カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

そりゃないぜ、先生

2012-03-25 17:55:35 | 本日の患者さん
3ヶ月振りにMさんがやって来た。

この間、生活上の問題やら、足の痛みで整形外科に通っていたとのことでなかなか来られなかったとの事。
途中何度か新宿の方へ予約があったが、アクシデントが重なり続け、何時の間にか3ヶ月経ってしまった。

Mさんは脳性麻痺で電動車椅子を利用している。
あいにく、住まいが新宿にも国分寺にもかなりの距離があるのだ。
すぐにおいで、とはなかなかいかない。

「整形ではどんな診断が下ったの?」

「足の骨がボロボロなんですって。歩かないから骨もかなり細いって。股関節も大分狭くなっているし、仙骨と骨盤の骨の位置がおかしいからお尻からドスンと座るようなことは避けるようにって」

「う~ん。そんな言い方ってひどいよね。近所のお医者さん?」

「うん」

Mさんの足や腰のレントゲン像を見ながらの所見で、それ自体は問題ない。
問題は先生のMさんへの伝え方だ。

脳性麻痺の人はアテトーゼという筋肉の不随運動が不断に起きている人もいる。
その場合、筋肉の緊張の強い力が関節に作用し、長い年月のもとでは関節があらぬ方向に捻じ曲がったり変形してる人が多い。
当然、複雑な構造とたくさんの骨が関与している足首など、小さな骨が変形、融合している。

そのことは、Mさんがお医者さんにかかる時の、Mさんにとっては当然の大前提である。

それを、ただ現状を客観的に述べられても、Mさんは困惑するばかりだ。

「で、お医者さんはどうしろって?」

「足首には布のテーピングをするように、膝はサポーターを貰いました。あと、転ばないようにって」

「う~ん。対症療法しかないのは判るけど、積極的なことって、そこには無いよね」



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