なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

転職活動とうつ病

2008-10-03 | 日々徒然

前回、ブログを更新してから、ずいぶん時間が過ぎてしまった。
8月の初旬
頃から、仕事をしながら、転職活動をしていた。
求人情報を探し、その会社に向けて、履歴書と職務経歴書を作り、書類応募する。
書類応募に通ると、面接に行かねばならない。面接準備もいる。
新卒で就職活動をした時、そして、30歳過ぎで転職をした時には、当然のごとくやっていた当たり前のこと。
しかし、長く生きてきた分、書く内容も多いし、面接でしゃべる内容も多い。
つまりは、「これは言わねば」=「覚えねば」と思うことも多い訳で、時間がかかる。
そして、緊張も続く。
そして、なぜか毎日が慌しい。

つくづく思ったのは、時間のやりくりが難しいということ。
そういえば、私は、今まで、働きながら、転職活動をしたことはなかった。
キャリア募集で、オファ待ちの活動なら、融通も利くのだろうが、私はそういう身分ではない。
正社員でないもののフルタイムで働いていると、いや、正社員ではない分、本当に自由がきかない。
つまりは、ちょっと抜け出したりは出来ないし、理由を作るのが難しくて、なかなか休めないのだ。

「今の仕事を辞めよう。その方が、後悔のない転職活動が出来る」

その時は、本当に元気で、もとの企画職に戻ることを考えていた。
広告代理店の転職エイジェンシーにも出掛けた。
門前払いを食うか思ったが、長く正社員で企画職を続けてきたおかげか、その場で、数件の求人案件を提示しされる。
しかし、ここで、深く悩む、悩む。
そうだった。その募集条件には、しっかり書かれている。
「残業時間、40時間~80時間」

広告代理店にいた時、月、何時間程、時間外労働をしていたのだろうか。
ざっと計算してみる。
一日平均4時間として、月80時間。
プレゼン前日には、徹夜で企画書を作り、そのまま、プレに出て行ったこともあった。
土日に休日出勤をしていたことはざらだったし、正月や夏休み休暇中に撮影でスタジオにいたこともあった。
それらをプラスすると、月にどれぐらい働いていたのだろう。
そして、頭は、年中無休…。常に、「プランナー頭」だった。
今の私が、そんな、仕事に戻れるのだろうか。
そして、この先の人生を考えた時に、戻る意味があるのだろうか。

仕事をしながら、そして、仕事を辞めて、転職活動をして、数社の内定をもらった。
希望だったマーケティング職や、営業事務職等。

しかし、予想外に内定を貰った会社を断った日のこと。
その電話をし終わって、約30分後のこと。
「もう、動けない」と思う自分を発見する。

意外な展開…。
おーい!あの気力は、どこにいったのか!?

気がつけば、体重は38キロまで落ちていた。
即、心療内科、直行。
いきなり、抗うつ剤「トリプタノール」再開。
ずいぶん前に、そう、パキシルより前にお別れした薬なのに。

再び、叫ぶ。
「おーい!あの元気はどこへ言ったのか!?」
一年と数ヶ月、元気で毎日、働いていたじゃないか。


正社員で、再就職するのは、今が、年齢的に最後のチャンスだと思う。
しかし、身体と気持ちがついていかないこの現実。
いや、もともと、うつ病は完治していなかったという、当たり前過ぎる、この現実。

自分の急降下振りに、心の中で、悔し涙を流して、地団駄を踏む。
思いのままに進まぬ、我が人生。

手帳と名刺入れも新調したのにな…。

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