特別買うものはなさそうなので本当のチラ見のショッピング、つまり時間つぶしのような感
じ。そんな雰囲気の中、お洒落に全く無関心の爺さんが気にしていたクロアタのネクタイ。
添乗員の事前レクチャーによるとネクタイ発祥の地はクロアチア、最初は兵士が寒さ避け
にスカーフのようにしていたものをイギリス人が、おしゃれなネック・タイにして広めた。
そしてガイドの案内で、ネクタイの老舗クロアタを紹介された。娘の旦那たちへの土産は煙
草と決めていたが、いつも煙草では芸がないから今回は奮発してクロアタのネクタイにした。
煙草なら1カートンが2,000円ほどで済むから安上がりなのだが・・・・
前回、フランスで煙草の値段は確か4,000円近かったと思っていたから、今回調べてみよう
と思っていたが、煙草を諦めたので調べなかった。ここのネクタイは絹製で所謂ブランド品
だから高級品、確かに手触りはいいし全体がシックな仕上がりになっており、オフィシャル
な場所でも十分と見立てた。クロアチアの象徴となっているチェックマークの柄はスマートに
見え気に入ったが、着て行く場所が限られるようでもあり控えざるを得なかった。何度も言う
がお洒落に全く興味のなかった人間だから、現役の時でもネクタイをつけるのも嫌いだった。
管理職になりお付き合いする人も所謂、偉いさんになり不細工なことは出ないから、それなり
に気を遣ったつもりだが根本的にセンスのなさは補おうとしても所詮、付け焼刃だったろう。
だからネクタイに万のつく買い物など考えられない世界、今回はそれに向かってみる気にな
った。婿たちへの土産だから決心できたのであり、自分の物だったら?わからない。
いつもは免税を受けるほどの物を買わない。今回もそれはないと思っていたが、添乗員が店
から証明書を貰うように言っていたのを思い出し、要求しようと思っていたら先に書類を渡され
た。空港でその申請をすると幾らか税金が帰って来るらしい。