてみようと屋根のビニールを開けた。

大型トマトが熟れだす頃に屋根を閉めて雨水がかからないようにしてやればいいとの魂胆でいる。

西瓜の着果標識立て、周辺の草取り、トマト苗の不要枝の選定等々、仕事は幾らでもあるから休んでいる暇はない

と、余り頑張ると熱中症になってしまう。

時折、給水しながらの作業だったがだるいような蒸し暑い一日で、早めに切り上げることにした。


『茶番政党オンパレード』

2014年06月28日 12時25分21秒 | 日記

民主党がズッコケて息を吹き返した自民党、復権から時が経ってきたら繕ってきたものがあちこちで解(ほつ)れ始

めて来た。安倍総理が初めての総理の時、自身の健康問題もあったろうが大臣の失言、失態で辞任に追いやられた。

後に続く総理もボロボロになり下野した。かなり反省をしたからそれを評価され復権したと勘違いしている輩もい

るようだ。反省したからと言って内面にある素まで磨き直されるのではないから、自身の戒律が緩むと直ぐにボロ

が出てくる。麻生、石原大臣の失言がいい例。それに輪をかけたのが今、世界に女性蔑視の国と宣伝材料を提供し

ている都議会の自民党議員。誰が言ったのか分からない別のヤジも恐らく・・・・に違いない。

都議会を運営していく議運、議長などの主要ポストは自民党が独占している。本当にこの問題に取り組む気がある

のなら、今回のような『臭いものに蓋』オペレーションをとることはなかろう。

自民党の女性議員もこの問題では厳しい発言をしているのに、このような形で幕引きをしようとしていることに異

論を唱えないのは、やはり臭いものに蓋を容認していることになる。

そもそも問題で被害者はみんなの党Tokyoの女性議員、辛い思いをしたのに身内からの擁護もなく、あのような訳

の分からない決議に賛成とは合点がいきかねる。何を考えて議会で活動しようとしているのか、それすら見えない

政党だったことも露呈した。

庶民の味方と自負している公明党は本当に庶民や弱者や女性の味方なのか。味方だとしたら何故、このような馬鹿

げた決議案に賛成したのか。

民主党は下野しボロけてから存在感はなくなったから、ここでの評価からは対象外とする。一番まともな案は共産

党の提出したもので、私にはこれが一番だった。

先般、集団的自衛権のことで公明党の主義とこの対応が異なるのではないかと噛みついた。その時、公明党は都合

のいい理屈をつけて集団的自衛権を容認しそうだと予想していた。やはり、その通りになった。

公明党は庶民の味方、リベラルな政党、戦争アレルギーを持つくらい平和主義のイメージがあった。しかし、集団

的自衛権を巡る一連の行動、結論から『権力欲しさ』が根底にあり、崩してはいけないものを犠牲にしてでも『権

力』を選択した。政権離脱してでも守るべきものを捨ててしまう政党は信頼できない。

公明党は賛成に回るのではなく、国民を巻き込んで正々堂々と議論すべきとの立場を取って欲しかった。

こんなことで、今の日本にまともな政党はないと爺の診断。

あっ、忘れていた日本維新のこと・・・・これも雑多な理由で今回は評価対象外


『少しだけ珍しい我が家の野菜』

2014年06月27日 12時12分14秒 | 日記

最初は珍野菜と大げさなタイトルにしていたが少しだけ珍しい野菜に変更したら納まりがついた。私は元来、畑仕

事は大嫌いだったのに嫌いではなくなった。そうすると逆だから好きになったことになるが、そんなに好きでもな

いのだ。ここら辺りが微妙なところだが毎日の様に畑に出てせっせと野菜の世話をしている。

食べるのは作るほど熱心でもなくほんの少々。

きゅうりは塩もみしたもの、茄子も漬物が好き。ミニトマトは余り食べないで大きいものが好き。これからトウモ

ロコシ、ピーマン、枝豆、モロヘイヤ、オクラなど沢山、収穫されるが私の口にはほんの少しで結構。

西瓜はジュース代わりに沢山いただく。

さて、今の畑に変わったものとして西瓜、表皮がオレンジ色をしたもので果肉は赤のシャキシャキ。昨年も作った

が余りいい成績ではなかった。これと別の黒皮西瓜で種無し。今は未だ緑色の皮をしているが段々と濃い緑になり

黒に近くなる。陽の光が当たらない部分は色が付きにくいから玉回しと言って全体が色よくなるようにしてやる必

要がある。本当に種無しになるから食べ易い。

名前はうる覚えだが『レッド・ファイヤー・ビーン』だったと思う。豆のさやは色づいてきたが中の豆も赤くなる

らしい。今年初めてのことだから様子が分からず成り行きに任せている。

何やら怪しい『木になるトマト』なるものを仕入れ植えておいたら段々と大きくなり1m弱まで伸びてきた。いつ

ごろからどんな風にトマトがなるのか全く不明。

更に怪しいのが『いくらでもなるイチゴ』の苗。推奨は鉢に植えて次々に出てくる小枝を上に植えに伸ばすとある

が私は路地植えにしている。肥料をたっぷりとやっているが苗の成長は今一の様に見える。それでも申し訳なさそ

うに花が咲き始めているからイチゴの一つや二つは成るかもしれない。

留めは『食用ひょうたん』普通のひょうたんを育てるのと変わりなく、実が付き5~8㌢くらいの間のものを炒め

て食べるのだそうだ。漬物にもよさそうだが全くの初物になるから恐る恐るの試食が待っている。

こうした野菜の分野に長けた方が何か新しいレシピを開拓してくれるのではないかと人頼み。

畑が本当に好きではないと思うが、珍しいものを作ることにはとても興味があるから、この辺りが切り口になり好

きこそ物の上手なれ・・・・上手にはなれないが畑に足を向かわせる要因かもしれない。

 

                                        表皮がオレンジ色の西瓜

                黒皮西瓜、これから段々と黒くなる

                    普通の西瓜

 

       レッドビーン               木になるトマト

                食用ひょうたん

                   ひょうたんの花

                 いくらでもなるイチゴ、これから収穫

                               イチゴの苗

 


『時代錯誤の議会、東京都』

2014年06月26日 12時31分56秒 | 日記

議会中のヤジに良質あれば悪質あり。質の良し悪しを判断し口にするのは他人の口ではなく自分の口だから放って

しまったら全ては自分の責任になる。こんな当たり前の事を知らない人たちの集まりが東京都議会のようだ。しか

も、放たれたヤジの隣や近くに座っていても聞こえなかったと言うから、議場で質問している議員の質問内容も聞

こえないのではなかろうか。問題のヤジの主の周辺に居た議員はどいつもこいつも嘘つきであることが判明した。

このヤジとは別のヤジを放った奴がいるはずだ。その内容ははっきりと録画されている。

こんなに大問題になってしまったから今更『私が悪うございました』と名乗り出る決心は出来まい。遅きに遅すぎ

る決断は何の意味を持たなくなりただ恥を晒すだけのことにしかならない。

TVで解説者の話だとその犯人の面は割れているようで、ネットなどで流される可能性もあるらしい。そうなれば

庇い続けている連中は新たな問題が生じるから一同は針の蓆(むしろ)に座っている心境だろう。尤もこの連中も犯

人隠し、臭いものに蓋作戦の推進者たちで元々、同罪だからこの騒動が長引くことにより長くもがき苦しみ、そ

してばれるというシナリオがベストではないか。

日本における女性蔑視の象徴として外国特派員のコメントは厳しい。それなのに当の東京都議会は鈍感を通り越し

て無感症の病に取りつかれているから、自分たちが議会人として何をしなければならないのか考えが湧かないのだ。

しかも自分の意志で国際都市東京都の為に尽力を尽くすと言っていたのに、彼らには元からインターナショナルな

センスなど持ち合わせていないから、このような問題を自分たちの手で是正することなど無理なのだ。だから問題

児、藤田議員の処分はおろか議会としてどのような結末をつけるのか世間やインターナショナルは注視しているの

に『再発防止に努める』という何もしないのが答えのようだ。

国政の政党と地方の政党は違うという私たちには理解できない論理は政治の世界にはあるらしい。『みんなの党』は

代表が訳の分からないお金の貸し借りで辞任して、後に多くの議員が党を離れた。今回は被害者であり女性議員を

全力で守り、犯人に毅然とした態度で立ち向かうことをすべきなのに、この訳の分からない決議案に賛成。

この政党はいよいよ、これで終焉党に成り下がるのではなかろうか。『みんなの党』だったのに『ひとりの党』と

名前を変えなければならなくなるかも…。

東京はアーバンシティー、インターナショナルシティー・・・どうだ!洗練された東京は。

議会はハイセンスな時代錯誤・典型的な男尊女卑、臭いものには即ふたをするスーパー・ローテク、江戸アエラ・

タッチ、これぞ日本を代表するキャピトル東京。


『東電原発、汚染水との闘い』

2014年06月25日 12時23分57秒 | 日記

TV、新聞を賑わすニュースがあると直ぐに忘れられ話題にもならなくなる東電福島第1原発のその後について久々

の報道があった。メルトダウンした炉心は手をつけられないまま今も汚染水を増産中。未使用の4号機の燃料棒は

燃料プールから運び出され別の安全な場所に移動する作業が何事もなく続けられているはずだ。

肝心の汚染水対策は原子炉建屋に流入する地下水を汲み上げ汚染のないことを確認したうえで、海上に放出するこ

とが認められ5月下旬から行われ、汚染水を1日当たり最大約100㌧減らすことができるとされている。逆に言え

ば300㌧は確実に増え続けていることになる。

しかし、この数字だけで今は喜べない。汲み上げても地下水位が下がらない井戸が2本あるという。汲み上げても

水位が減らないことは流入量を減らそうとしているのに減っていないことになる。これらバイパス作業の効果は1

~2か月してみないと検証できないから暫くは推移を見ながらということになる。この方法が成功すれば一番簡素

な対策で効果が大きいから期待できると思っていた。是非とも成功させて欲しい。

もう一つの対策として凍土遮水壁。原子炉建屋から海側に流出する恐れのある汚染水のルートを凍らせた壁で遮断

するもの。約1.5kmの土中を凍らせるもので前例のないことだから本当に効果があるのかどうかも分かっていない。

問題はこの場所は汚染が酷く1日に3時間しか労働できない。高濃度の汚染から身を守るために作業員は重さ6㌔

もする金属製のベストを着なければならない。作業環境の悪さに加え作業員は消耗品の様相を呈しており、労働力

の確保は大きな問題になることが危惧されている。

政府や東電は本当に何かの見通しを持って対策を進めているのか、行き当たりばったりの対策なのか私たちに十分

な説明をしないままにしている。説明はされているかしれないかが私たちに理解できる格好になっていないことは

事実だから十分ではない。こうした場所での作業が増えれば核汚染された作業着や器具など核のゴミの保管も増え

るだろうし、汚染水処理のALPSが安定した稼働を保っても汚染水は増え続ける問題もある。

不信が払拭されないから国や東電は未だ何かを隠しているのではないか思ってしまう。

自分たちの失言は『誤解を与えてしまった』と言い訳ばかりする政治屋ども、こんな大事なことは国民に誤解させ

ないように、きっちりとした仕事をせよ。環境大臣が『金目』と人心を逆撫でしているようでは・・・望めそうに

もない。そうだ、私は『おしん』になろう。


『都議よ、小馬鹿にした嘘をつくな』

2014年06月24日 12時42分53秒 | 日記

東京都は日本の首都であり国際都市のひとつでもある。そこの議会は東京都民が望むと望まないに関わらず日本を

代表としての顔を持ち高い品格を要求される。堅苦しく言えばこんな風になるが今の議会は国会を始めとし、この

ような事を望むのは無謀と言っても言い。

議会で未婚女性議員の質問時に『早く結婚した方がいい』とか『子供を産め』とヤジを飛ばしただけでも、過去の

失敗が生かされていないことくらい分からないのだろうか。自民党の柳沢厚生大臣の『女性は子供を産むマシン』

発言を忘れてしまっていたのか・・・・私たちは今でもはっきりと覚えている。

あの時もグタグタと言訳、誤解を解きたいと訳の分からない事を言い、場から逃げ出そうとしたが逃げきれず世間

から烙印を押されたことを。

ヤジには品のあるもの、ないもの、言ってはいけないものがあるのは政治に素人の人でも知っている。それをやっ

てしまった。どうも自民党議員の座る辺りから聞こえたと議場の人、壇上の議員の目線から推察された。議員の不

始末は議会の不始末なのに処分要望を議長を務める自民党議員は『個人が特定できない』という理解不能の理由で

受理しなかった。こうなると東京都議会の姿勢がどんなものか問われる。これでいいはずがないと思わないのか、

ヤジの個人を特定する努力をするとは思わないのか、こんな単純なことさえ思いつかない連中が日本を代表する議

会で活動する能力があるとは思えない。

また周囲にいた議員たちが口を揃えて『聞こえなかった』というのは常識的にあり得ないし、そんな説明を納得す

るはずもないのに、、あらゆる点で鈍感さを通り越して腹の立て様もない。

こんな煮え切らない体質を改善し出直したはずの自民党なのに旧態依然のDNAは変わりようがないことの証なの

か。東京都議連の会長は石原環境大臣、このお方は核汚染物質中間施設の設置場所の選定で『金目』発言したばか

り、出来の悪い国民に真意を誤解させてしまい、その火種が未だ消えない時期にこの不始末だ。

どうせ自浄能力のない連中の集まり放置しておくと勝手にさっさと幕引きをしてしまうから、避難の声を出し続ける

ことが大切だ。こんな議会が牛耳っている都市がパラリンピックやオリンピックなど開催する資格はない。


『演劇、二十二夜待ち鑑賞』

2014年06月23日 12時19分00秒 | 日記

月というものは壮大な太陽系にある衛星の一つとしての捉え方、昔から信仰の対象でありながら日常生活の中でも

月明かり、暦替わりなど切っても切れない身近にありながら手の届かないもの神秘的なもの。新月、半月、満月な

ど大雑把な見方になるが日本には昔から十五夜、十六夜(いざよい)、十七夜(立ち待ち月)、十八夜(居待ち月)、十九

夜(寝待ち月)、二十二夜、二十六夜などと月齢に名前が付けられ、一番馴染の在るのは中秋の名月、十五夜。

さて二十二夜待ちは木下 順二作の物語。二十二夜にの人たちが酒や肴を持ちより慰労会をする場面に繰り広

げられる人間模様を描いたものだ。私はこの種の音痴、故に有名なものなのかどうかも知らない。

八雲町で森の劇場を構え演劇や町づくりそして国際交流に力を入れ活動している、『劇団あしぶえ』がこの演目をリ

ニューアルして公演することになり、その初日が今日だった。二十二夜待ちの公演は第1回八雲国際演劇祭(H13

年)ではなかったかと思われるから、それから13年も経っていることになる。

前回観劇したのは安寿と厨子王だったがメインキャストが代わっており、劇団のイメージもリニューアルされたよ

うに映った。劇場の主宰者でもあり演出を担当の園山 土筆さんの解説は、喜劇だから方に力を入れないで、しっ

かりと笑って欲しいとのことだった。

二十二夜は満月から欠けてきており歪な形の月、夜もかなり更けてから月が出てくる。十五夜のころは宵の口には

月が出てくるので、宴会を伴う集まりには夜遅く、しかも夜を押して朝まで語ろうということも目的になっていた

のではないかと推察される。場所によっては女性だけが二十二夜に集まり、男性は二十三夜に集まるというのもあ

ったそうだ。

二十二夜に村民たちが酒肴を持ちより宴会をしていた。そこにならず者が乱入し傍若無人な振る舞いをする。村人

たちは隙を見て逃げ出すが一人の老女が取り残され、それを迎えに来た若者と3人が一夜を過ごすことになる。

夜中に何度も同じことを頼む老婆を大切にする若者の姿を見ていたならず者の心の中に、肉親の温かさを蘇らせる

という粗筋だ。物語の要所々はコメディー・タッチがちりばめられており、笑いをとるから喜劇に見えるが、その

底流には人の心を埋め込んだ実に後味のいい芝居だった。

演劇に全く興味を持っていなかった私がこうして何度も芝居を観るなんて、人生には岐路となる何か不思議なもの

が時折顔を出す。


『ワールドカップ・ショック』

2014年06月22日 13時37分04秒 | 日記

サムライブルーのワールドカップはあっけなく終わってしまった。初戦のコートジボワール戦は予想に反して日本

が先制し心密かに悪くても引き分けで勝ち点1を得られれば予選レースに残ることが出来ると、過大な期待を更に

膨らませてくれた。私の予想ではマスコミが掻き立てて来た『決勝Rへは行ける』はとても叶いそうにないとして

いた。だが、あの本田のシュートは心の中で『これはdream come trueになるかも』と期待に変わっていた。

FIFAの順位からいけば日本は一番下だから決勝Rにいくには一番厳しいことはよく分かっているが、過去の成績

では順位以上の成績を残しているから、必ずしもこの通りにはならない。これも淡い期待のひとつである。

だから、仮に決勝Rに行けなくても仕方がないと事前から自身の心の中では言い聞かせて納得していたはずなのに、

続けざまの失点で現実の世界に引き戻されてしまった。

淡かろうが、過大な期待だろうが途中まで夢を見ていたから敗戦のショックは大きく、それからTVも新聞も一切

見なくなってしまった。2戦目のギリシャ戦は時折ラジオから聞こえてくる声に耳を傾ける程度で途中経過は殆ど

分からない、ただロスタイムが過ぎ去り吹き放たれたホイッスルで日本のワールドカップの息の根を止められたと

思った。残りのコロンビア戦、その他の試合で大異変でも起こり首の皮が1枚残るなんてことを期待できるほど甘

い世界ではないからと、ふんぎりをつけてワールドカップを楽しもうと立ち直りの機会を窺っている。

これからはハラハラドキドキすることなく気楽に楽しみながら世界のスーパースターたちの試合を楽しみたい。そ

れにしても、日本の選手たちのレベルが上がって来たのは事実、チーム力も増してきたのも事実だが、日本が追い

越すのには未だ足らないものが沢山あるということだ。外国の様に底辺の層の厚さや環境に違いがあることは確か

だが、それを克服する道は残されていると思うので今後に期待したい。残念なことではあるが選手の皆さんにはご

苦労様とねぎらいの言葉を送りたい。


『術後カレンダー』

2014年06月21日 12時47分44秒 | 日記

私の食道がんと胃がんは平成21年10月9日に行われた手術、前後に抗がん剤治療で一応の処置を終え以後、経過

観察を続けている。癌治療に付いて回る5年生存率は50%などの表現。

癌の治療を開始してから生存している率のことで、治療後に癌が再発して再び治療中の人もこの中に含まれている。

治療にも外科的なものから間接的な治療といろいろあるから、定義にある『治療を開始してから・・』の解釈の幅

は広いし、意味合いも広い。処置して残った癌は成長が早いから5年も経つと検査をすれば直ぐに発見される大き

さになっているから、この期間になっている。

手術をして患部を摘出したなら悪い部分を切り取ってから5年間だと状況がはっきりしているから分かり易いが外

科を伴わない抗がん剤治療の場合、外科手術のように治療結果の判定は難しいからしっくりとこない気がする。

誰しも5年は意識して喫緊の大目標にこれを据える。だから時々どの地点にいるのか確認しておきたくなるから

手術後、何日経過したのかを示すカレンダーが必要になり、これを作って時折、眺めている。今日は6月21日だ

から術後1716日目になり5年目まであと3か月半ほどまでたどり着いた。

カレンダーの存在は日を重ね、ある程度年数が過ぎてから出ないと5年という歳月の実感が出てこなかったが、1

年を残すくらいからのカウントダウンのスピードは非常に早く感じた。カレンダーの意味も順調な状態が続いてい

るからこそ有難味が実感できているのだと思う。

癌治療から5年を迎えると普通の病気で言う治癒に該当するのが『完解』ということになる。この言葉は癌専用の

言葉でもなく意味合いは『永続的であるか一時的であるかを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床

的にコントロールされた状態を指す。すなわち、一般的な意味で完治せずとも、臨床的に「問題ない程度」にまで状態

がよくなり、あるいはその状態が続いている』(Wikipediaより)

癌の場合、その根本的な治療法がないから症状や因子を抑え込むことができたものを一般の病気の治癒や完治に該

当する言葉として使われていると思う。治癒や完治を調べてみると傷をした場合に傷跡の残り方により治癒とは言

い難いケースや所謂、不治の病には治癒は存在しないとか、思いもしなかった説明が出て来て、その奥深さに戸惑

ってしまった。

                                         術後カレンダー


『公明党の責任』

2014年06月20日 12時20分46秒 | 日記

政治の在り方について個人個人で考え方、支持の仕方は異なる。近年は無党派層なる特定の政党を支持しない人が

半分近くを占める事は珍しくない。総理大臣がコロコロ変わる日本、政権交代してみたらまさに夢現(ゆめうつつ)、

これではいけないと元来た道に戻った。戻ったというより選択肢のない選挙結果がそうさせた。

古い元総理が新しい総理として再登場。病気で辞任以来、体調を取り戻したらやたらと元気で、景気の気に火をつ

けたかのように見えるが、本当に庶民は景気の気を感じて消費税値上げの余波に打ち勝っているのか。

これもまた夢現なのかもしれない。

新聞、TVの論調は安倍内閣は右に大きく舵を切りつつあると囃し立てるが、肝心の民たちは国家が大転換しよう

としている時でさえ一向に関心を示さず、平成元禄に呆けている。

政治に無関心になった爺はどうでもいい。国が右に行こうが左に行こうが私が存命中、我が身に大きく降りかかっ

てくる災難などなかろう。だが、一番無関心な若い層の人たちは国家の決めた右舵によって国際紛争だとか経済戦

争に巻き込まれ苦労しなければいいがと心配している。

その一つの例として集団的自衛権の扱いだ。私個人としてみた時、集団的自衛権を全く認めないとするには沢山の

矛盾に目を伏せなければならず、何らかの措置は必要と考える。戦争への道を開くことへの危険性が高いとされ反

対の意見が多いのも事実だが、他国のミサイルが同盟国に向けられているのにその措置に手を貸すことができない

となれば、相手国は我が国を同盟国とは言わないのではないか。

これは大事なことで歴代の内閣もこの矛盾に蓋をしたまま、行使は違憲としてきた経緯がある。矛盾は正々堂々と

国民議論の場に上げるのが政治家の使命ではないか。それをどさくさ紛れのような形でなし崩しにしようしている。

政治の場も数の力による。先述の夢現から覚めてみたら一党独裁状態。数の力に唯一、影響力を持つと思われてい

るのが連立を組む公明党は庶民に近い感覚を政治の場にと力説する。

確かに過去の公明党の党首は大物がいて創価学会の会員でなくても一政治家として支持、好感を持つ人もいた。し

かし私感では残念ながら近年はそうした人物の出番はなく、自民党の腰巾着とか太鼓持ちと揶揄されることもある。

庶民寄り政党だからこうした事態の時にこそ歯止めとしての存在感が必要だと思う。集団的自衛権には反対に近い

慎重だったのに自民党から『反対して連立離脱の気配なし』と心中を透かし読みされ押し切られようとしている。

恐らくこの見方は正しくその内『公明党、集団的自衛権を容認』のティロップが並ぶのでは。

政治の世界も、言うは易し行うは難し。

お断りしておくが私はどこの政党を支持する者ではなく、ただの方言爺だ。


『カラスの西瓜被害』

2014年06月19日 12時30分06秒 | 日記

我が家の西瓜の生育具合は良好で着果し始めている。自然交配に任せているが今のところ6~7個は確実になって

いるから例年と比較して順調といってもいい。雌花の大きいものが付いてきたのでこれから本格的に着果していく

ものと思う。種なし西瓜,果肉がオレンジ色などと少し変わった品種の栽培に挑戦している。

最初の頃は順調で何の問題もなく収穫していたが、ここ数年はつる枯れが起るようになり最盛期前頃になると、徐々

にやられていく。原因は不明だから手の打ちようがないから、苗を分散して植え付けている。

私の所はこんな苦労を抱えながらの西瓜栽培。

ところが近所の畑では小玉西瓜が早く実を付けてメロンくらいの大きさに育っていたものをカラスに食べられてし

まった。それも少し大きくなったものばかり5つも。

叔母さんはカラスが近くに来ていたのは知っていたがすぐ傍の畑を耕運機で起こしていた。その一寸した隙を狙わ

れたものだ。少し赤くなりかけていたからカラスにすれば十分な糖分があっただろう。

カラスよけの釣り糸を張り巡らしたが一度味をしめたものだから、糸を恐れるより食欲が勝ったらしく糸の下まで

歩いて来ては様子を窺っている。

近くに行って追っ払うとカラス自身が安全を確保できる距離まで逃げるから更に追いかけるとまた、その距離を保

つだけ逃げる。人間の神経を逆撫でにするような仕草に切れてしまう。勢いを付けて脅すと近くの木まで飛び立ち

小馬鹿にしたような顔をして様子見。本当に頭にくる。これからカラスと人間の知恵比べが始まる。

ニュースは直ぐに伝わり、私のお隣さんは直ぐに防鳥網を張り巡らせ完全防備体制完了。閉めだされたカラスは次

の獲物場所の選定にかかる。私の所は未だ実が小さいから来ても被害は出ないだろうが放置しておくと必ず被害に

遭うので、もう暫くはしたら同様の体制をとる事にしている。

西瓜以外にエンドウ豆、トマト、キュウリ、トウモロコシ等がカラスにやられる空中戦が始まり、ヌートリア、狸

との地上戦は如何なる展開になるのやら。夏野菜の収穫は野生動物とのバトル・シーズンでもある。


『炭小屋の解体』

2014年06月18日 11時50分27秒 | 日記

私の所属する木炭生産グループの平均年齢は70歳を越える高齢グループだが、最高齢80歳の会長さんを始めとす

る会員は皆、驚くほどの体力の持ち主であることは以前、紹介した。体力のあることは気力が充実していることに

他ならず何事にも前向きに取り組む姿勢が常にある。

昨年、募集のあった補助事業で炭小屋の立替・新規事業の追加を申込み、何とか受理され先般よりその作業が始め

られた。この事業は70%補助だから残りの30%は自己負担になる。グループで借り入れをしてやることになるが、

この点に於いても借金を恐れることなくやり遂げようとの意欲が優っているから成せるのだ。

解体作業を始めた訳だが流用できる資材は出来る限り使用するためその配慮をしながら進めて行った。解体後に一

番困るのが燃やせないゴミ類、長年蓄積されてきたものだから汚れたり錆ついてボロボロになりかけたものが混在

している。始末するのが面倒だから隅から隅へ追いやられ続けた後の始末は大変。

小屋の解体を終え炭窯は丸裸になってしまった。私がこの会に入れて貰ったのが8年ほど前のことだから、炭窯の

生い立ちは分からないが出来てから16年間お世話になった窯に感謝々。

窯の土は次の窯を造るのに必須のものとなる。窯で使った土は焼けていて窯を造るのにいい材料になるから、以前

は新しく窯を造る際には取り壊した古い窯の土を貰いに行ったそうだ。

今度の窯はこの場所から300mくらい離れた場所になる。新たな場所で新しく炭小屋、団らん室、研修室などを追々、

作ることになっている。この場所での工事、完成後の炭焼きが安全に執り行われるよう安全祈願をして貰い、この

秋を目途の工事が本格的に動き始めた。

 

                                      小屋が解体され炭窯だけが残された


『韓国の3権分立』

2014年06月17日 12時20分37秒 | 日記

Sewol号事件で韓国の国の在り様が揺らいでいる。日本と大きな違いは大統領制をとっている事,大統領には権力

が集中しており意志決定が速く行政府全般にわたってスピーディーな仕事が可能と言う風に見える。

韓国における立検の仕組みや司法制度がどうなっているのか知らないが、Sewol号事件では根本的な原因究明が為

されていないのに、大統領の職務権限を逸脱したかのような言動が目立っている。

被害者家族、国民感情さらに私たちでさえも、船会社や船員たちの無能ぶりには憤りを覚えるのだが、大統領は裁

判官ではないから一時的な感情で司法に影響を与える事があっては3権分立を保つことはできない。

今の大統領の言動をみていると、政権維持のためのSewol号対策に写って仕方がない。怒りの矛先が船舶会社に向

かうように仕向けているのは素人目にも、そう見える。教団での捜索に6000人もの警察官が出かけたのをみても

その意図は透けて見える。

先述のように未だ根本原因についても何一つ解明されていない。過積載、荷物の固定不十分、バラスト水の有無な

ど表面上に出ている推定原因だけで重大犯罪を犯した人を作り上げようとしている節もある。

船舶会社の実質オーナーと言われる人物はSewol号の沈没の直接的な関与は確認されておらず、背任行為で多額の

資金供与を受けていたとして指名手配された。この事件についてもSewol号沈没で表面化し事件の証拠となるもの

は海外や国内に世間ずれしたゴージャスな暮らしだと言う。調べていけばそうした事が立証されていくかもしれな

いが、どうみてもこの人が過積載をして儲けた金を教団に寄付することを指示し船が沈没する事があるかもしれな

いことに知らんふりをしていたとは思えない。

単なる背任行為があったとして国際指名手配をされるような重罪人と確定していない人たちの扱いは完全に有罪人

のようだ。私はこうした人たちを擁護したり弁護したりするつもりは毛頭ない。

しかし、今のような状況が続けば、今後も起こり得る事件事故の3権分立が守られ、確固たるものが定着するのか

隣国から要らぬ心配をしている。東電原発事故で何も原因が分かっていないのに既に安全対策が再稼働可能を目指

しているいい加減な日本政府の論理思考と似ているように思えなくもない。


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