カっちんは新婚ほやほやである。赤ちゃんが早く出来ないかと心待ちにしている。
そのかっちんの訴えは腰から太ももの後にかけての痛み。
歩くたびに引っ張られるような感覚に襲われるという。起床時の痛みも耐え難い。あわせて吐き気、頭痛。
腰椎の左側湾と強い後湾がある。骨盤が歪み、仙腸関節に圧痛がある。
全体的に線が細い感じのするカっちん、このまま妊娠、出産に及べば様々な難関が待っていそうだ。
そんな話をする。
3回目のカイロに見えた時、それは午後二時半を過ぎた時刻だが、今日はまだ何も食べてないのでお腹がすいてるとおっしゃる。
(えぇ!徳さんはもう二回も食事したのに~)
話を聴いてみると、カっちんの気持ちの根っこに、今の市場に流れている食料品に対する不安感があるようなのだ。
その不安感、不信感が食事に積極的になれないカっちんを作っているようだ。
特に魚は海の汚染が影響して、好きなんだけど食べれなくなっているとおっしゃる。
事の外、水銀汚染に目が行っている。
赤ちゃんを授かろうとする身として、深刻になっている様子なのだ。
「そんな事を言っていたら、食べるものなんかなくなってしまうよ。充分な注意だけはして、後はしょうがないよ。生まれてくる赤ちゃんはかっちんを責めやしないよ。栄養失調も栄養の偏りも赤ちゃんに悪い影響を与えるだけだよ。滅びる時は一緒に滅びようよ。」
確かに、生真面目な人にとっては、何もかもが毒に汚染されてる世界と感じられるのだろう。
そして、それは一定程度本当なのだろう。
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