なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

単衣の季節は短いので…

2006-09-29 | 着物あれこれ

今日は2週間に一度の心療内科受診日。
折角、銀座まで行くのだから~と「お出掛け着物」を着ました。薄い水色、格子柄の紬です。

先週の日曜日、Bunkamuaザ・ミュージアムへ行った時より、もう少し秋らしい雰囲気にしたくて、
今日は、クリーム色の博多名古屋帯に、淡い紫の帯揚げ、そして、大江戸骨董市で買った濃い紫色の帯締めを使いました。
着物を着付けて、バッグに荷物を入れて、お出掛け草履も出して、準備万端。そして、家を出ようと試みること2時間程…。

月曜日、どうも不調で予約を変更して貰ったから、今日は是非とも、病院まで辿り着きたいと思うのだけれど。。
そのうち、行かずにすむ理由…例えば「まだ薬がある」とかをいろいろ考え出してしまい、頭をグルグル~。
結果、どうしても、出掛ける気力と湧かずというか、重い腰が上がらず、結局、お家着物に着替えて、まったりワールドへ^^;

あぁ、単衣の時期は短いのになぁ。
あ、スリッパがリビングの床に転がっているのは気にしないでくださいまし。


京都の母から枝豆と栗が届いたので。。

2006-09-28 | ぶきっちょ料理

京都で一人暮らしをする母から、宅急便が届きました。
開けてみたら、枝豆の大袋がひとつづつ。
枝豆は、丹波地方の「紫ずきん」という品種、栗は、今が旬の‘丹波栗’で、とても大粒。
早速、近所に住む友達に「お裾分けあります」電話をかけ、私は、即、栗ご飯の準備に突入です。

熱湯に栗を15分ぐらいつけると、栗の硬い皮、渋皮が柔らかくなって、簡単に皮がむけるようになります。
さらに、「栗剥き専用バサミ」があると、栗剥き作業はより簡単です(我が家には常備なり)

枝豆は、水で揉み洗いして、房の両端をキッチンバサミでチョコチョコと切って準備して…
食べる直前に、お塩を入れた熱湯でぐらぐら茹でます。茹で上がりすぐに、旨味のある塩をまぶすと美味しいです。
そんなこんなで出来上がった2品。

しっかり甘みのあるがっちり味の枝豆。
あ、京都には黒豆の枝豆もあって、それも美味しいです。この器は益子焼。窯元で買ったものです。

それから、こちらが栗ご飯。
シンプルですが、栗の甘味がホクホク。

お鍋で炊くと、オコゲも楽しめるので嬉しいです。

栗ご飯が作れるまで回復した自分になんとなく感動。
お母ちゃん、ありがとう。


雨の日は家で裁縫。サマーウールの衿付け。

2006-09-26 | 和裁

今日は茶道教室のメンバーで習っている着付サークルの日だったのですが、雨でオサボ。
その代わり(?)に、先週、和裁教室で途中になった「サマーウール」の衿付け作業をしました。
今まで習っていたのは浴衣なので「バチ衿」。今回が、初めての広衿です。
着物のおくみと身頃に地衿を合わせて待ち針を打ち、さらにその待ち針で、裏襟(新モス使用)もとめて縫って行きます。
いうなれば、おくみと身頃を、地衿、裏襟ではさんで縫う感じ。
全部縫い終わって、裏襟側から見るとこんな風です。


「襟肩明き」の部分には、1寸5分四方に切った布を三角形に折って作った‘みかづき’をはさみます。
この部分は、大事な部分なので、半返し縫い。乱れた縫い目は見ないでくださいまし^^

そして、ひっくり返すと…
 なかなか可愛いので好きです。



和裁ビギナーさんに10の質問

2006-09-25 | 和裁

Mさんのブログ「突然着物」から、「和裁ビギナーさんに10の質問」をお持ち帰りして来ました。
早速やって見たいと思います。

■質問其の
①■あなたの和裁学習歴、現在までに完成させた作品は?
約7ヶ月。
完成させたもの 筒袖半襦袢、一つ身(赤ちゃん用)浴衣2枚、 四つ身(子供用)浴衣2枚、大人用浴衣2枚
意外と縫ってますね、改めて、びっくり~!

質問其の
②■和裁を習いたい。と思ったきっかけはなんですか?
一番初めは、今持っている着物のメンテナンス(破けたら縫うとか)、直しを自分でしたかったので。
はじめたら、「普段着の着物ぐらい、自分で縫えるんじゃないか!」と思い、
「標準体型じゃない私にも、ジャストサイズの着物が作れる~!」と気付き、ずっぽり、はまりました♪
もともと、物を作ること、ミシンや洋裁、手芸、縫い物も好きでしたし~。

質問其の
③■現在習ってる教室の規模と雰囲気、そして気になるお月謝は?
公共施設の教室です。生徒さんは多くて初心者から大ベテランさんまで、20人ぐらい(以上かも)。
週2回、水曜日と金曜日、午後3時間 
お月謝は 6300円です。(教材別)

質問其の
④■その教室を知るきっかけは?
その会館のパンフレットで和裁教室があることを知って。普通ですな。

質問其の
⑤■和裁を習うにあたって 新たに揃えたお道具は?
尺の物差(一尺差と2尺差) 鹿皮の指貫 待ち針 ぐらいかな。
和裁用の縫い針、糸は、お友達はるさんのお母様が使っておられたものを一式頂いてそれを使用。
袖の丸み型はダンボール紙で自作。あ、小さなこて台もコルクボードとお菓子箱の板などで手作り。
それ以外は、今まで持っていた裁縫道具を使ってます。
くけ台は、知り合いから頂いたのを何故かずっと持っいたものだし、
電気ゴテは、先日、骨董屋さん(リサイクルショップ)で500円にて入手。
あんまり、お金かかってないかも…。あ、これから教材費にいるのだった…!

質問其のこれから買いたいと思ってるお道具はありますか?
折りたたみ式のへら台

質問其の現在は何をお仕立て中ですか? またその後の野望なぞ。
サマーウール(単衣)です。
その後は・・・今持っている反物で、普段着にする木綿単衣を縫うつもり。
その後は、もし反物が手に入れば、もう一枚ウールの着物、モスリンの長襦袢、夏の普段着用に透けない麻の長襦袢…
ああ、いっぱいだぁ~!

質問其の野望を抱きつつ自宅にストックしている反物ありますか?
もちろん! 遠い夢としては、○義母からもらった白大島、○母から貰った大島紬 
近い夢(?)としては、夫のお祖母ちゃんが縫った「紅絹の長襦袢」を洗張りして仕立てたい。

質問其の⑨■教室に通ってて 困った事・イヤな事ってありますか?
生徒さんの人数が多いこと。先生に教えて貰えないと先に進めないので、先生を待つ時間がもったいない気がします。
あと、「聴覚(耳)が超敏感」な私の悩みとして、お姉様方のおしゃべりが大人数で始まるとキツイです。
この教室が来年の春で施設閉館に伴って終わりになるのもあり、少人数で、まとまった時間習える教室を探し始めているところです。

質問其の⑩■和裁 楽しいです?
楽しいです!途中は長い道のりだなぁ~と思うのですが、完成すると苦労を忘れます。
そして、自分の縫った着物を自宅で洗って着物ハンガーに干す時、縫い目が愛しく感じます。

**********
★この質問 ご自由にお持ち帰りくださいませ。
  
和裁の輪が広がるとうれしいです。



Bunkamura「ピカソとモディリアーニの時代」展

2006-09-24 | お出掛け

今日は、Bunkamuraザ・ミュージアムへ「ピカソとモディリアーニの時代」を見に行ってきました。
恥ずかしいのですが、白状します。
会場に入ったら、いきなりジョルジュ・ブラック! キュピズム絵画でびっくり~!
そうなのです、これは「ピカソとモディリアーニ」展ではなく、「ピカソとモディリアーニ の時代」展でありました。
改めて、鑑賞モードへ…。

今までキュピズムではあまり好きと思う絵が無かったのですが、今回、フェルナン・レジェにとても惹かれました。
「赤いテーブルの静物」「緑のテーブルの上の静物」[人物のコンポジション]水彩、グラファイト、紙の作品ですが、どれも小さなキャンパスがチマチマといろんな構図で区分けされ、青、赤、緑、黄などの原色で塗分けられているコンポジションが美しく、楽しい感じ。

 モディリアーニの作品で一番良かったのは、やっぱり「母と子」かな。
小さな子供を抱いた女性が、イエス・キリストを抱くマリア(聖母子)にも似た感じで、素朴な中にも凛とした感じ漂ってきます。ポスターに使われている絵ですが、実物で見るほうが(当たり前ですが)圧倒的によくって、この絵を見れただけでも来た甲斐があったという感じ。
それ以外に惹かれた絵は、「家に一枚飾るとすれば~」で選んで
ユーラ・シャボヴォアル 「果物のある静物」
ヴィクトール・ヴァザルリ 「恋人たち」
ワシリー・カンディンスキー 「コンポジション」

この展覧会、「リール近代美術館が所蔵するモダン・アートコレクションの中から、20世紀を代表する画家たちの作品100点を紹介する企画展」なのですが、日曜日の昼間にしては、意外な程、混雑なし! むしろ、空いているぐらいなのです。
ゆったり観られるので、混んでいる美術館が苦手な方にはとてもお奨めです。

その後は、東急本店を通り抜け、渋谷センター街にある「Bisorot La Cuina(ビストロ ラ クッチーナ)」で昼ご飯。

ランチパスタセットにプラスして頼んだ前菜(鴨肉、カジキマグロのマリネetc)
日替わりパスタ「イベリコ豚、キノコ、チンゲン菜タコ?のパスタ」

デザートセット(キャラメルプティング、ガトーショコラ)
このレストランを出て、そのままセンター街を歩き、109の方に出ようとしたのですが、余りの雑踏ぶりに挫折…。
3年振り(?)の渋谷は、少々ハードなり。体力と気力を蓄えて、リベンジしたいと思います。


今日の着物は、久しぶりに正絹。単衣の紬に紬帯。
暑い日だったので、半襟は白、ベトナムのカゴバッグと日傘持ってます。

【リール近代美術館所蔵 ピカソとモディリアーニの時代
東急文化村/Bunkamuraザ・ミュージアム 200692日(土)~1022日(日)
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/06_pimodi/index.html
*障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保険福祉手帳、愛の手帳、被爆者健康手帳)をお持ちの方 および介助者の方(1名)は、入館料が割引になります。


着物を洗濯して、和裁教室へ。

2006-09-22 | 着物あれこれ

私が持っている真夏(盛夏)用の着物は、麻、木綿がほとんど。いわゆる‘‘薄物’という絽、紗などの正絹の着物は持っていません。それは、たぶん、着物歴が浅いのと、結婚する時に母が作ってくれた着物以外は、母や義母、年上のお友達からのお下がり品を着ているからかな。そんな訳で、夏の着物の洗濯は全部家の洗濯機のドライコースでOK。ネットに入れて、ホームクリーニング用洗剤エマール使用です。楽チンなのですが、問題は、持っている「着物用ハンガー」が2本ということ(そして、家も狭いこと)。 つまりは、2枚ずつしか洗濯できないのです。
9月に入ってから、よく晴れた日を選んで2枚づつ着物を洗濯する日々。今日、やっと最後の浴衣に行きつきました。
軽く脱水したのを、畳んだまま、手でパンパンと叩いたあと、着物ハンガーにかけ、「手のし」してシワを伸ばして行きます。
特に、衿と縫い目は丁寧に。普段着の着物なら、乾いてから畳んで落ち着かせ、このままノーアイロンで着ちゃいます。

今日は、午前中に、普通の洗濯物を干し、着物を干し、午後からは和裁教室に行ってきました。
今日、和裁教室で習ったのは、サマーウールの衿付け。

だいぶ待ち針を打つ要領が解ってきたけど、先生に見て貰うとゆるみの入れ方がやっぱりイマイチ。
説明しながら教えて貰うと、「なるほど…」と納得する感じです。
和裁というのは、枚数の縫うのが上達する道なんだなぁと思う日々であります。

***
隣駅の洋品店 …
想像するに、昔、呉服屋さんだったのが、徐々に、洋服を扱うようになって、
現在の外観=「おばあちゃん服の店」になっている~で新モス一反を買ったら、こんな包装紙に包んで手渡してもらいました。

「いつも新柄奉仕の店」 
このお店、いつからあるんだろ!? すご過ぎる…。


今度は「ルタオポティロン」来宅。

2006-09-21 | 美味しいもの大好き

先日、小樽洋菓子舗のチーズケーキ「ドゥーブル フロマージュ」を食べて、その美味しさに感激した私。
その話を、買ってきてくれた友達Nちゃんとしてたら、一緒にいた北海道出身の友達が「私も久しぶりに食べたくなってきた!」
その場はそれで終わったのですが、なんと、その翌日、二人はデパートの催事出店を見つけて早速買いに行ってました…。
入ったメールは、「デパート催事を見つけたから、今日、二人で買いに行ってくる。今度は何が食べたい??」

そんな訳で、我が家に、またまたルタオ来宅なり。
今度は、秋期限定のかぼちゃを使った「ルタオポティロン」ちゃん。
丸い紙箱を開けてみると、ちょこんと、真ん中にかぼちゃのワンポイント? 可愛いです。

包丁をいれて見ました。

パンプキンをたっぷり使ったベイクドチーズケーキとマスカルポーネムースが層になったカボチャのフロマージュ 
チーズの濃厚なお味は変わらずも、かぼちゃの甘い香りがほんのり~。美味しいです! 

お皿に盛るとこんな感じ。

こうなったら、チョコレート味の「ショコラドゥーブル」も制覇しなければ…!

小樽洋菓子舗 「ルタオ」 leTAO 
http://www.letao.jp/index.shtml
「ドゥーブルフロマージュ」を7個買うと、「ショコラドゥーブル」がついて来て、更に送料無料というキャンペーンをHPで発見。
しかし、ケーキ8個は、余りにも多過ぎる…。


和裁教室の一日はちょっと忙がし。

2006-09-20 | 和裁

今日は和裁教室の日。和裁に行く日は一日過ぎるのが早いです。
朝起きて、洗濯して、猫と遊んで、家の中を片付けて、出掛ける準備して、お昼ご飯食べて、教室へ。
そして、あっという間の3時間が過ぎ、帰宅したら、今日習ったことのメモを、ノートにまとめる作業開始です。
これをしないと、自分の字が判読不明になってしまい、2回分になると、もう追いつかなくなってしまうのです^^;
晩御飯の準備をしながら、リビングのテーブルで、チマチマとノートをまとめる私…。
学生時代に戻ったような、なんか不思議な気分です。

今日は、おくみの本ぐけをして持って行ったのを先生に見てもらい、衿のしるし付けと袖縫いをして来ました。
浴衣のときより、今回のウール仕立てはスローペース。
今縫っているサマーウールを、今年の単衣の時期中に仕立てるのは、この調子では、
ちょっと無理かな。
来年の初夏を夢見てチクチクしようと思います。マイペース、マイペース。



骨董市で買った器で晩御飯。

2006-09-19 | ぶきっちょ料理

今回の大江戸骨董市で、私が買ったのは、この直径33センチ程の大皿帯締め一本。
帯締めは、一度通り過ぎて、でも気になって、もう一回じっくりと見たお店で見つけたもの。古代紫のような、濃い紫色です。
大皿は、最後の最後、雨が降り出してきて、殆どのお店が店じまいをし始め、我々も帰路に着いた時、偶然目に留まったもの。
アンティークとかではなくて、今の時代のものです。
ちょうど、「もう少し大きなお皿が欲しいな」と話していたのと、葡萄の柄が気に入ったのと、
値段交渉をしたら、お店の御主人に、「千円でいいから持って帰って~」と言われたのが重なって、
我が家へ連れて帰りました。ほとんどフリマ値段です。。

早速、茄子や人参とかの有りもの野菜を焼いたのと、
にんにく醤油味に味付けで焼いた豚肉に大根おろしをのっけたのを
器の絵付けには全く関係なく、どーーんと盛り付けて晩御飯の食卓に出しました。


東京国際フォーラム「大江戸骨董市」

2006-09-18 | お出掛け

三連休ど真ん中の日曜日、骨董市モードが高まった我ら夫婦。
ネットで調べると「靖国神社骨董市」「大江戸骨董市」があるとのこと。
靖国神社の出店舗数は60100店。うーむ、行ってみたら20店ぐらいだったら悲しいかも…ということで、外すことのない「大江戸骨董市」に決定! 地下鉄日比谷駅で降り、出光美術館の国宝「風神雷神図屏風」にも惹かれながら、無事国際フォーラムに到着しました。

天気予報は、夕方から小雨。今日の着物は濡れても大丈夫なように、サマーウールの着物に普段用の博多帯。
反物に出会った時に備えて、一尺差もバッグに入れて準備万端です。

2ブースぐらい見て周り、夫の「お腹空いた」コールで、早々のお昼ごはんタイム。

入ったお店は、地下にあった「宝」という和食と地酒のお店。ランチメニューがいろいろ選べました。
写真は、私がお願いした「二重弁当」。一日20食限定メニューだそうです。久しぶりにしっかりご飯を頂きました。
夫は「沖縄そば&ミニカレー丼」というすごい組み合わせ…^^;

その後は、別行動にして、お店を見て歩くことになりまして…
今回の目的は「反物」。出来れば、木綿、モスリン、綿紬かな。
惹かれた物いろいろ。
木製のハンガー&アンティークのリネン。
使い込まれた木製のトレイ&コーヒーミル。文房具入れ。
 色合いが美しい絵皿。


しばらくして、後ろから「やあ!」と声を掛ける人あり。
振り向くと、
大きなビニール袋をぶら下げた にこにこ顔の旦那さん。

こんなもの買ってました。

傳説と奇談8冊

日本中の「傳」説やら、変な話やらを集めて、地域別に編纂した雑誌というか、本。
枕元に置いて、寝る前にちょっとづつ読んで楽しむそうです…。


今日のおまけ
 「カウパレード東京IN丸の内2006」の牛さん、発見!


小樽ルタオ「ドゥーブル フロマージュ」

2006-09-17 | 美味しいもの大好き

私が好きなお菓子は、プリン、杏仁豆腐、チーズケーキ、シュークリーム等々、基本的に乳製品系。
そんな私が、ずっと食べたいと思っていたのが、北海道、小樽洋菓子本舗のチーズケーキです。
旦那さんが北海道出張の時に頼んだこともあるのですが、彼が新千歳空港で飛行機に搭乗する時、その売り場はもう閉店しているようで、今までその夢はかなわずいました。…が、意外な展開で、ルタオのチーズケーキが我が家へやってくることに。美味しいもの好きの友達が、デパ地下で「ルタオ」の催事があるという情報をキャッチ。すかさず、我が家の分まで買って、その日のうちに届けてくれたのであります。そんな訳で、我が家に来宅した 「ルタオ ドゥーブル フロマージュ」。ルタオのホールチーズケーキの一番ベーシックものです。丸型の木箱を開けてみました。
チーズのいい香りが漂ってきます。

包丁を入れて、切ってお皿に乗せたところをパチリと記念撮影。

この断面を見てくださいまし。
ベイクドクリームチーズとマスカルポーネのレアチーズが重なって濃厚かつ爽やかな味わい。
いきなり4分の1を食べようとする我ら夫婦。
夫は、私より甘党なので、二人で半ホールペロッと食べちゃいました。

チョコレート味の「ショコラドゥーブル」、かぼちゃ(パンプキン)を使った「ルタオポティロン」も絶対、美味しいに違いない!

*ルタオのお取り寄せ&デパートなどへの出店情報はこちらのサイトでチェック出来ます。
http://www.letao.jp/index.shtml


久しぶりにグラジオラス柄着物。

2006-09-15 | 着物あれこれ

今日は和裁教室。自転車で行くので、雨が降ると洋服なのですが、今日は久しぶりに薄日がさした空模様。
着物で行くことにしました。大きなグラジオラスの花柄着物です。久しぶりに着た母からのお下がり着物です。
素材は、たぶんサマーウールかな。昭和の香り、プンプン、かなりレトロな雰囲気…。
こないだ反物、生地を頂いた中に入っていた帯締めをしてみました。


京都 いづう 「鯖姿ずし」

2006-09-14 | 美味しいもの大好き

旦那さんが大阪へ出張に行く前夜のことです。
「明日は、大阪で商談があって、その後、京都へ移動して自社グループの倉庫を見るんだよ~」と言ったその瞬間、
私の口から思わず出た言葉は、「いづうの鯖ずしが、京都駅の伊勢丹には入ってるんだよね…(遠い目)

そんな訳で、夫と一緒に「いづうの鯖姿寿司様」がうちにお出でになりました。
関東では、デパートの物産展にたま~出る程度。
京都に行かねばなかなか食べられない老舗のお寿司なのです。

創業時から使われているという包装紙を開いてみると…
竹の子の皮にしっかりと包まれています。
                                    「昆布を取ってお召し上がり下さい」との文字。

大きな一枚の肉厚昆布に包まれています。
この昆布は捨てるなんてもったいなさ過ぎて「昆布水」へ変身です。

お皿に盛ってみました。これぞ、さば寿司。



横から見ると、こんな感じ。

お酢で締められた鯖の肉厚なことと言ったら!!!
日本海は若狭湾で採れた新鮮な鯖と近江米を使い、伝統の手法で作られる京都の名店の味。
いつ食べても美味しいです。
堪能致しました。

旦那様、またよろしくお願いします。

【いづう】
創業
元明元年(1781年)
所在地
京都市東山区市場切通一筋半上ル東側
電話
075-561-0751
ファクス075-561-0750
営業時間午前11時~午後11
定休日
火曜日


銀座の病院、「POLA新鋭展2006」

2006-09-12 | お出掛け

2週間ぶりの心療内科受診で銀座に行ってきました。前回、先生と話しをして、睡眠薬の量を増やしたので、眠りが浅く、夢を見続ける、何回も目が覚める、というのは、だいぶ治まってきました。ただ、寝ようと思ってベッドに入って、寝付くまでに時間がかかる(2時間ぐらい)、睡眠導入剤も効かない、次第に悶々&イライラ感、焦燥感が募る、というのがあるんで、今回はその相談がメイン。気持ちがガーンと落ちたと時、使っている精神安定剤レンドルミンを寝る前にも使ってみることになりました。以前に較べると、抗ウツ剤はかなり減らして来ているので、何とかそれを増量しないで行きたいので…。
*****************
銀座に行った時は、デパートや着物小物の店を覗いたり、絵を見ることが多いです。今回は「ポーラ ミュージアムアネックス」にいってみました。香水瓶のコレクション展をやっていた記憶があったのですが、それはもう終わったみたいで、今は「POLA新鋭展2006 饒舌な寡黙 寡黙な饒舌」。絵画 仙谷朋子さん、彫刻 流麻二果さんという二人の若手作家の作品展でした。仙谷さんの方は人間の一瞬の動作を大胆な色彩で切り取ったように描いた作品群、流さんの方は、レース糸を細かく手編みしたオブジェであったり、ブロンズ、シルバーなどを細かく細工して作り上げた小さな生物モチーフの作品であったりと、かなり対照的な作風が違う作家のコラボレーション。ゆったりとした展示で、しばし静寂の空間に身を置くことが出来ました。
このミュージアム、化粧品会社らしくいつも興味深い提示をしているのです…が、難点は、腰を下ろす椅子(スツール)がないこと。「ごゆっくりどうぞ~」と立派なパンフレットをいつも手渡してくれる代わりに、「
ごゆっくり出来る椅子を、この広い部屋の真ん中に~!」といつも思うのは、私だけ? 
今、銀座大通りなどでは今、
こんな催しも開催されていました。
 GINZA PHOTOGRAMM 2006~瞬間(とき)を銀座から

今日は、その後、証券会社のカウンターに寄って、ずっとそのままにしていた改姓絡みの手続きを完了。大して多くもない金額の残高明細書が、毎月毎月送られてくるのがちょと嫌だったので、入ってるお金を銀行口座に送金してもらって、最終的には口座を閉鎖出来るようにしてきました。そして、もうひとつ寄りたかった証券会社は銀座店が無くなっていました…。私の口座はどこの支店にあるのでせう?探さねば…。最近は、ネット証券やネット銀行の方がどうも便利な感じです。

【POLA新鋭展2006 饒舌な寡黙 寡黙な饒舌】 
 http://www.pola-ma.jp/schedule/index.html

GINZA PHOTOGRAMM /ギンザフォトグラム 2006
~瞬間(とき)を銀座から】
  http://www.ginza.jp/ga-gf2006/index.html


誰でもピカソ、夏川りみ「さようなら ありがとう」

2006-09-09 | 日々徒然

週末の「美の壷」を見て(今週は和竿)を見て、何か他の番組が無いかなと「たけしの誰でもピカソ」にチャンネルを合わせました。先週も同じコースだったのですが、なんで、夏川りみ なんだろう~?という印象。「江利チエミさんって歌が上手かったんだねぇ~」と言いながら夫と赤ワインを飲み、最後に、夏川りみさんの新曲を聞きました。「さようなら ありがとう」というタイトルです。

こんなに自分のことを語ってしまっていいのでしょうか?という感じなのですが、
私は、近年、夫の父と、自分の父を、続けて亡くしました。
義父は余命半年の肺がんとわかり、本人には告知しなかったのですが、薄々は感じていたようです。「病院には一日も入院したくない」というので、私達夫婦が、たまたま車で飛ばせば20分の距離に住んでいたこともあり、さらには在宅での終末期医療を任せられる近くの病院の先生に巡り合え(看護婦さんがケアマネージャーさんだったのも幸運)、訪問看護の看護婦さんのお世話にもなり、私は車でほとんど毎日通って、義母(夫の母)と看護し、最期の時、義父は息子に請うて髭を剃って貰い、妻と息子二人(&義娘である私に)に見守られて、「もう行くよ」と行って、あの世へ旅立ちました。

実父とは、私がうつ病を患ったこと、その遠因が家庭環境にあったこともあり、この数年、疎遠になっていました。
(夫と義父母は連絡を取ってくれていたようです)。
その父から、突然、「仕事で東京にいる。心臓の手術をすることになったから、今日、会いたいのだけれど…」という連絡が夫にあり、「何で、今日なん?」と思いながらも、必死に会いに行ったのが、4月。数ヵ月後、手術をし、成功はしたのですが、その術後が悪かったようです。母から電話が入り、その日に車を飛ばして京都府立医科大学病院へ。集中治療室へ入った父と普段の会話を交わし、私は夕食を食べる手伝いをしながら、「集中治療室やのに、りんご半分そのままかいな? 明日はもっと食べれるように、小さいまな板、包丁、ナイフ、フォークとか持ってこんと~。それに、お茶とか、ふりかけとか、食べやすいプリンとかもあった方がええなぁ~ 」とか思いながら面会時間をタイムオーバー。その10年ぐらい前にも、同じような病気で、周りの人が次々亡くなる中、集中治療室から生きて出てきた経験がある人なので、こちらものんきに、「ほんなら、明日な~」と言って、バイバイ。それが、父との最後の会話になりました。
その翌日の早朝、人工心肺を入れるための気道確保、そのため昏睡状態にする旨の連絡が母に入り、集中治療室に入ったときには、もうチューブに注がれ、意識がない状態になっていました。それから、10数日、私達家族、母と姉妹3人は病院に泊まり込んでのほとんど合宿生活。時間になれば、父に会いに行き、身体を清拭し、僧侶なので、頭を剃り、話し掛け、会話をし…そして、それ以外は、病院のコインランドリーで洗濯し、待合室や父のいない病室で語りながらの日々が続きました。家族であんな濃密な時間を一緒に過ごせたのは、生まれてから初めてだったような気がします。結局、心臓が止まって亡くなり、彼が、生まれ育った寺に連れて帰る時は本当に嬉しかったです。母が準備していた、お坊さんの死装束に着替えさせ、担当して下さった医療チームの方々に見送られ病院を霊柩車で出る時は、まるでドラマの様。嘘みたいでした。
最期に残した言葉は、全身麻酔注射をする前、自分の手帳に書いた「残念、無念」。
複雑な家庭に育った父でしたので、母も苦労をしたようです。私達子供も、父にはそれぞれ複雑な思いを感じています。でも、病院での十数日間、そして、亡くなった後、荼毘にふされるまで、布団に横たわった父、棺おけに入った父に自然に手を添えられたのは、やはり、幼い頃、子供として愛されたことが身体のどこかに記憶としてあったからなんだろうなぁ~とその時になって初めて思いました。

今日、夏川りみさんの「さようなら ありがとう」という歌を偶然聞き、
私が最期を共にした人が、そういう気持ちでいてくれれば、とても嬉しいと思いました。
父が心血を注ぎ、育て、それを母が支えたものも、今は人の手に渡りました。
父の死後、本当に、いろんなことがありましたので、この歌を聴いて、
初めて、魂の底から泣けたような気が、今、しています。

さようなら ありがとう ~天の風~
作詞・作曲・編曲:小渕健太郎(コブクロ) 詳細はこちらのサイトが詳しいです。


*大変申し訳ないのですが、このブログ記事に関しては、うまくお返事がかけそうにないので、お許し頂ければと思います。