カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

殺人事件発生

2010-08-28 16:47:06 | 本日のしりきれとんぼ
最近カイロ施療に見えなくなっていたTさんがふらりとやって来た。

「今日は別件です。わずかばかりの年金暮らしではカイロには来れなくて、、、」
「これを見て」

手渡されたのは新聞の切り抜き。
『93歳の父親殺害容疑で娘逮捕、介護13年間』

「僕の知り合いで、徳さんの所にも、車椅子の介助で僕と一緒に行ったことがある人ですよ」

20年くらい前のことだろうか、Tさんと障害者と3人連れでやって来たことを思い出した。

新聞記事によると、93歳の父親は認知症の症状があり、夜中に壁をドンドン叩いたり、金槌を振り回したりすることがあったという。
娘さん(Fさん)は、その後大量の睡眠薬を飲み意識不明の状態で発見されたという。遺書もあったそうだ。
55歳のFさんがとったバールで殴り殺すという方法は、切羽詰った、追い詰められた犯行であることが伺える。

Tさんによれば、Fさんには精神障害があり当時から引きこもり勝ちだったので、Tさんがボランティア活動に誘ったり、登山やマラソン大会に一緒に参加したりしてたのだ。
父親が介護を必要としだした時点で、病弱の姉に替わって、仕事を止め、一人で介護に専念してたそうだ。
最近はFさんとの連絡が取れなくなっていたとも言っていた。

Tさんの心配は、この先20年ぐらいは刑務所に入っているのだろうか?というものだった。

「事情が事情だから、執行猶予付きの判決が下りると思うよ。もしくは、精神病院に措置入院というところだと思うよ。でも、それから後がFさん、大変だよね」
「すぐには家族も対応できないだろうから、2,3ヶ月経った時点で連絡してみたら、Tさん」

それにしても、お寒い福祉事情だ。
この記事を読んだ人の多くは、明日はわが身か?と内心思ったに違いない。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さと坊)
2010-08-29 00:16:42
自分の身近なところでこういう事が起きると凹みます。
立場的にはあまりFさんを擁護しちゃいけないのかもと思いつつ。

不謹慎かもしれないけれど、自分の場合、母が割合と早くに
亡くなったのは良かったのかもしれない。
将来的にどちらかが被害者か加害者になっていた可能性もあるし。

それにしてもまだ昼間は暑いですね。
外出するのは怖いけれど、動かないでいると寝たきりになりそう。
そちらに行けそうなときはまた連絡します。
返信する
凹み共有 (徳さん)
2010-08-29 17:32:43
涼しげな風が吹くようになったら、カイロにもいらっしゃれ。
返信する

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