カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

圧迫骨折?ルーぼう

2011-02-05 16:45:38 | 本日の患者さん
今日のブログを読んでくださる極々小数の方々、読んだ後、読んだ事を直ちに忘れてくだされ。お願い奉る。

いや、たいした事ではないのだが、、、。

徳さんたちが仕事としているカイロプラクティックは、医療行為としては認められていない、というより医療周辺行為としてすら認められていない。
指圧マッサージ按摩鍼灸柔道整復は法の管理下にあるが、整体カイロの類は厚生労働省の管理から排除されている。

職業の自由ということで放任されているのが現状だ。
何かトラブルがあれば、刑事訴訟法の下に裁きが下りることになっている。

時々、患者さんがお医者さんで撮ってもらったレントゲン写真を携えてやって来ることがある。
内心は大歓迎。
だけど、所見を述べたりしたら医事法違反!
黙って、施療の一助にするのが最善の手立て。

ところが、ルーぼうの場合、そうは言っておれなくなった。

「整形でレントゲンを撮ってもらったんですけど、こんな骨のレントゲンは見たことがないって。考えられるとしたら圧迫骨折なんだそうです。ともかく痛み止めの注射を打っときましょうって事で、納得のいく説明はしてもらえませんでした」

ルーぼうは、その時のレントゲン写真を紙にコピーしてもらって、それを持参していらした。

正面からの画像は、下部腰椎に骨棘の形成が強く見られるが、70代半ばのルーぼうのお歳を考えればやむを得ないのかもしれない。
そして、整形の先生が問題にしたのは、第2,3腰椎間の関節の右にある椎体の4分の1ぐらいの大きさの白く写る影だ。
出来の悪い骨が、関節間にまとわり付いているように見える。

腰椎の椎体は皆、正規の厚さを保っている。
椎間板も、多少の乱れはあるにせよ、厚さを確保している。

この二つだけを取り上げても、圧迫骨折との判断から外れる。

触診しても、圧迫骨折特有の背中の折り曲がりの突起がない。
ルーぼう自身も、骨折時の痛みというのを感じてない。

「こりゃ、圧迫骨折じゃありませんよ」と思わず声に出してしまった。

一度、禁を犯すと人間の習性。

「多分、これは仮骨ですよ。ルーぼうの長年の体の使い方の癖によって、背骨のある部分に偏った力が加えられ続けたんですよ。背骨の方としてはそこを補強しなければならず、カルシウム成分を沈着させていったんですよ。」

「体では、その部分の出来事に対して良かれと思っていろんな行動を取るんですけど、それが体全体の持ち主であるルーさんに取っては不利益になることがよくあるんですよ」

幸いにして、ルーぼうの横から撮ったレントゲン写真には、その問題の仮骨?の塊の中間に隙間が存在している。

この隙間は、ルーぼうに、動けるよ、動いていいよ。
と言っている神の御言葉でもある。


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