なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

京都の休日 <3>

2009-07-23 | お出掛け

最終日の京都。
身体は疲れきっているのだけれど、京都での時間を無駄にすると、勿体無いような気がして、どこに行こうか、何をしようか…と考える。
思いついたのは、東寺の弘法市。
京都駅のコインロッカーに荷物を預けて、市バスに乗った。
雨の弘法市は初めてだ。
やっているのか、お店は出ているのか、人はいるのか…などと思いながら、東寺東門前で降りる。

雨なのに、結構な人出だ。
毎月、お参りに来るのを欠かさない人はいるだろうし、毎月、買いたいものがある人もいるだろうし、なるほど。

境内を一巡りして、京菓子 長芳堂さんのわらび餅で休憩。

 美味!

びしょぬれになって、東寺を撤退。
次に向かったのは、屋根のある場所、京都市美術館。
東京で行けなかった「ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」を見に行った。
思いついたら、バスでふらっと行けるところが、京都のいいところ。
私には合っていると思う。
 

特に印象に残った絵~見た記録に~
ヨヤネス・フェルメール 「レースを編む女」
カルロ・ドルチ 「受胎告知 天使」 「受胎告知 聖母」
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 「大工ヨセフ」

同時開催
「作家の一言/見者の一見、美術館での一絵」も見ごたえがあった。

最後は、錦市場へ。


雨の連休明け、おまけに雨の日、観光客も少なく、なんとなく、普段着の錦市場の感じ。
歩くのも快適で、お土産や我が家への買い物を、じっくり、見て回った。
それにしても、「市」と「錦市場」、両方に行くと、特に野菜などは、値段が全然違うのに驚く。
もちろん、錦市場は、厳選したものを、仕入れて売っているのだろうけれど…。


京都の休日 <2>

2009-07-22 | お出掛け

この日は、夫も休日。
二人で、市バスの「一日乗車券カード」を手に出掛けた。

最初に訪れたのは、特別公開中の並河靖之七宝記念館
ここは、明治から昭和初期にかけて活躍した日本を代表する七宝作家、並河靖之の住まい兼工房だった場所。
伝統的な京町屋の玄関を入ると、中は、御殿造の建物と、琵琶湖疏水を引いた庭園。
まさに「水に浮いた家」
この家で、避暑出来たら…。
  夫、「この家が欲しい…」

初めて、きちんと見る「七宝」は、繊細でエレガント。とても見事だった。

続いて、細見美術館
開催中の「夏季特別展 細見美術館 アートキャンパス2009 -日本美術の見方-」を見た。
今まで、興味はあったけれど、行く機会がなかった美術館を二つも制覇。

昼食は、東山三条から千本出水へ移動し、
京都に住んでいた時に来て、再訪したいと思っていた「はちはちInfinity caféインフィニティーカフェ)」へ。

バスを降り、地図と記憶を頼りにたどり着いた入り口。
看板はなく、玄関の電気がついていたら営業中(かな?)。

「今日のサンドイッチプレート」

いろいろなライ麦パンのオープンサンド&冷たいスープ。
野菜は季節の有機野菜、チーズ、ハム、ソーセージなどは、そのパンに合うものが使われている。

食事をしていると、雨が降ってきた。
傘を持ってこなかったので、しばし雨宿り。
相席になったお客さん二人と「上京区にこんな場所があるって不思議ですよね」などと世間話。
一人の方は、ここから3分の場所に住んでいるけれど
、初めて来たという。
そっか、そんなに、知らない人は知らないお店なんだな。
確かに、カフェがあるとは思えない場所にあるし。

古~い一軒家の茶の間で、私は、まったり、のんびり。
夫は、ケーキ(ドライフルーツたっぷりのパン)を食べながら、置いてあったお取り寄せ本で調べ物。


こちらのパンは、2種類の天然酵母(小麦酵母とライ麦酵母)を使ったこだわりのドイツパン。


帰りには、このパンたちの中から、「雑穀のライ麦パン」と「コリアンダーのライ麦パン」を買って帰った。


京都の休日 <1>

2009-07-21 | お出掛け

帰省なのだが、父の墓参り、叔父の見舞いという「2大やるべき仕事」を終えたら、妙に“観光気分”が盛り上がった。
母の趣味は、お寺参り&御朱印(ごしゅいん)集め。
母に、「どこ行く?」と聞くと、「萬福寺!」
即答…。

そんな訳で、京都駅から奈良線に乗って、宇治方面向かい、黄檗で降りる。

黄檗山萬福寺。
禅宗の一派、黄檗宗の大本山だ。
入り口(総門)は意外と小さめ。

一歩中に入ると、中国様式のお寺が広がっていた。
三門と整然と並ぶ松。

高校の時、ここに、禅研修で来たことがある。
開板(魚梆)と久しぶりの対面。
 コレで、早朝に起こされた記憶が…。

法堂の前。

広い庭のよう。ベンチ(?)あり。休憩には最適。

3連休だけれど、この寺の中は、とても静か。
回廊をゆっくり母のペースでしゃべりながら歩く。
座れるところがあれば、休憩して、しばらく休む。
のんびりした、気持ちの良い時間。
「気持ちいいなぁ」「来て良かったなぁ」と二人、言い合いながら、お寺を後にした。

三門前の放生池。丁度、蓮の季節。


母が時計を見ると、午後3時半。
「もう一つ行こうか、お姉ちゃん」
「はいはい」

途中下車して、東福寺へ。
閉門時間まで、あと僅かで、三門の特別公開には間に合わず。
「とりあえず、お参り」と母が言い、本堂へ急いで、お参り、完了。
そこで、急に夕立が来た。

しばらく、歩いたけれど、雨脚は強くなるばかり。

 臥雲橋で、犬と一緒に、雨宿りなぞ。


横浜高島屋 「第2回 飛騨高山展」&「美濃・越中の味探訪」

2009-07-16 | お出掛け

今日は、久しぶりに、“仕事”で出掛けてきた。
行き先は、横浜高島屋の8階催事売場、「第2回 飛騨高山展」、そして、同時開催の「美濃・越中の味探訪」

気温が30度を超える真夏日の午後だというのに、結構混んでいる。
客層は、年齢層高め、主婦らしきおひとりさまとか、数人の女性連れとか、ご夫婦連れとかが多い感じ。
うーん、みんな元気だなぁ。

飛騨高山の物産展なので、飛騨牛のなんたら(カレーとか、ハンバーグとか、コロッケ、握りずしとか)、
五平餅やら、駄菓子やら、お漬物やら、飛騨高山ラーメンやらがずらりと並ぶ中、
「ピン!」とくる商品を求めて、歩く、歩く。

そして、気になったものがあると、立ち止まって、商品を裏返し、食品表示を見る。

歩く、立ち止まる、商品を手に取る、裏返して表示を見る。
しかも、バック斜めかけの、膝丈ジーンズ姿…。かなり、怪しい人かも。

そんな感じで、全部のお店を制覇。
結果、「飛騨高山展」では、目ぼしいものが無かったけれど、
「美濃・越中の美味探訪」の方で、これは!と思う商品があったので、
お店の人と話をして、商品のことも聞き、サンプル購入も果たした。
バンザイ!
暑い中、行った甲斐があって、嬉しい。
今日、元気に外出できたことも、嬉しい。

個人的には、牧成舎さんの「白の命」という瓶入りの低温殺菌牛乳を飲みたかったのだけれど、
私が全店制覇して、「さあ、そろそろ休憩でも…」と戻った時には、
既に売り切れていた。人気商品なのかも…。残念だ。。

もうひとつ、惹かれたのは「野口豆腐店」さんの「からし豆腐」。
丸いお豆腐の中に、辛子(からし)が入っている、夏だけの商品らしい。
初めて知った種類のお豆腐で、興味深々だったのだが、
冷蔵庫の中を思い出して、買うのを思いとどまった。
買えばよかったと、今になって、ちょっと後悔。

一番驚いた商品は、コレ。
  「よもぎカレー」 …。
こだわりのカレーやさんが作ったとのキャッチコピーがあるけど、味の想像がつかない…。
いや、もしかしたら、とても美味しいのだろうか…。


“仕事”が終わったので、帰りに地下2階のジェラード屋さんで、自分にご褒美をあげた。
ジェラードのダブル「マンゴー&ストロベリーヨーグルト」
強烈な甘さで、疲れも吹き飛び、汗も引いた。


今日は、夫が、岩手の出張から帰ってくる。
晩御飯は、サンプル品の試食会となりそうだ。
日本酒でも、冷やして待っていよう。


第2回 飛騨高山展
7月15日(水)~21日(火)
横浜高島屋 8階催会場

【同時開催】
美濃・越中の味探訪
飛騨・高山のクラフトフェア

~五感をふるわす緑の国~オークヴィレッジ展


最悪な朝、けれど、フットサロンで癒される。

2009-07-09 | お出掛け

7時半に、目覚まし時計代わりにしている携帯のアラームがなり、この時間に、「意識」は目覚めた。
けれど、実際に身体が起き上がれたのは、なんと11時。
寝室を出て、リビングまでやってきて、改めて時間を確認する。
「本当に、11時だ…」 
呆然として、激しい自己嫌悪の塊になる。
これは、病のせいなのだろうか、睡眠薬のせいなのだろうか。
今日は、なんとしても、ヤマト運輸のセンターと郵便局に行って荷物を出し、
警察に更新した免許を取りに行かなければならない。
返却の催促メールが来ていたので、出来れば、図書館に本も返しに行きたい。
安定剤を飲んで、しばらく待ち、簡単に昼食をすませた頃には、気分も少し上向いてきた。安堵。

簡単に昼食を済ませて、よっこらしょと準備をして、やっと出掛ける。
外に出ると気持ちが晴れる。
用事を済ませても、もっと外にいたい気分。
つまりは、家に帰りたくない気分。
もっと気分をすっきりさせる方法を考える。
「髪の毛を切りに行こう!」
美容室に電話をしたが、当日の予約は無理だった。
思い切って、先日、情報誌ぱどに出ていた「フットケア&リラクゼーションサロン ハーモニー」さんに電話をしてみる。
今からなら、空いているとのこと。
「ラッキーかも!」
初めて訪れたサロンは、小さなビルの2階。
オーナーの女性が一人でやっておられる本当に小さなサロンだったが、それが私には、居心地がよくて、とてもよかった。
お願いしたのは、角質除去60コース。
機械を使って角質除去に、最後はちょっとマッサージ。
人に自分の足を見せるのは、恥ずかしいが、お手入れされるのは、なんと気持ちがいいことだろう。
身体の芯までリラックスするような気分。
終わってから、お茶とお菓子を頂きながら、私の足についての話を聞く。
私のかかと全体に広がるの厚い角質や、両足に出来たタコは、なかなか手ごわい状態らしい。

けれど、自分でも地道にお手入れしていけば、少しづつ良くなっていきますよ。とのこと。

ほったらかしにしてきた、自分の身体のパーツ達。
ちゃんと、手を入れないと、どんどん衰えていってしまう年なんだよな。
いつまでも、若い時と同じじゃいけないんだよな。


これからは、もっと自分にも手をかけてあげよう。大切にしよう。
ゆらゆら自転車をこぎながら、駅前の商店街を通って家に向かう。
会社帰りの人で商店街が活気のある時間。
風が気持ちいい。

朝は最悪だったけれど、気持ちのいい夜になってよかった。


パシフィコ横浜 「グリーンEXPO」

2009-07-05 | お出掛け

今日は、電車に乗って出掛けてきた。
行き先は、パシフィコ横浜、目的は、「グリーンEXPO」。

おいしくって、楽しくって、カラダによくって、地球にもいい、
そんなオーガニックでエコな商品や会社が一堂に会します。

そんなイベントだ。
目的は、夫の仕事で扱わせてもらえそうな食品がないか探すこと。
そして、既にお付き合いさせて頂いている、または、これから、お会いして商談することが決まっている会社が
出展されているので、ちょっとご挨拶しに行くこと。
本当は夫が行ければよかったのだが、彼は今、訳あって沖縄にいる…。
なので、私が代役。

、出るまでは、ちょっと億劫かも…と思っていたけど、
イベント会場に入るころには、しっかり仕事モードになっていた。
ブースを回って、挨拶をしたり、「これは!」と思った商品があれば、詳しく話を聞いたり、資料を貰ったり。
会場を一回りし、そして、となりの会場で行われていたフリーマーケットもひとまわり。
最後に、聞きたかった、藤原養蜂場 藤原誠太さんのセミナーを聴講して帰路についた。
(「奇跡のりんご」の木村秋則さんの講演は、超満員で聴講できず。残念。)


普段、思いっきり、おこもり生活をしているのに、ここぞという時は、何とかなるのは、
去年、ずどんと落ちた時より、回復している証拠に違いない。
今日みたいに人と会える日がもっと多くなれば嬉しい。

会場の写真でも撮ろうとデジカメを持っていったのに、電池を入れ忘れていた…。
仕方が無いので、帰ってきて、パンフレットの記念撮影なぞ。


夏休み、浴衣で野球観戦

2008-08-22 | お出掛け

夏休みのイベントのことを書こうと思う。
我が夫、りんにとっては、数年ぶりにとる、まとまった夏休み。
いろんなことはしたいけれど、普段出張がちなので、とにかく「お家には居たい!」という、わが夫。
そんな彼が、積極的にチケットをとったのが、野球観戦。
そんな訳で、813日に、横浜球場「横浜ベイスターズVSヤクルトスワローズ」戦に行ってきた。

ナイターなので、浴衣を着ることにする。
ひさしぶりだけど、浴衣なら、ひょいひょいと着ることが出来るのにびっくりする。
やっぱり、着物を着ている気分って、格別。
といっても、浴衣だから、大きな口はきけないんだけど…。

球場到着して、試合開始前。
あらら、いきなり、夫婦で、球場の大スクリーンに移ったのが、一番上の写真。
(7回までいたらプリントアウトしたのを貰えるというので、頂いてきました)
不倫だったら…とか、そして、これが巨人戦とかで、テレビ中継されていたら…とか様々な想定を考え、盛り上がる我ら二人。まあ、夫婦でよかったことよ。

それは、さておき、まずは、ビールとワインで乾杯。

今日のお供は、横浜そごうのエノテカで買った冷えた白ワインなり。

しかし、白ワインは、家で冷やして、保冷剤を入れて持っていく方が絶対、効率がいい。
以前はそうしていたのを思い出して、再度インプットし直す。

外野指定席の上の方に移動して、のんびりくつろぎ中。
これ、一応、自分で縫った浴衣なり。

さらに、くつろぎ拡大中。

こんな感じだったので、試合内容は…あんまり、記憶なし。
ほとんど勝敗決定で、「充分堪能したよね」
といいながら帰ったら、翌日の新聞で大逆転を知って、びっくり。
スポーツは最後まで、勝敗がわからないものだ。
オリンピックもそうだしね…と妙に納得。

とにかく、夜の球場は風が通って、気持ちがいい。
また、秋にも登板したいと機会を狙っている。


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派遣会社登録会 人材コーディネーター考

2008-08-12 | お出掛け

真夏の渋谷は、暑く、若者の熱気に溢れている。
その中をジャケット姿で歩く私。
なんとなく、違和感があるのは、久しぶりのジャケットのせいか、年齢のせいか…。
なぜ、渋谷にいるかというと、渋谷で行われた人材派遣会社の登録会に参加したのだ。
その会社は、しごく真っ当な会社だった。
最初に行ったR社の場合、終わった後、「消化不良」&「いかがなものか?気分」を募らせながら帰途に着いたのだが、
今回の会社は、もし、お願いするなら、この会社がいいなぁと思うような会社だった。

その違いはなんだろうと考える。
企業によって、微妙にクライアント企業が違い、よって、ターゲットとする(集めたい)人材が微妙に違い、
それによって、CI戦略が違うのは当たり前なので、その違いは「なるほどねぇ」と思い、
少し、自分との違和感があったとしても、「ここにも“当たる芽”があるかもしれない」と思いながら、帰路につく。
それは、どの会社でも同じだ。

しかし、「この会社と縁があれば、いいな」 「この会社でお願い出来ればいいな」と思う、その理由。
それは、
やっぱり、「人」なのだろう。
人の希望をとことん聞きだし、肯定し、アドバイスし、方向を導く。
つまりは、人材のどこに「芽」」を見つけ出し、その部分への気付き、思い込みへの修正を促し、
“一緒に”方向を探るといったところだろうか。
決して、無理強いはせずに。

結局、究極のところ、会った「人」による一番大きいのだなと改めて、思い知り、自戒する一日であった。
派遣会社に行くことだけでも、考えさせられることが多い。
人生は、いつまでも、気付きと勉強の日々だ。

******

余談だが、今回やった、職業適性テストで、一番の適職は「営業」と出た。
思わずブースで「マジ?!」と絶叫しそうになる私。
確かに、営業的仕事も長くやったが、それが「適職」とはどういうこっちゃ?
大学を卒業するころの「素」の自分に戻りつつあるということだろうか。
それにしても、謎だ。


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富岡八幡宮 骨董市

2008-08-11 | お出掛け

夏休み中に一度、骨董市に行きたいということになり、日曜日に、富岡八幡宮の骨董市に行ってきた。
骨董市に行くのは、本当に久しぶりだ。
午後2時ごろには、店じまいするお店も多いとネットで読んでいたので、
我が家にしては、朝8時という早出で、9時過ぎには会場着。
この日は、曇り空で、のんびりと境内を見て歩くには、いい気候で嬉しい限り。
思ったより境内も広く、出店数も多い。
普段歩いてない我ら、歩かねば!
着物関係の品を出品しているお店も多く、去年の私なら、丹念に見てまわったのだろうけれど、
今の私は、「着物関係・増やさず、整理整頓心掛け中」なので、見ない、見ない…を決め込む。

本殿を背に、何かを眺め、悩む人物あり。
ちなみに、彼がこの日一番惹かれたのは、イギリス製の古い木馬(注:人間の子供が乗れる大きさのもの)
妻は「どこに、置くんやぁ~!」と絶句する。
数万円で、結構な値段だと思ったが、彼曰く、「その半額だったら、絶対に欲しかった」 
妻 「何でやぁ~!?」
全く、理解できず。

今日一番惹かれたものは、なぜか、小さい衣紋掛。
しかし、使い道を考え付かず、断念。


左奥の楕円形の白いお皿にも、妙に惹かれる。
小さな模様が入っていたので、「薔薇かなぁ」と思い、よく見たら、なんと「お相撲さん(力士)」だった…。

夫婦二人とも、いろいろ惹かれるものはあったのだが、いまひとつ、決断するまでにいたらず。
今日の収穫は、私が買った小さなレース編み一枚のみ。
「今、“和”系の物欲が、あまりないからかなぁ」などと話しながらも、
よく歩いた一日を振り返りながら、帰途に着いたのだった。

富岡八幡宮 骨董市
地下鉄東西線 門前仲町駅1番出口 から徒歩3分
毎月 第1日曜日(1月は除く)
  第2日曜日      
    第4日曜日(28日は除く)


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京都帰省旅行2 母と泊まる「湯の花温泉 すみや亀峰菴」

2008-08-03 | お出掛け

京都の一日目は、親戚への挨拶周りを済ませ、夕方は早めに、その夜泊まる旅館に入った。
母とこんな風に一泊旅行をするのは何十年ぶりだろうか。
私は、少し不思議な育てられ方をしたので、幼少期、両親と一緒に過ごした記憶がほとんどない。
なので、母とこんな風に旅行するのは、もしかしたら、人生で始めてのことかもしれない。

この日の宿は、湯の花温泉の「
すみや亀峰菴」という料理旅館である。
タクシーで着いたら、いきなり山門登場。3人でびっくりする。

我々の部屋は、新しく増築されて、営業を始めた部屋のひとつ「明時」

取りは、ツインベットルームと和室。
奥のツインルームが母と私の部屋となり、和室とそれに続く小間が夫の部屋となった。

新しい部屋なので、清潔で、気持ちいい。


「山の隠れ湯」という貸切露天風呂を予約しておいたので母と行って見る。

ロビーで渡された地図を頼りに、「迷うかも…」と言い合いながらも到着。

切露天風呂の入り口。

貸切露天風呂から空を望む。
「お姉ちゃん、気持ちいいわぁ。この一日は記憶に残るわぁ。」という母の言葉に気持ちが安らぐ。

気持ち良さそうに、先を歩く母。


母、湯上りに「徒然文庫」というライブラリーの椅子に座り、窓の外を眺めて、のんびり。

一緒に温泉に入り、背中の流し合いなどしていたら、母が「お姉ちゃん、身体に少しはお肉がついたなぁ」と言う。

不本意な私は、何故に、そんなことに喜ぶのかと頭の中で思いめぐらす。
そういえば、
数年前、私が酷いうつ病で寝込んでいた時があり、
一人で食事すら取れなかったので、母が世話をしに来てくれたことがあった。

多分、母は、その時の私のやせ細り、骨と皮だけになったような身体と較べているのだろう。


年を経ると共に、人間同士の関係は変化して行き、それが当たり前のことだけれど、
根本のところでは、母は、いくつになっても、自分を生んでくれた母であり、その関係に変わりはないのだ。


料理やこれに続く、ハプニング(?)の報告は、また、改めて。


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久しぶりの京都帰省 1

2008-07-27 | お出掛け

夏の京都は、やはり暑かった。
予定以上に活動したし、のんびりもしたし、親孝行もしたような気がする。
8年ぶりに新幹線にも乗り、「グリーン車だったら、大丈夫、どこにでも行ける!」
と自信もついた。

久しぶりにあった母。
電話で話すのと、実際に会って、いろんな話をするのでは、知りえる情報量が違うのだということを思い知った。
母は、夫を亡くし、その3月後、嫁いで約40年を過ごした家を出て、引越し、新しい生活を始めることになった。
家業のこと、その事業を継ぐ人との関係を考えれば、それは最良の選択だったと、今も、私は思う。
今、元の実家に母が住み続けていれば、どんなに嫌な思いをしただろうかということも想像が付く。

我々夫婦が、父が亡くなった翌年、京都に住んだ時も、母は元気そうで、新しい暮らしを楽しんでいる風だった。
そして、その後も、電話の声が、本当に元気そうだったので、私は、さほど心配していなかった。

しかし、一時の電話では、わからないことが多いものだ。
思い返せば、母は、昔から、自分の苦労や苦しみを、自ら人に語る人ではなかった。
共に過ごす数日間の中で、ボソボソと語る母の言葉。
精神病的な範疇に入る病み、そして、少しづつの回復。
それとの、戦いの日々。

自分がその立場に立ってみれば、母の苦しみは、想像がつくはずだったのに…と思う。

母は、今、妹の家からすぐ近くに暮らしている。
結婚し、3人の子供を産み育てながら、働いている妹のために、孫の面倒を見るのが、今の母のメインの仕事だ。
遠くに住む、私が出来ることは、何なのだろうか。
ブログに書きたい旅の報告も、アップしたい写真もは山ほどあるのだが、
まずは、自問自答を繰り返す、長女である。


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私を和らげる天然水 willow water (ウィローウォーター) ロート製薬

2008-06-25 | お出掛け

「口から摂る食べ物や飲み物が、自分の身体を作る」
そんな気持ちが、子供の頃から人より強かったような気がする。
そして、そんな思いは、うつ病で、心と身体が食べ物を全く受け付けない状態を体験したことで更に強くなった。
健やかな心、健やかな身体で過ごすためには、自分が美味しいと思うもの、気持ちが喜ぶものを口にしたい。

出来るなら、おいしい水、元気になれる水を飲みたい。
そんな気持ちになって、今、話題の汐留まで行ってきた。
ミネラルウォーターと健康」ブロガーミーティングというイベントである。
(主催:アジャイルメディア・ネットワークさん)

まずは、日本初アクアソムリエ山中亜希さんのお話を聞きながら、
ミネラルウォーター、浄水器の水、水道水の3種類をテイスティング。
ハイ、当てました。勘も入ってるけど…。

続いて、ロート製薬さんが10日前に通信販売で発売したという
willow water(ウィローウォーター)の紹介を聞く。
なんか、とても売れているミネラルウォーターらしい。


イングランド(英国)北西部の湖水地方には、氷河期にできた大自然が今もそのまま残っているという。
湖と山が連なる国定公園。そこには、はるか昔から、西洋白柳(ウィロー)が生い茂る森があったそうな。
ふむふむ。
そして、その地で長い時間をかけ、地層に濾過されながら、育っていった“天然水”
そのお水に、含まれているのは、「サリシン」という西洋白柳エキスや、さまざまなミネラル。ふむふむ。

ん?サリシンって、どこかで、聞いた記憶が…。
元来が知りたがり家なので、手を挙げて、質問などしてみた。
西洋白柳(ウィロー)が含んでいる「サリシン」は、イギリスなどヨーロッパでは、薬のない昔から、
鎮痛、沈静効果、アトピーなど荒れた肌によい自然のハーブとして、生活の中で、重宝されてしてきたものらしい。
湖水地方では、昔から、放牧している羊で、弱った羊を見つけたら、この天然水を飲ませるのが習慣だったとか。
そう聞くと、このミネラルウォーターに伝説の力があるような気になってくる。

そして、試飲タイム。
硬水だけど、とても、まろやか。美味しい!
「炭酸なし」はすっきり爽やか。ほのかな甘みで、身体にするすると浸透していく感じ。
「炭酸あり」は、まるで、水のシャンパン! 大ファンになる。

お土産に、写真に撮った「炭酸なし」と「炭酸あり」の2種類を貰う。
これから、毎月、ちょっとお腹が痛くなる予防とか、気分を落ち着かせたい時用に常備して飲んでみようかな。

そうそう、忘れていた。
ブロガーイベントなので、willow water(ウィローウォーター)のひと言キャッチコピーを考える時間があったのだ。
「ひと言」だというのに、どんどん、書いてしまう私。悲しい、サガ。
10分程でこんな文章が浮かんだ。

冷蔵庫に、このきれいなボトルが入っていると、私は安心する。
行ったことはないけれど、イギリスの湖水地方に「ウィローの丘」と呼ばれる場所があるらしい。
その丘には、人間が住むずっと昔から、西洋白柳が生い茂っているという。
その丘の厚い地層を、長い時間をかけて通り、湧き出してきた貴重な水。
昔の人は、この水を、心と身体に効く 「聖なる水」と呼んだという。

サリシンという成分が入っているという。
この成分について、深く、私は知らない。
でも、この水を飲むと、私の心と身体が安らぐのだ。
心と身体にしみ込んでいく不思議な水。
私の秘密のお守りかもしれない。

        …ああ、一言という指示だったのに。。 失敗した。

で、会場投票の結果選ばれた代表作は、「大地とピーターラビットからの贈り物」
すごいなぁ。
(ちゃんと、パワーポイントで紹介されたのに、写真撮り忘れた。残念)


関係ないけど、ロート製薬はガンバ大阪のオフィシャルスポンサーだった。
なんとなく、親近感。

ロート製薬さんのサイトでは、新発売記念の「利き水セット」があって2種類の味が試飲できるようだ。
http://www.willow-water.jp/


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どうぞ、御理解ください。


8年ぶりの野球観戦

2008-06-21 | お出掛け

今日は、神宮球場へ野球のナイター戦を見に行ってきた。
セリーグとパリーグ交流試合の「東京ヤクルトVSオリックスバッファローズ戦」
夫によると、両リーグ下位をさまよっている(ファンの方、失礼!)チーム同士のマイナー試合らしい。
しかし、予想に反して、時折、雨が降る天候に関わらず、外野の応援合戦は盛り上がり、
内野席もほどほどに、席が埋まっている。素晴らしい!
今日の野球観戦を祝って、我ら夫婦は、まず、生ビールと持参した赤ワインで乾杯。

スポーツは、絶対、テレビで楽しむより、ライブで観戦した方が絶対楽しい。
野球しかり、サッカーしかり。きっと、他のスポーツも、たぶん、演劇、舞台などもそうだろう。
野球場でしか、味わえない、開放感と臨場感、風と空気、そして、ビールの美味しさがある。

それにしても、野球を見に行ったのは、何年ぶりのことだろうか。8年ぶりだろうか。
私は、重い鬱(うつ)
病にかかり、その後も、その後遺症(?)に長く悩まされているので、
このような場所に行くのは、正直、一生無理だと思っていた。

こんなことを私が言っていいのかわからないけれど、あえて言いたい。
「鬱病は、こころの風邪」というたとえ方は、誤解を生む言葉だと思う。

誰でもなり得るという意味では正しい表現なのかもしれないが、
その病状、完治までの苦しみを考えると、軽すぎると思えてしかたがない。
鬱病は、世間で言われている程、簡単には治らない。


少し、話がずれた。
私が言いたいのは、絶望の蟻地獄の底を彷徨い、
ボロボロな精神と生活の状態から、
長い年月をかけて、やっとここまで辿り着き、
「あぁ、今日は、楽しかったな」と思っている、一人の人間が、今、ここにいるということだ。
あの時、そして、あの瞬間、死ななくて、本当に、良かったと思う。


持参したワインは、トレッサ横浜のKISSYO SELECTO で買った南フランスのもの。
食べ物は、東急東横店「味の名店街」で焼き鳥、サラダなどを調達。
軟骨入りのつくねがとても美味しいかったのだが、写真を撮り損ねて残念なり。


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出光美術館 没後50年 ルオー大回顧展

2008-06-14 | お出掛け

今日から、東京は丸の内、出光美術館で始まった「没後50年 ルオー大回顧展」に行ってきた。
20世紀を代表するフランスの宗教画家、ジョルジュ・ジュオー。
多くの美術館でその作品を目にしたことはあったが、
ここまで、多くの作品を一度に見たのを初めてのこと。

銅版画集「ミセレーレ」、連作油彩画「受難(パッション)」。
特に、この約100点余りの作品の前では長い時間を過ごした。
深い感動の前に、語る言葉を持たない自分が本当にもどかしい。


苦悩、絶望、ひと筋の光、救い、安らぎ、静寂…。

一枚、一枚、自分の中に深い深い思いが沸き起こっていく。
私は、絵の前で、ホロホロと涙をこぼし続けた。


 「ミセレーレ」 より   神よ、われを哀れみたまえ、あなたのおおいなる慈しみによって 1923年

                                   出光美術館
                          没後50年 ルオー大回顧展 
                     2008年6月14日(土)~8月17日(日)

*出光美術館には、入館料の「障害者割引」制度がありませんでした。
   ハンデキャップを持つ人が外へ出るきっかけのひとつとして、官営、民営を問わず、多くの美術館が採用している
 この制度が設定されていなかったことに、
出光の企業姿勢の一端を感じた気がして、深い失望を覚えました。



東京都写真美術館「TOKYOマグナムが撮った東京」「夜明けまえ」

2007-03-27 | お出掛け

この週末は、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で開催中の写真展「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史Ⅰ.関東編」 「TOKYOマグナムが撮った東京」を見に行ってきました。オルセー美術館展に行ってから約2週間と数日ぶり、久しぶりに電車に乗ってのお出掛けです。

「夜明けまえ」では、写真が日本に入ってきた幕末から明治にかけて、庶民を写した写真がとても楽しめました。いろんな職業の人(例えば、飛脚、ざるうり、岡っ引き、果物売り、義太夫、易者とか)や生活している場面(例えば、宴会、子供をあやす家族とか)を一枚づつ記録するように撮ってあって、小さい写真を一枚一枚じっくり見ていくと、当時、着ている着物、着方、髪形、生活に使っている道具がリアルにわかって面白かったです。幕末から明治にかけて、世の中や風俗がどんどん変わっていく様がリアルに実感できたのも写真ならではという感じがしました。当時の鶏卵紙を使ったプリントとモダンプリントの違いもなかなか興味深かったです。

「マグナムが撮った東京」は、写真家集団マグナム・フォトに所属する写真家達が「東京」をテーマに撮った写真・映像作品を、1950年代から2005年まで、10年ごとの年代別に展示した展覧会。会場に入ったら、まず目に付いたのは、戦争で負傷した傷痍軍人がギターを弾いてお金を貰っている写真。それを見た、我が夫、りん、「子供の頃、渋谷に行くと、こういう人が一杯並んでいて、子供心に怖かった!」 …あなたはいつの時代の人なのでせう!? 
テーマに付けられたタイトルは、1950年代が「復興」、1960年代が「成長」、1970年代が「発展」…なるほど、なるほど。そして、1980年代が「飛躍」、1990年代が「狂乱」、2000年代が「新世紀」。そうか、80年代は飛躍、90年代は狂乱の時代だったのか…。自分のリアルに生きて来た時代もこんな封に歴史に位置づけられているのだと、当たり前のことに気付かされた写真展でした。

二つの写真展を見る間に、館内のカフェでしばし休憩。
荒木経惟氏の写真集「センチメンタルな旅 冬の旅」があったので読む。思わず泣いた。

東京都写真美術館  http://www.syabi.com/index.html

【夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史Ⅰ.関東編】
http://www.syabi.com/details/kaitaku.html
本シリーズは、引き続き、「Ⅱ.四国・九州編」、「Ⅲ. 中部・関西編」、「Ⅳ. 北海道・東北編」、「総集編」が開催されます。
TOKYOマグナムが撮った東京】
http://www.syabi.com/details/magnam.html