カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

辺見庸*佐高信 『絶望という抵抗』 金曜日

2015-02-23 18:26:31 | 本日の抜粋

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辺見 中国は正反両面を含めてたいへんにダイナミックです。共産党の成立過程を見てもそうですね。たくさんの人間を裏切るし、殺している。それを見るスケールの大きな目は、竹内好や武田泰淳以降、日本に生まれていないのではないか。一方、十五年戦争ののちに日本の精神史がどうであったかを凝視しようとする目もない。
 あの頃、提灯行列がよく行なわれました。今のサッカーみたいですけどね。盧溝橋事件、第二次上海事変、南京攻略‥‥‥。奉祝行進ですね。東京では四十万人も参加した。「ニッポン勝った、また勝った。シナのチャンコロまた負けた」と大通りを歌いながら練り歩く。一九三七年に銀座や新宿でやっている。日本軍は南京で最低でも二万人の女性や老人たちを、強姦し、殺した。この実時間に、情報が閉ざされていたとはいえ、「ニッポン勝った、また勝った。シナのチャンコロまた負けた」と全国で何百万もの日本人が喜んで行進した。戦争の時間にハレとケがあるとしたら、提灯行列はハレなんです。ケの日常の世界から抜け出すハレの祝祭だった。その記憶を丹念に辿って、ふたたび表現しようとする人間はいないものかなと思うんです。

佐高 中国というのはすごい国だとあらためて思ったのは、天安門事件です。天安門事件のときに何人かの民主化運動の指導者が国外に逃げた。あれだけの監視国家のなかでそこから逃げる訳でしょう。それは、国と関わりのない組織が地下水道みたいに存在するということです。政府が血眼になって追っているところを、かなりの数が逃げる。これはすごい国だなと思った。
  *****

安部坊の浅薄な歴史認識に二人が呆れ果ててる中での対話だ。
多分、安部坊は、この抜粋部の一行たりとも理解出来てない。
いや、理解しようとはしない。

心は列強への仲間入りだ。(日本国民の多くは誰もそんな事は望んでいない)
アジアの一員としてと語る時、心はアジアなんかに向いてない。
高見目線の、世界の平和に貢献する日本だ。
積極的平和主義なんてのを定義できないまま唱えている。
嫌味な奴だ。
ともかく、不味い。

徳さんとしては、かすかな希望がある。
安倍坊が、世界から忌み嫌われ、冷ややかな目で見られ、馬鹿にされていることだ。
金だけは呉れるんだからと、発展途上国からは慇懃無礼に扱われている。(本人は分らず)
イスラエルのネタニエフ首相と両国の国旗を背にして記者発表する。
湯川、後藤の両人を間接的に殺したことに世界は唖然としている。

安部坊本人は、そんな事には能天気だが、、、、。

本気で積極的平和主義を唱えるなら、憲法9条の成り立ちと、その理念を世界に向けて語る事でしかないと、思うがな。


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