カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

アトピーな、めーさん

2008-05-21 19:23:06 | 本日の患者さん
腰痛を訴えていらしためーさんの根っこの悩みは、小さい頃からのアトピーだ。
自己免疫疾患なので、カイロプラクティックで直接どうにかなる話ではない。
ただ、副腎皮質ホルモンが治療に使われる事から考えて、副腎に行っている交感神経に関係する脊椎のあり方には注目する。それと、副交感神経が胸鎖乳突筋の裏側を通っているので頚部のマッサージを深めにするようにしている。
これらは外堀を埋めるようなものだが、徳さんは大事な事だと思っている。
めーさんは、ここ数年は西洋医学から離れて漢方の薬を処方してもらっている。経過は順調との事で喜んでおられた。
ところが、昨年から地方勤務になり、当地ではどうしても良い漢方医に出会うことが出来ないとこぼしておられる。
これも地方格差の話の一つである。
漢方の処方と言うのは、一般に考えられているより難しいらしい。漢方を出す医者が増えてきたが、その使い方は西洋医学の薬より弱いからという理由で出している場合が多い。これは漢方医学とはいえないのだそうだ。
一つの症状に対して、その段階に応じて8通りの処方があり、使う生薬は時に反対の作用をするものがあり、時には強い毒性のあるものまで使うと言う。
それを漢方医は脈と舌を見ただけで判断する。
めーさんが優れた漢方医に出会うのを祈るばかりである。