金曜日は月1の心療内科受診日でした。病院が銀座なので、ちょっと気合を入れて、久しぶりの柔らかもの、小紋に「桜柄」の名古屋帯というお出掛けバージョンの着物姿です。この帯は、母が持っていたのを貰ったのですが、どうもかなり古いものみたいで…、もともと年季が入っていたのを、去年の春、何回か使ったらかなりボロになってしまったので、今年はビリっと裂かないように慎重に締めました。本当に、いつビリっといくかヒヤヒヤしながら締めないといけないご老体帯なので、こんな古くてボロちい帯、人によっては捨てちゃう人もいるだろうし、自分でもちょっとボロかも…と思うのですが、想像するに祖母かその前の誰かが締めていた帯なので、本当に恥ずかしいボロさ(ってどの位?)になるまでは、年に数度、日の目を見させてあげようと思っています。
さて、今回の銀座詣で、病院の後、三越B2、野菜と果物のジューススタンド「ベジテリア」で気分転換~
ブルーベリー&プルーンのジュース。疲れ目にもいいみたい。
そして、向かったのは銀座メルサ、7階の画廊で開催中の日本刺繍紅会の全国展です。
この展覧会を見るのは初めて。和裁教室で案内葉書を頂いたので、行って見ました。日本刺繍って、プロの職人さんが着物や帯に仕事をされている以外に、こんな風に教えている教室があるのを初めて知りました。額に入ったのとか、着物や帯になったものとか、どの作品もとても細かくて、それに、あでやかです。和裁も細かい作業と思っていたけど、それ以上~!京都で日本刺繍体験をした時「織り糸を一本ずつすくって下さい」と言われて目が寄りそうになりましたが、そんなのは初歩の初歩だということがよく分かりました。刺繍も和から洋まで幅が広く奥深いです。
その後は、松屋銀座の呉服売り場をブラブラ。
ながもち屋さんで帯を見たり、撫松庵や壱の蔵のショップをのぞいたり。エスカレーターを上がったところには、もう、浴衣が出ていました。うーん、早い。私の浴衣は今年に間に合うのかなぁ~。