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質問の本質的部分を巧みに回避しながら、既定の方針を少しも変更しないという頑なな姿勢を変えようとはしない官僚的な答弁の見本のようなものだろう。「設計基準」の誤りを認めることは、無謬であるべき原子力の安全政策を覆すものであるから、それを些細な点においても肯定せず、ひたすら、致命的、破滅的クライシスを免れたことを主張する(それが奇跡的な幸運であることを語らずに。だが、二度あることは、三度あったのである)
川村湊 『福島原発人災記 安全神話を騙った人々』より 現代書館
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ともかく、川村湊氏は怒りまくっている。
震災直後からの2週間、千葉の自宅に蟄居せざるを得なかった氏は、テレビを見てて、その報道ぶりや、政府発表にだんだんカリカリが募って、ネットを使って調べ出した。
過去の原発関係者の言動を洗い出した。
実名で経歴とその言動が列挙されていく。
日本原子力技術協会なるものがあって、122法人が会員となって、原発推進に関わってきた。
関連産業はほとんど網羅されている。
まさに、がんじがらめの構図である。
原子力村は時間をかけて、誰をも身内にしてしまったかの感がある、、、。
川村氏の怒り方は、庶民代表といったもので、てめえら、俺の知らないところで何やってたんだ!て感じで、理屈が入ってないだけにいっそ気持ちがいい。
抜粋部は、2007年の新潟中越地震で柏崎刈羽原発で火災が起き、放射能漏れがあった事故後、原子力安全・保安院が地元の人たちに行なった説明会の模様のHPへの著者の感想である。
カイロジジイのHPは
http://www6.ocn.ne.jp/~tokuch/
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