なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

着物と和裁教室に復帰。

2006-11-03 | 和裁

抗うつ剤をもとの量に戻して、数日。やっと昨日ぐらいから、鬱屈とした気持ちのモヤが晴れてきて、
落ち着かずに、妙に、不安だったり、悲しかったりという、心の‘ブレ’が少なくなってきました。
そして、いままで楽しいと思ってやってきたことへの興味が戻ってきました。
昨日、友達と話をして、「自分が薬を減らすのは怖い」と少しでも思っていたり、不安な時は、いくら先生に減量を勧められても止めたほうがいいのだな…と昨日、友達としゃべっていて改めて思いました。それに、秋は、太陽の出ている時間もどんどん短くなるし、お天気は不順だし、元気な人でも寂しい気持ちになりがちな季節。薬を減らすのは、来年の春まで「オアズケ」にしようと思います。もう、こんな凸凹はこりごり…。多少多めの薬を飲んでいても、それで毎日、健やかな気持ちで過ごせるなら、それに越したことはないです。

今日は、久しぶりに着物を着て、和裁教室にも行きました。
数日前まで、「また、着物を着る日がくるのかなぁ…」と思っていたのですが(念のためですが、マジにです)、
また、着物への興味が戻ってきました。

今日、教室でしたのは、別布をはぎ合わせる作業いろいろで、これは、下前「おくみ」と前身頃を縫い合わせたところ。
おくみ上部の着た時に見える部分は縞柄、見えない部分は紺の別布使用です。

表側からみるとこんな感じ。

これは、衿のしるし付けをしているところです。

写真の上が「掛け衿」、下が「地衿」
地衿も、途中で剥ぎ合わせです。着て見える部分は縞柄で、打ち合わせて下になる方は、こちらも足し布使用です。


「和裁針、あげます」電話

2006-10-28 | 和裁

昨日一日、どっぷり家に引きこもったのが良かったのか、今日は少し気分が楽でした。
9時ごろに起きて、夫が入れてくれたコーヒーを飲んでのんびり。
そんな時に携帯電話に掛かってきた一本の電話。
「あの~、‘エコー’に、和裁用具が欲しいと出されましたか?」
一瞬、「???」  あ、そうでした、そうでした。
「エコー」というのは、「あげます」「うります」「ください」リクエストを掲載してもらえる、市の「リサイクル情報紙」。
そういえば、私、今年の夏頃、そこに「反物、和裁道具などを譲ってください」の掲載希望葉書を出していたのでありました。が、この情報紙、葉書での掲載申し込み、そして、発行は月1回という、ネット全盛の世の中では、めちゃめちゃアナログ&超スローペース。はっきり言って、私も、葉書を出してたのをすっかり忘れてました。電話があったということは、今月掲載されたよう。そして頂いたのが、今日のお電話。
「母が残した和裁用品があって、特に和裁針がいろいろあるの。古いものだし、私は全く和裁はわからないのだけど、もし使って頂けるなら…と思って」とのこと。電車で行くにはちょっと不便な場所なので、明日、車で、その方のお宅近くまでお伺いして、和裁針とかいろいろを頂くことになりました。
これは、きっと和裁の神様が、「ボチボチでもいいから続けなさいね」と言っているのかも…。
私の人生、いろんな人に助けられて、ぼっちらぼっちらと歩いていく道のようです。


和裁教室の悩み。

2006-10-22 | 和裁

金曜日はこんな格好で和裁教室へ行きました。御近所外出&家用にしているウール着物です。
10月でも暖かい日は、薄手のウールでも、まだちょっと暑いです。。

この日、教室でしたのは、袖の裁断、左おくみの裁断。その後、身頃の脇縫い代の折りぐけ作業。
私が通っている教室は、断ち台が14台、生徒さんの数が一番多い時で25人ぐらい。それに対して先生が2
人。
生徒さんが多い時には、ひとつの断ち台に2人座って、先生に教えて欲しい時は、「お願いします!」と声をあげて、先生が見に来てくれるのを待つ感じ。先生待ちの時間が多いし、1台に2人座ると狭くて、反物を広げにくい時が多いです。
そして、待ち時間が多いせいか、はたまた、何十年もある公共施設の教室で、ずっと習っている人が多いせいか、生徒さん同士のおしゃべりが盛んなのです。先生もざっくばらんな感じの方で、世間話で盛り上がることも多いし…。
生徒さんの多くは、ぶっちゃけて言うと、おばちゃん世代。芸能ネタ、週刊誌話題多し。
病気の関係で、うるさい音とか話し声が苦手な私は、大声のおしゃべりが始まるとかなり辛いです。
余りにも、うるさい時は、耳栓して、縫ってたりするんですが、話しかけられると応えない訳にはいかないし。。
他の教室はどんな雰囲気のところが多いのかな。
少人数で、必要なことはきちんと教えて貰えて、世間話をしなくていいところ。
我がままなのかな。

それ以外での悩みは、カリキュラム。
本科、専科(だったっけな?)とかがあって、縫うべきものが決まっているのです。
一年目で「縫うべし!」と決められていて残っているのは、絹単衣、長襦袢、男物浴衣、男物長襦袢、男物アンサンブル。私はプロの和裁士になるつもりは全く無くて、自分の着物生活に必要な物を縫いたいだけなので、誰も着る予定のない男物は縫いたくないのです。もちろん、勉強のためには縫ったほうがいいのでしょうが、私が結婚した時、母が我が夫のために仕立てた大島紬のアンサンブルが押入れに眠っている身としては、絶対、これ以上、余計なブツを持ちたくない。
そして、「本科」が終了すると「修了証」が出て、(たぶん)その代金を払うことになっているのも憂鬱の種。
それを、クリアしないと、袷の着物は縫えないのかも…。
そういうのって、なんとなく、「着付け教室」のシステムに似ていなくもなくないかも。


【和裁教室】木綿ストライプ柄反物の難題。

2006-10-19 | 和裁

サマーウールの次に縫うことに決めた、木綿反物には問題が二つ。
その1.自分で、水通し&地直しをしたら、反物が縮んで、布端(耳)がフリルみたいにプカプカに…。(詳細はこちら)
その2.布が縮んで、幅が狭い、長さが短い…。 和裁初心者には、途方も無い難題です。

まずは、耳プカプカ直し。
1.スチームアイロンで再度、地のしのやり直し。
反物の真ん中は、手前から向こうに向かって伸ばすように、スチームアイロンをかけ、
耳は上からポコポコを押さえるようにアイロンがけ。
両耳が終わったら、手早く、反物の棒(正式名が分かりませぬ)で巻き取って行きます。
そして、左手で棒を抑えて、次の部分のアイロンがけ。
これをやっていくと、だいぶ落ち着きました。

2.次は、断台(たちだい)の上で。
「こて」でポコポコ部分をしっかり押さえて行きます。
先生曰く「絶対、伸ばしちゃダメよ!ポコポコを押さえるだけ!」とこと。
これでもダメなら、水にぬらしたハンカチ等の上から、再度、こて。

水通ししてある生地だったら、この方法が使えるそうです。
これで、殆ど、反物耳のヒラヒラ、ポコポコが解消。汗かきましたが、やった甲斐はありました。

問題その2.幅が狭い、長さが短い。
私の袖幅は92分。それに対して、反物幅が95分。
袖くけ代2分、きせ1分、最小限必要な袖付け縫い代2分を取ったら、残りが9寸。
2分足りない分は、肩幅で取ることになりました。
幅問題は簡単に解消したのですが、最難関だったのは、長さ。
家と教室でちゃんと見積もったら、何と、長さは10m弱…!12m要るのに2メートル以上少ないじゃないか!
少し足りないぐらいなら、身頃の真ん中で足す方法もあるみたいなのですが、この布の場合は、それでは追いつかず…。
先生も頭を捻ってくださり、いろいろ考えた末、
下前のおくみ、地衿の半分(下前になるほう)に、同色の別布を使うことになりました。
つまりは、おくみ、地衿の見えない部分が、全部、別布…。大工事です。
袖は13寸、縫い代7分。身頃も丈を少し短くして、48分(154.5cm)、
そして、「繰り越しなし」の「たち繰り越し」で、断ち切り身丈421分に決定! 
電卓と用尺図を見比べながら、必死で計算してます。
私は身長が157cmなので、おはしょりもとれると思います。
そして、上前のおくみをとった残り布が出て、それを、下前おくみの一番上に縫い合わせれば大丈夫…なハズ。

身頃の印つけを終わり、背縫いに入りました。
(5厘のキセをかけて)、縞が同じ幅に出るように、待ち針を打ったところを、縦じまに沿って縫って行きます。

せぶせ布で、縫い代を包んで、本ぐけした後、表側から見ると、こんな感じ。
待ち針のところが背中心(縫い目)です。
同じ幅の縞々が並んでます。ちゃんと柄合わせ出来たみたい。

しかし、縞々柄との格闘はまだまだ続きます~。 


【和裁教室】サマーウールの着物、完成

2006-10-17 | 和裁

8月の終わり頃から、チマチマと縫ってきた「サマーウール」の着物が縫いあがりました。
不眠やら不調やらで、全然進まない時期を乗り越えての完成。そして、浴衣以外で、初めて自分で着物。嬉しいです。
早速、いそいそと試着なぞ…。

実は、この反物、最初の2メートル位に虫食い穴がポツポツあったのです。
でも、その部分を地衿とか、下前のおくみに使うように、生地の使い方、断ち方を先生が考えてくださり、
仕立ててみたら、虫食い穴は全然わからない状態に仕上がりました。
骨董市で出合ったお気に入りの反物が、こんな風にちゃんと着物になるなんて、嬉しいなぁ。

今年の単衣時期は逃したけど、来年の初夏には、この着物が待っています。
そう考えると、来年の楽しみがひとつ出来ました。
来年のことを言うと鬼が笑うというけれど。。


【和裁教室】広衿は、いと難し。

2006-10-04 | 和裁

今、和裁教室で習っているのは、「ウール仕立て」。今まで縫ってきた「浴衣」とは、いろんな部分の縫い方が少しづつ違います。
その中で、一番違うのは、衿(えり)が「バチ衿」じゃなくて、「広衿」だということ。
幅が広くて、新モスという白い布で「衿裏」つけるのです。
地衿、みかづき、衿裏を、一緒に身頃に縫い付けた後、
掛け襟を先につけて、三つ衿芯をつけて、
襟先の始末が、これまた、浴衣とは違って、
最後は、衿裏を地衿に本ぐけでくけて… と浴衣とは、順序やらやり方が違う 初めての広衿に、ただ今、奮闘中。
今日は、最後の「衿裏を地衿から2分控えて、本ぐけする」というのをやってきました。
この2分をずっと維持して、最初と最後だけ、「爪型」になるようにするのです。
うーん、こうやって書いていても、なにやら「ムツカシ気分」が少し戻ってきます。。

それから、袖(そで)の丸みを先生に見てもらって、袖の「しつけ付け」。
「ぞべ糸」という、絹の仕付け糸で、出来上がった袖の端を縫って止めていくのです。
「ぞべ糸」、今回初めて知りました。
前回「ぞべ糸持ってる?」と突然、先生に言われたときは、「ぞ・べ・糸~?」と思わず叫びそうになった なつですが、
無事、近所の手芸洋品店で「ぞべ糸」入手。間に合いました。
この後、袖を身頃に縫いつけて、縫い代を三つ折ぐけすれば、たぶん、完成かな。
このサマーウールが縫い上がったら、次は、問題の木綿反物に突入予定です。


今日の帯周りです。昨日と同じ着物ですが、帯をチェックの名古屋帯に、
帯締め、帯揚げをレンガ色と絞りに入った黄緑色のものにして、雰囲気を変えてみました。
和裁教室のある日は、「メッシュ前板」も使わず、ゆったり着付け。
帯が少々へこんだとて、動きやすさが一番です。


木綿の反物を地のしする。…が!

2006-10-02 | 和裁

まったりした雨の月曜日の朝、「今日こそ、やらねばならぬ…」と、木綿の反物の「地のし」をしました。
土曜日の夜、何も考えずに、お風呂の浴槽の中につけてしまい、一晩。
日曜日には当然のごとく作業ができず、ブリキの洗濯桶に移して、更に一晩。
「もういい加減に、水から引き上げないと…」と、今日、重い腰を上げた次第です。
いつもは、陽の当たらない時間を選んでベランダで陰干しなのですが、今日は雨なので、お風呂場で干すことに。
軽く脱水を掛けた反物を2本の棒にかけて、浴室乾燥機のスイッチをonします。

しばらくして、程よい生乾き状態になってきたら、「地のし」スタート。

この反物は、この間、着物の神様が風呂敷包みとなってやってきた時に頂いたもので、濃紺に黄色い縞柄、普段着着物によさそうな感じで、今、縫っているサマーウールの次に縫おうと一目見た瞬間に決めたお気に入りです。夏に買った無印良品のスチームアイロンも使い勝手がよく、縦に~横に~と気分よくアイロン掛けしている途中… 頭の中に、ある疑問が! 
そして、それは確信へ…。

「狭い! そして、たぶん、短い…」 

途中で中断するわけに行かないので、最後まで地のしをして、反物を測ったら、
なんと、長さ10m20cm! 幅35cm 

水につける前、38cmはあった幅が、2cmも縮んでました。
幅があったので、「長さは大丈夫だろう」と油断していたけど、もともと長さ11メートル位の反物で、80cm位縮んだのかも…。
ありゃりゃ、予想外の展開。というか、一枚目の浴衣を縫う前に、ガーン!となった展開を再度やらかすとは…。

68cm袖幅92分の私。やっぱり35cm幅では無理だろうなぁ。
あ、その前に長さが全く足らないのでありました^^;

あぁ~、
この反物にどんな運命を与えればいいのやら…。
大きな宿題を背負った気分です。



雨の日は家で裁縫。サマーウールの衿付け。

2006-09-26 | 和裁

今日は茶道教室のメンバーで習っている着付サークルの日だったのですが、雨でオサボ。
その代わり(?)に、先週、和裁教室で途中になった「サマーウール」の衿付け作業をしました。
今まで習っていたのは浴衣なので「バチ衿」。今回が、初めての広衿です。
着物のおくみと身頃に地衿を合わせて待ち針を打ち、さらにその待ち針で、裏襟(新モス使用)もとめて縫って行きます。
いうなれば、おくみと身頃を、地衿、裏襟ではさんで縫う感じ。
全部縫い終わって、裏襟側から見るとこんな風です。


「襟肩明き」の部分には、1寸5分四方に切った布を三角形に折って作った‘みかづき’をはさみます。
この部分は、大事な部分なので、半返し縫い。乱れた縫い目は見ないでくださいまし^^

そして、ひっくり返すと…
 なかなか可愛いので好きです。



和裁ビギナーさんに10の質問

2006-09-25 | 和裁

Mさんのブログ「突然着物」から、「和裁ビギナーさんに10の質問」をお持ち帰りして来ました。
早速やって見たいと思います。

■質問其の
①■あなたの和裁学習歴、現在までに完成させた作品は?
約7ヶ月。
完成させたもの 筒袖半襦袢、一つ身(赤ちゃん用)浴衣2枚、 四つ身(子供用)浴衣2枚、大人用浴衣2枚
意外と縫ってますね、改めて、びっくり~!

質問其の
②■和裁を習いたい。と思ったきっかけはなんですか?
一番初めは、今持っている着物のメンテナンス(破けたら縫うとか)、直しを自分でしたかったので。
はじめたら、「普段着の着物ぐらい、自分で縫えるんじゃないか!」と思い、
「標準体型じゃない私にも、ジャストサイズの着物が作れる~!」と気付き、ずっぽり、はまりました♪
もともと、物を作ること、ミシンや洋裁、手芸、縫い物も好きでしたし~。

質問其の
③■現在習ってる教室の規模と雰囲気、そして気になるお月謝は?
公共施設の教室です。生徒さんは多くて初心者から大ベテランさんまで、20人ぐらい(以上かも)。
週2回、水曜日と金曜日、午後3時間 
お月謝は 6300円です。(教材別)

質問其の
④■その教室を知るきっかけは?
その会館のパンフレットで和裁教室があることを知って。普通ですな。

質問其の
⑤■和裁を習うにあたって 新たに揃えたお道具は?
尺の物差(一尺差と2尺差) 鹿皮の指貫 待ち針 ぐらいかな。
和裁用の縫い針、糸は、お友達はるさんのお母様が使っておられたものを一式頂いてそれを使用。
袖の丸み型はダンボール紙で自作。あ、小さなこて台もコルクボードとお菓子箱の板などで手作り。
それ以外は、今まで持っていた裁縫道具を使ってます。
くけ台は、知り合いから頂いたのを何故かずっと持っいたものだし、
電気ゴテは、先日、骨董屋さん(リサイクルショップ)で500円にて入手。
あんまり、お金かかってないかも…。あ、これから教材費にいるのだった…!

質問其のこれから買いたいと思ってるお道具はありますか?
折りたたみ式のへら台

質問其の現在は何をお仕立て中ですか? またその後の野望なぞ。
サマーウール(単衣)です。
その後は・・・今持っている反物で、普段着にする木綿単衣を縫うつもり。
その後は、もし反物が手に入れば、もう一枚ウールの着物、モスリンの長襦袢、夏の普段着用に透けない麻の長襦袢…
ああ、いっぱいだぁ~!

質問其の野望を抱きつつ自宅にストックしている反物ありますか?
もちろん! 遠い夢としては、○義母からもらった白大島、○母から貰った大島紬 
近い夢(?)としては、夫のお祖母ちゃんが縫った「紅絹の長襦袢」を洗張りして仕立てたい。

質問其の⑨■教室に通ってて 困った事・イヤな事ってありますか?
生徒さんの人数が多いこと。先生に教えて貰えないと先に進めないので、先生を待つ時間がもったいない気がします。
あと、「聴覚(耳)が超敏感」な私の悩みとして、お姉様方のおしゃべりが大人数で始まるとキツイです。
この教室が来年の春で施設閉館に伴って終わりになるのもあり、少人数で、まとまった時間習える教室を探し始めているところです。

質問其の⑩■和裁 楽しいです?
楽しいです!途中は長い道のりだなぁ~と思うのですが、完成すると苦労を忘れます。
そして、自分の縫った着物を自宅で洗って着物ハンガーに干す時、縫い目が愛しく感じます。

**********
★この質問 ご自由にお持ち帰りくださいませ。
  
和裁の輪が広がるとうれしいです。



和裁教室の一日はちょっと忙がし。

2006-09-20 | 和裁

今日は和裁教室の日。和裁に行く日は一日過ぎるのが早いです。
朝起きて、洗濯して、猫と遊んで、家の中を片付けて、出掛ける準備して、お昼ご飯食べて、教室へ。
そして、あっという間の3時間が過ぎ、帰宅したら、今日習ったことのメモを、ノートにまとめる作業開始です。
これをしないと、自分の字が判読不明になってしまい、2回分になると、もう追いつかなくなってしまうのです^^;
晩御飯の準備をしながら、リビングのテーブルで、チマチマとノートをまとめる私…。
学生時代に戻ったような、なんか不思議な気分です。

今日は、おくみの本ぐけをして持って行ったのを先生に見てもらい、衿のしるし付けと袖縫いをして来ました。
浴衣のときより、今回のウール仕立てはスローペース。
今縫っているサマーウールを、今年の単衣の時期中に仕立てるのは、この調子では、
ちょっと無理かな。
来年の初夏を夢見てチクチクしようと思います。マイペース、マイペース。



【和裁教室】ウールの着物スタートしました。

2006-09-01 | 和裁

3枚目に縫う自分の着物は「サマーウール」に決めました。
初めての「単衣のウール仕立て」、そして、初めて使う「絹糸と絹糸用針」です。
絹糸を手縫いするのは、やっぱり気持ちいいです^^
ウールの印しつけは、切りビじつけとのこと。久しぶりの‘キリビ’なので少々手こずりました。
洋裁をやってた時はすいすい~だったのに、やっぱり、やらないと衰えるものです^^;

「襟肩あき」の部分はこんな感じ。
‘キリビ’に不安を感じた私。
先生の目をぬすんで、チャコでちょいちょいと点々つけちゃいました…。

身頃を2枚並べたところです。

左の待ち針から、袖口(緑)、身八つ口(ピンク)、ブルー2本が繰り越しあげ。
私は肩幅87分、後ろ幅72分で、差が大きいので、後ろ幅をとるのは肩山から15分のところ(赤)。
サイズに寄って1尺~15分の間で調整するみたいです。

浴衣と違って、まず「繰り越しあげ」を縫いました。

印通りに待ち針を打って、その5厘上を縫います。キセは、裾に向かって5厘。ウールだから、コテが効きにくいな。

そして、いよいよ(?)背縫いで、先日、ユザワヤで買った「せぶせ」ちゃんが登場しました。
私は、正絹のを買ったので、昨日水通しして、アイロンを当てて持参なり。
そんな訳で、ちょっとボロい「せぶせ」ちゃんです。

コレをつけるまでの、待ち針の打ち方、手で生地とせぶせを持つ方法がいろいろあったのですが、もう、書ききれませんです。
先生の手元を見て、その後、メモするだけで必死…。それを、家に帰ってから判読してノートにまとめるのにも苦労…。
そんなこんなで、裏側をみたら、めでたく、せぶせがくっついています。
 この後は、本ぐけが待っています。


「ユザワヤ」で糸と小物を買う。

2006-08-29 | 和裁

和裁教室の先生から、次の着物を縫うために必要なものを教えて貰った私 なつ。
着物に縫い付けてあるのはみたことあるけど、売ってある場所は見たことなし。
「どこにあるの…?」としばし考えた末、ここなら一度に買えるだろうと思い付いて出掛けました。
蒲田にある大型手芸専門店「ユザワヤ」です。
病院に行く以外で、自発的に一人で電車に乗って出掛けるのは、去年、京都から戻ってきて以来初めてかも…。
先週の不眠の嵐→鬱ウツの日々は何処に行ったのでしょう。妙に元気に、「ユザワヤ蒲田店」10号館へ。
店員さんに聞いて、めでたく購入です。
ミササ正絹せぶせ 347円衿裏(東レシルック)630円、オリヅル絹手縫糸 263円 なり。
それから、チャコペンシル、「蝋チャコ」という謎のチャコ、安くなっていた竹の編んだもの1480円(下に敷いてます)も。
うーむ、意外と和裁で使う付属品って、意外と高い。こんな、細っちい布切れなのになぁ。

でも、そう思うのは、次に縫おうとしている反物が、護国寺の骨董市で買った「激安サマーウール」だからかも…。

「教室では決して口にすまい」と固く誓っているのですが、実は500円だったのです…。

これから何枚も仕立てたり、寸法直しをしたりするなら、小物も安くまとめ買い出来るところを見つけないと…。
(教えてください~)

買い物ついでにユザワヤ内を探索して、「和裁用電気コテ」発見。
 た、高い…。でも、いつかは要るかも。

呉服の卸問屋さんでは殆ど見かけなかった「木綿」系反物もありました。

遠州綿紬、会津木綿、伊勢木綿 等々。 メートル売りだから、一反買うとなると結構なお値段です。
1m800円ぐらいからかな。高いものだと1500円ぐらい。うーむ…。

ふと思ったのですが、ここにあるということは、もしかしたら、日暮里の布問屋街に行けば反物まるごとあるのかもしれません。例えば、日暮里TOMATOとか。あ~、また買出しに行きたい…。
浴衣の反物もあったけど、もう季節はずれのせいか品薄でありました。やっぱり、和裁、和装小物系は影が薄い感じ^^;
この後は、工芸館に行って、刺繍売り場やパッチワーク、ビーズ売り場とかを久しぶりにウロウロ~。またクロスステッチとかやりたくなってきました。うーん、カーテンも変えたいかも、布買いたいかも。「結局、布好きかい~!?」と自分で自分に突っ込みを入れながら売り場をぐるぐる周る私。うーん、人間って回復する生き物なんだなぁ。と妙に感動です。

お昼ご飯は、ユザワヤ近くのトラットリアで「おひとりさま」しました。

ランチメニューのひとつ茄子ときのこと砂肝のアンチョビ風味パスタです。
意外や意外、鶏の砂肝ってアンチョビに合います。
お店の名前が思い出せない…。


【和裁教室】茶色細かい格子浴衣 製作過程

2006-08-26 | 和裁

2枚目の浴衣生地は、黒と濃茶の糸でと織られている細かい格子柄にしました。少しざっくりとした手触りなので、少し麻っぽいけど、100%木綿の浴衣の反物。普段に着る夏の着物が欲しくて、この反物です。これを習い始めたのは、7月の末頃。途中写真は撮ったもののブログに書いていなかったので、一枚目に縫った浴衣と違うところをメモしておこうと思います。

背縫い、揚げ縫いと脇縫いが終わり、脇の縫い代をに倒してみたところです。

浴衣の場合、このまま縫い代を耳ぐけするのですが、今回は幅広の男物反物、しかも私は後幅、前幅が狭くて、縫い代が多すぎるということで、今回は縫い代を割って処理することになりました。

そのために、脇は2度縫い、5厘のキセをかけた上で、縫い代を「こて」でばっちりわります。キセがずれないように抑えます(普通は待ち針でOK)

裾だけは、切り込みを入れてそのままに。これは、裾をくけた時、厚みを出さないための工夫。
そして、縫い代を中にしっかり折り込んでいきます。これで縫い代の幅が半分に。

裾から、袖口、肩山を通って、反対側の裾まで、ぐるりと本ぐけ。
針目は四分~五分。脇辺りの縫い代がつれやすいところは「こて」で生地を伸ばして、身頃から縫い代が浮かないようにして待ち針を打ちます。

前身頃に、衿下を三つ折ぐけした「おくみ」をつけます。
この縫い代は、おくみ側に向かって5厘のキセをかけ、耳ぐけ。倒す方向はおくみ側です。

これが謎だった「みかづき」
衿つけの時、襟肩明き部分に一緒に縫い付けます。
そして、衿をくけて、共衿をつけ、袖をつけて~と進むのですが、このあたりはたぶん本能のみで針を動かしていたようで、写真が一枚もありませんです。


そんなこんなで、いろいろな難関超え…、昨日、完成!

地道に少しづつでも縫っていれば、最後まで行き着くもんなんだ…と少々感慨深いなつであります。
今年の夏に間に合いました~。



【和裁教室】おくみをつけて衿付けに進む。

2006-08-12 | 和裁

金曜日は和裁教室に行けました。
家で、おくみをつけて、耳ぐけをする作業をまでチマチマしていたので、教室では「共衿と衿のしるしつけ」からスタート。
あーら、結構進んでるかも~と楽観気分になったのもつかのま。私、衿のしるし付けがとっても苦手でして…。「○尺○寸○分に、ゆるみを○分足して、3分引いてから!」とかいう計算がちゃっちゃっと出来ないのです。
途中で頭の中で数字が別の数字に変換?されるし…^^; 
この日は、先生の指導のもと、必死で印つけをして、衿の待ち針打ちの途中で終了になりました。

うーん、夜、あまり眠れなかった日は、教室での話し声や先生の声がうるさく感じます。
おまけに、この日は、オハギを作ってきた方がいらして、途中からお稽古中断で、オハギを食べるお茶会になっちゃうし^^;
もう、そうなったら、アウト!です。よろよろと自分の道具を片付けて、お暇してきました。
しかし、和裁教室に行けただけで、よし!とします。


浴衣の脇縫いと袖作り。

2006-08-03 | 和裁

今日は、和裁の宿題 「脇縫いをした5厘上を2度縫いする」をしました。
濃いブラウンの細かい格子柄の反物に黒い糸を使っているので、一回目の針目線
が見えにくかったです。
思いっきり明るいところでチクチクしたから、窓越しの紫外線がちょっと怖いかも…。
写真は、脇を2度縫いして、5厘のキセをかけ、縫い代を前身頃側に倒したところ
男物の反物、それも、幅40cm、クイーンサイズなので、私の狭い身幅だと、こんなに縫い代が出来ちゃいます。
普通だとこのまま「耳ぐけ」するのですが、さすがにこの幅だとダメでしょ!ということで、これを「折ぐけ」するみたい。
明日、教室で習ってきます。

時間があったので、袖作りもしました。
 …が、袖の丸みが、同じになりません!

しばらくして、「もしかして、丸みサイズを間違えたのかも」ということに気が付きました。オトボケです^^;
丸みの型紙は教室なので、お直し作業は、また明日教室で~♪