カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

薬選びの前に、ヒャーぼう

2011-07-11 17:44:23 | 本日の患者さん
「先日、腹痛がひどくて救急車で運ばれたんですよ。その時てんかんの発作が起きてしまい、急遽脳外科にという事で、病院探しが大変だったようです。私は意識を失っていたんですけど」

「結局、腹痛はひどい便秘が原因ということでした。その時、便秘の原因が抗てんかん剤の副作用かもしれないということで、主治医に薬を変えてもらってはどうかという助言がされ薬が変わったんです」

「新しい薬は眠気の副作用が強くって、今度は余りの眠気で何も出来なくなってしまいました。昨日からその薬を止めて、やっとここに来ることが出来ました」

ヒャーぼうは身体障害者で車椅子を利用している。
脳性小児マヒで薬には人一倍敏感だ。

「う~ん。大変だったねぇ」

「毎日の生活が出来ないほどの副作用なら、やっぱりかかりつけのお医者さんと相談して、元に戻してもらったほうが良いかもね」

「今までの薬の副作用でひどい便秘になったのかだってはっきりしていないんだから、まず、オーソドックスな便秘対策を試みてみようよ」

「腰椎の後湾を直す。適度な運動をする。規則正しい食生活をする。トイレの我慢をしない。食物繊維など栄養とは無関係なものを多くとって腸壁を刺激する。毎日決まった時間に出ても出なくても便座に座る。ストレスをためない」

「このうち、ヒャーぼうにとって難しいのは、運動だよね。これについては介護の人たちとも相談して、なるべく体を動かす時間を創ろうよ。薬の変更はその後でいいんじゃない?」



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