食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

経過観察の終了について

2017年07月21日 19時06分06秒 | 通院

平成21年10月に食道・胃がんの手術からもうすぐ丸8年が経過しようとしている。術後に

起きた症状に対し万全の処置をして頂き術前に心配されたことをオーバーに言えば奇

跡的乗り越えてきた。1年くらい前から『経過観察はそろそろ卒業』と言われていたが気

がかりなことが発生したため内視鏡検査などによるチェックが継続されてきた。

『今、万が一がんが見つかったばあいは再発ではなく新たながん』という事になる。私個

人の心情では『心配だから今後も経過観察を受けたい』と思いながら『心配だから・・・・』

では終生このままの状態を続けなければならないことになる。そうなれば主治医の先生は

担当する患者が増え続けることにもなる。次の診察は9月、最後にCT検査をして貰い異

状なければ本当の意味の寛解と言える。

 


『SCC=1.8-->1.7微減』

2013年09月09日 18時05分16秒 | 通院

8/26受診の造影剤CTと腫瘍マーカー検査結果の説明があり病院に出かけた。説

明だけだから受付と同時にと思っていたら、先客の診察時間が長く予定の時間より

1時間近く待つことになった。開口一番、SCC上昇を受けて造影CTで詳細に検査を

したが異常なし。いつものように肺気腫自然治癒の跡、食道手術時の影響の痕跡

があること以外は順調に回復しているし、異常兆候はみられないとのこと。SCCは微

減の1.7だから基準より高いが安定していること、採血の具合で直ぐに変動すること、

個人差などから余り心配することはなく今後の変動、特に急上昇などの変化を注視

していくとの説明。私も『私の場合、SCCは今くらいの値が基準のようだから、驚かな

いようにしている』と軽口を叩く。腫瘍マーカーの検査は外部に出していたので結果

は採血後、1週間くらい必要だったが、病院の検査体制が整ったので近い内から、採

血当日に結果が出るようになると朗報あり。

造影CTで異常が見つからなかったとするよりも、異常がないことを確認できたという

風に解釈して、目出度し・目出度しと考えるようにしている。もし、結果に何か異常ら

しきものがあるとの事だったら、いくら空元気の私でも気にかり安穏としてはいられな

かった。これを弾みにして次の行動を起こしてみようと思っている。


『造影剤CT検査』

2013年08月26日 18時55分38秒 | 通院

前回の検診でSCC=1.8(基準1.5以下)だったから、通常のCTより詳しく診られる造

影剤CTを撮ることになった。いつもの通り、朝一で病院に出かけ血液検査を受けた

後に放射線科に出かける。予約は一番目だったらしく8時30分に名前を呼ばれ部

屋に入る。1回目は造影剤を使用しないでCT撮影を済ませる。造影剤の注意や過

去の症状を聞かれたが、造影剤によるアレルギーやショック反応はなかったので、

その旨を伝える。途中、気分が悪くなったり、造影剤、投入ヶ所が痛くなったりしたら

教えるように指示有り。

造影剤を入れると最初の内、腕からゴニョゴニョと液が入っていくのが分かる。身体

が熱くなると言われていたが、心臓カテーテルの時のようになるのかと思っていたら、

私には熱くなったような感覚はなかった。それから一寸だけ待って本番撮影が行わ

れ、撮影会は終了。消化器外科に行き本日の検査速報、肝心なことは何もないの

で雑談問診で次回の結果報告日を調整、私の都合で9/9になりSCCおよび造影CT

検査の結果報告がある。


『SCC=1.8に上昇』

2013年06月20日 18時15分47秒 | 通院

今日は先日受けた血液検査の結果を聞きに病院へ。前回は1.0と今までで一番

低い数値を示していた腫瘍マーカーSCCが倍近くの数値になっていた。過去の

ケースだと1.5の辺りをウロウロしてまた元に戻る、そんなパターンの繰り返しだか

ら先生も『まあ、検査誤差の範囲と考えてもいいでしょう』との説明はあったが

『次回のCT検査を少し早目にしてみますか』

と提案があった。続いて

『造影剤の影響やアレギーはなかったですよね』と聞かれ『はい』と答えると

『造影剤の方がよく見えるから、そっちにしますか』

私には何の異論はないから、次回のCT検査は造影投与になった。

私の希望としては過去の結果からSCC=1.0は出来過ぎのようだから、1.5近辺の

低空飛行をお願いしていたが過去最高の1.7を越えたのには,いささかながら

『ふー』とため息を一つ。腫瘍マーカーの数値とは、これからもずーっとお付き

合いしなければならないが、知らなければ心配しないで済むこともあり複雑な

問題だ。

癌患者は腫瘍マーカーの上下を気にして暮らす、それよりも高い数値を持って

いながら何も知らないで平気に暮らす健常者もいる。何らかの病気発症率が高

いのは、どちらの人だろうか、なんてくだらないことを思う。

まあ、この私のことだからこれ位の事で落ち込んだり、暗がりでしょんぼりするこ

とはないから、再び一応1.5以下への道を手繰り寄せようぞ。

過去の何度も基準値越え(1.5以上)をしているが、何もしないで下がっているの

で、いつものように『空元気』で頑張ろう。


『定期健診』

2013年06月06日 18時12分13秒 | 通院

3か月に1度の定期健診。今回は血液検査、腫瘍マーカー検査だけの順番。前回

の教訓を活かし、いつもより15分ほど早く出かけ8時前に着いた。診察券を受付機

に入れて診察票を受け取るのだが、8時からの受付開始らしく3台の機械の前に長

い列ができていた。いつも並ぶことはないし、しかもいつもより早く着いたのに・・・・

と不満心を抱きながら並ぶことにした。受付が始まった時『保険証の確認が必要だ

から、機械では駄目』このことを思い出し、受付カウンターで手続きを済ます。

血液検査の所に行くと、いつもより15分ほどの差なのに7番目とすこぶる順調。そし

て消化器外科に行き健診、結果は別の日にといつものパターンで終わる。先生も

早く5年が過ぎれば、との思いがあり、いつも早く過ぎれば安心できると言われる。

あと1年と4か月で丸5年を経過するのだが、この時間経過と普段『1年なんて直ぐに

過ぎる』こう言葉を交わす時間経過とは、スピード感がまるで違う。

時間は同じはずなのに、5年生存率の枠内に早く入りたい気持ちの一方で『歳は

とりたくない』と相反する気持ちがある。

癌を患って治療をして貰っても『完治』とか『根治』という言葉がない病気だから、

何かを一つの区切りにして気力を取り戻す機会にするには丁度いい年数(実際

は統計的に5年としているだろうが)でもあるように思う。


『定期健診、7msvの被ばく』

2013年03月14日 18時20分43秒 | 通院

半年一度のCT検査がやってきた。

絶食で行くから朝早く起きて準備することもないから、いつものように7時半過ぎに布

団から抜け出し、そそくさと病院に向かう。いつもと変わりない時間の出発で病院に

着してみると駐車場は沢山の空きがあり、『これなら採血は早目に・・』

と思ったら大間違い。待合所の30くらいある椅子は先客で埋め尽くされていた。

過去のデータからいけば楽勝のはずが前回から様子が違い、もう少し早く来なけれ

一番嫌いな『待つ』ことを避けられない。どこの病院でも同じだろうが採血が終わ

らないと次のステージには行けないから、兎に角ここだけは早く通過しておきたいも

のだ。待ちは長いと観念していたら以外にも15分ほどで順番がやって来て、思わず

ピースサインを出したくなる。採血を終えCT室に向かうと待つ暇もなく呼ばれ、ここ

もあっという間に通過。

血液検査の結果が出るのに多少の時間がかかるだろうからと、コンビニで中華まんじ

うを買い遅まきながらブレックファーストを摂る。腹も膨れたことだし消化器外科の待

合室でじっくりと待たせて貰おうと、本を広げた途端にコール。SCCは結果が1週間後

に出るからそれ以外のものは当日に説明を受けていたが、今回は来週に纏めて説明

することになった。血液検査の結果待ちの時間が不要になり、私はその方が都合がい

から、こうなって欲しいと思っていた。今年の冬はインフルエンザの患者が多く、食道が

ん手術を受けた患者の何人かが入院治療されたとのこと。

理由は食道がんに至るまでの喫煙で肺機能の低下が基盤にあり、手術で人工呼吸器

使用によるダメージで更に肺への影響が出たものだとか。

インフルエンザ、肺炎の絶妙な悪のコンビがそうした弱い部分に付け込んで餌食にして

るのだ。こういう話になると私も借りてきた猫のようにおとなしい。

先生は続けて『xxさんの場合も同じで、長年との・・・・・手術を執刀することすら・・・』と当

の酷い状況を思い出しながら、よくぞここまで回復できたものだと語られた。

先生にすれば手術をしない訳にはいかない、手術をすることで起こるリスクの大きさ、前

の狼、後門の虎、悩みに悩みぬかれた結果の決断だったと思う。よく言われる出来の

悪い子ほど気にかかる、ぶっちゃけて言えばこれと似たところがあり、迷惑をかけた患者

ど云々だろう。先生への感謝を忘れたことはない。

ところでいつも疑問に思い、書いている『年間許容被ばく量は1msv』は何を意味するのだ

うか。確か被ばくすると癌になる確率が高くなるから・・・・・確定的な根拠はないが安全

に安全を重ねて1msv?

癌患者は癌になってしまったからCT検査でそれ以上の被ばくをしても構わない。どう考え

も理解不能なのだ。私の脳みその皺が延び切ってしまったから分からないか?  

『♪教えてお爺さん♪・・♪教えておじいさん♪』アルプスの少女ハイジの唄が駆け巡って

いる。歌のついでに、来週末からスイスを含む旅行に出かける予定。

 


『レム睡眠』

2012年12月06日 17時31分16秒 | 通院

自分の睡眠がどのような質のものなのか分りはしないが、自己診断ではレム睡眠なの

ではと思っている。昔は寝つきの悪い時に酒を呑んで誤魔化していた。酒は晩酌に変

わっていったから寝つきは良くなり、酒が導眠剤の役目になっていたのは確かだ。

入院中途中から寝つきが悪いため導眠剤を処方して貰っていた。あんまり効き目は良

くないし常用するのに抵抗を感じ止めてしまった。しかし酒なしの生活にも段々と慣れ

てきて今では昔ほど寝つきは悪くないが、睡眠の質は悪い方で、爆睡なんて夢の夢。

レム睡眠はRapid Eye Movementsの頭文字をとってREM睡眠と言うそうだ。直訳すれば

素早く目が動きながら寝ている様。身体は休息しているのに脳は活動している証なのだ

とか。寝ているようで起きているような、そんな睡眠ではないかと理解しており、自分のも

のよく似ている。それで睡眠不足ではないし、昼間に眠くなることはないから寝ているの

だろうと思われる。前回の検診の時、睡眠に悩みのある方へとポスターが貼られていた。

興味津々で見てみると、胃酸と睡眠には因果関係があり、胃酸をコントロールすることに

より眠りの質を向上させる治療の案内だった。

鳥取大学とここの病院が共同で推進しているもので、悩みのある人は消化器内科で受け

付けるとなっていた。早速行ってみようというほど積極的ではなかったので主治医の先生

にも相談しなかった。

しかし、こんな簡単なことで睡眠の質がよくなるなら・・・と未練はたっぷり。


『定期検診Ⅲ』

2012年10月01日 18時23分02秒 | 通院

 

腫瘍マーカーSCCは食道がん、胃がんなどのチェックに有効とされるものだが、許容

は1.5ng以下となっている。腫瘍マーカーの多くは癌判定というより、その数値が上

昇していく経過をみて再発、転移の兆候を見取るのに使われている。

SCCの許容値は狭い幅なのに、日差が25%(1日内の変動)もある。1.5の25%は0.375だ

からSCC=1.2の場合、最大の日差が出た場合1.2+0.375=1.575で許容値を越える、つ

まり朝一は1.2だが昼には1.575なんてこともある訳だ。また、唾液や汗、喫煙、薬など数

多くのものに反応するし、個人差が大きいものらしい。私の場合、前回、6月は上限の

1.5だがH22/12には1.7に上昇したことがある。過去のことを聞いてみたら、術前の記録

では1.7、術直後にも1.7となってた後に1年くらいは1.5以下だった経緯がある。どうも私

の場合は1.5を越えた辺りをウロウロするタイプかもしれない。今日は9/20実施分の結果

を聞きに行った。前回と同様の1.5だった。

当り前のことだが先生の説明では数値の上昇傾向が続けば、何らかの処置が必要にな

るが、私のような数値で落ち着いている場合は所謂、誤差の範疇になるとのことだ。

こうした数値の経過に神経質になる方や医者への事細かな質問攻めにする方、病気

事だから心配で仕方がないからのことだ。心理はよく理解できる。

私は自分の考えや信頼できる医者に出会ったこともあり、出来るだけ心配しないように

心掛けている。勿論、疑問があれば質問はする。

本日の先生のお言葉

『手術から3年経過しまた。5年生存率が一応の目安になっているが3年くらい過ぎると

存率は高くなります。多重癌だったけど順調に回復してきた。この調子で頑張って下

い。』

『残りの2年は長いですね』は私の言葉。

この3年はあっと言う間に過ぎたが、生存率にかかる話のこれからの2年は不安がある訳

はないが、長そうに思う。別の自分は、もう3年も経ってしまったのであと2年はあっと言

う間、2つの思いが行ったり来たり。


『定期検診Ⅱ』

2012年09月21日 18時19分03秒 | 通院

不摂生の極みの中で暮らしていた頃、病院に行くと『禁酒、禁煙』の二言が恐ろしくて、

足が遠のいたから癌になったのだろうか、自業自得・・・・。

先生から『禁酒、禁煙』を言われたのは事実、でも直ぐには従わなかったが、始めてから

は自発的ではなかったのに、何故か止めてしまった。手術をしてから一年は酒を控え、以

後は盃に2~3杯またはビールをコップに少々、最近は懇親会やらで月に1~2回の酒席

がありビールコップ1杯弱、日本酒をコップ半分くらいは呑める。晩酌はしなくなったか

ら酒に関して先生から何を言われても怖くないのだ。いつぞや、『少しくらいならお酒は

いいですよ』とツーイトはあったが、それに反応して話が続いた訳でもなく『はい』くら

いの事で終わった。

3年経ったから話のついでに酒の話でもと思い『酒も煙草も要らなくなって、代わりに甘

いものに目がなくなりました。月に1~2回の会合後の懇親会で飲むことはありますが、

酒との関わりはどんなもんですかね』と聞いてみた。

『一般的には控える方がいいと思う。しかし、3年経過し順調なこともあり所謂、常識的

に嗜む程度ならいいでしょう。量が増えると喉やら胃への刺激になり、いい影響はないか

ら・・』

私は変身し昔の酒飲みとは違うから『ふーむ、常識的な嗜みか、難しくはないな』余裕の

コメントだ。彼岸入りしてから急に暑さが和らいできたが、真夏のあの暑い中で外仕事、

汗を一杯かいて精を出していると『冷たいビールが待っているぞ』の声が励ましてくれた。

しかし、いざ家に帰ると、その冷たいビールより甘い菓子に向かい、ビールは忘れられて

しまっていた。

ひょっとして、この私は何かの病気にかかっているのでは?

 

******* 梅ちゃん先生バトル、投稿後10分で削除された。今日もやるで!


『定期検診』

2012年09月20日 18時14分16秒 | 通院

今日は半年に一度のCT検査と腫瘍マーカーのチェックの日。検査自体、特別なこともな

し、緊張することもないから、お気楽にと言い聞かせて向う。採血は診療開始の8時30

分過ぎに、CTは部屋に着いた途端に呼ばれ、殆ど待ち時間はなくスイスイだった。これ

が月曜日だと、いつも混み合っており、こんなに簡単にはいかない。

検査結果が9時過ぎには出て、主治医の先生からの説明。

『長らく喫煙しておられたから肺気腫の跡が残っています。また、おっぱいのシコリも以前

同じですね。リンパや他臓器への転移は認められないし、手術の縫合部も異常なしで

す。結果の出ているマーカーも異常なし、もう一つのSCCは来週に結果が出ます。』

そう言えば、以前から煙草による肺気腫のことは説明されていたが、全く気に留めていな

った。煙草を吸っている頃に、激しい運動をしても息苦しいような事は全くなかったの

に、術前検査でいきなり『肺気腫の跡がある』と言われた時にも『ふーん』としか思ってい

かった。よーく考えてみれば、食道と胃の大手術をするのに、心肺への負荷に耐えら

れないかも知れない状態にあるらしい・・・・・みたいだ・・・・・

医者の立場からみれば大問題だ。いやいや、患者がもっと大変さを感じてくれけれ

ば・・またまた思い出す。『煙草を吸っている人は麻酔が関係して、痰の切れが悪くな

から・・』これにも『ふーん、大変なんだ』と暖簾に腕押し。

闘病記を読みこうした事を気にし出すと、徹底的に調べ医者に聞き、遂には医者に

方法までお願いするほど神経質な人もおられる。事前によく知っていたから、辛い

事にも耐えられたのではなく、知らなくても耐えなきゃ仕方がないのだから、いらん心配

してNK細胞のやる気を殺ぐようなことはしない方が良い、これが私の考え方。

ただし、そこには医者との信頼関係が構築されているとの前提条件は必須である。

今まで、何度も同じような説明を受けているはずなのに、今回は『肺気腫も大変な病気

に何もなくてラッキーだったなー』と殊勝な心がけ。

 

*****梅ちゃん先生バトル、昨日は投稿、速攻で3分後には削除された。

 

          買い物に行く途中見つけた、古代米をパチリ


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