なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

【京都通信】着物の洗濯、再度。カビ臭さが消えました!

2005-08-25 | 着物あれこれ

前の狭い仮住まいマンションで洗ったら、すっごくカビ臭くなって、部屋の中までカビの匂いが充満状態~を引き起こした例の着物をやっと洗いました。前回、一応乾かしてビニール袋に包んみ、しっかりテーピングして、今のマンションへ持ってきたものの…この間、母にさりげなく聞いたら「和ダンスなんか、結婚して一度も開けてないわ~、結婚して三日目にはモンペ履いとったよ」という暴言…。かなり誇張は入ってるとは思うけれど、そう聞いたらさらに、そのビニール袋を開く勇気と気力が湧かなかったのです。

でも「生活着物日記」のちどり家さんが教えてくださった「みょうばん」も買って来たし、ついに洗ってみました

ちどりやさんのアドバイスは「0.5%のみょうばん水(1リットルの水に5gのみょうばんを溶かしたもの)を洗剤といっしょに入れて洗うと結構ましになりますよ~」。

しかし、暑さで細かい計算がめんどくさくなった私…。
無謀にも、洗濯機に水を入れて、買ったミョウバンを適当にドボドボ、 
さらに、漂白剤入りの普通の洗濯洗剤(アタック)も投入です。
こうして出来た、強力な洗濯液に、例のかび臭ウール着物を一晩漬け置きしてから、ドライコースで洗濯しました。
念には念をいれ、すすぎもかなり丁寧に…。

そして、「くん、くん、くん!」 微かには匂うけど、前とは全然違います! 
「手のし」して、シーツに包んで寝押しした後、一気にお風呂についている乾燥機の温風で乾かしたら、全然気にならなくなりました!こんど、お天気がすごくいい日に、外で干して日光消毒()したら、完璧! う、嬉しいです!
皆さん、情報ありがとうございました!!!

しかし、2枚同時に着物を洗うのは大変でした。水を吸った着物は重いです。1枚づつの洗濯をオススメします。

*私はドライコースで洗いましたが、手で押し洗いの方がいいかと思われます。
*洗濯機の普通コースで洗うのは、縮む可能性があるから、止めた方がいいと思います。
*絶対、失敗したくない着物はやらないでくださいね~!


【京都通信】化野念仏寺 万灯供養へ行って来ました。

2005-08-25 | お出掛け

往復はがきで参詣の予約をとっていた「化野念仏寺 千灯供養」の日です。行く方法でまず悩みました。結局、安全策をとって、四条河原町から62番の京都バスにのることに…。バスは市内をウネウネ~二条城の横やら、妙心寺前やら、太秦映画村やら、嵐山やらの観光名所を通り過ぎ、清滝に向かって山道を走ります。嵯峨野も通り抜けて、着いたバス停は「鳥居本」。大文字送り火で鳥居型の送り火が焚かれる山のふもとです。このあたりは、「嵯峨鳥居本伝統的建物保存地区」になっているそうで、昔ながらの街並みが保存されていました。時間があったので、町並み保存館にはいり、お店を見ながらブラブラと散歩です。

時間になったので、山門をくぐり受付へ。観光場バスでの団体客も多く、結構、混雑状態。三脚片手のアマチュアカメラマンさんも多いです。もちろん、テレビ局の中継準備も着々と進めらており…「人が少なくて静か」と勝手に思い込んでいた私は意外な展開にちょっとびっくり。
でも、まあ気を取り直して…、お寺のパンフレットによると、ここには、昔あだし野一帯に葬られて無縁仏になった石仏や石塔が八千体ぐらい集められているそう。ひとつづつ見ていくと、大きさも形も様々です。道祖伸だったような石仏、小さい石、お地蔵さん、頭が丸いお坊さんの墓石もあります。貰ったロウソクに火を点して、立てていきます。何百本もの蝋燭が灯ると、とても幻想的な雰囲気。だんだん辺りが暗くなってくる中、名前も忘れられた人々のために、多くの人の手で蝋燭が一本一本立てられていくのを見ていると、何となく心安らかな気持ちになりました。

着物です。化野念仏寺の階段下で撮りました。

只今、夏帯の徹底活用中! 
帯締めを寺町通りの「夢吉」さんで買ったアンティークのものに変えてみました。浴衣の方もちらほら。こんな時には浴衣もいいたぁと思いました。地蔵盆ですし。