なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

久しぶりの京都帰省 1

2008-07-27 | お出掛け

夏の京都は、やはり暑かった。
予定以上に活動したし、のんびりもしたし、親孝行もしたような気がする。
8年ぶりに新幹線にも乗り、「グリーン車だったら、大丈夫、どこにでも行ける!」
と自信もついた。

久しぶりにあった母。
電話で話すのと、実際に会って、いろんな話をするのでは、知りえる情報量が違うのだということを思い知った。
母は、夫を亡くし、その3月後、嫁いで約40年を過ごした家を出て、引越し、新しい生活を始めることになった。
家業のこと、その事業を継ぐ人との関係を考えれば、それは最良の選択だったと、今も、私は思う。
今、元の実家に母が住み続けていれば、どんなに嫌な思いをしただろうかということも想像が付く。

我々夫婦が、父が亡くなった翌年、京都に住んだ時も、母は元気そうで、新しい暮らしを楽しんでいる風だった。
そして、その後も、電話の声が、本当に元気そうだったので、私は、さほど心配していなかった。

しかし、一時の電話では、わからないことが多いものだ。
思い返せば、母は、昔から、自分の苦労や苦しみを、自ら人に語る人ではなかった。
共に過ごす数日間の中で、ボソボソと語る母の言葉。
精神病的な範疇に入る病み、そして、少しづつの回復。
それとの、戦いの日々。

自分がその立場に立ってみれば、母の苦しみは、想像がつくはずだったのに…と思う。

母は、今、妹の家からすぐ近くに暮らしている。
結婚し、3人の子供を産み育てながら、働いている妹のために、孫の面倒を見るのが、今の母のメインの仕事だ。
遠くに住む、私が出来ることは、何なのだろうか。
ブログに書きたい旅の報告も、アップしたい写真もは山ほどあるのだが、
まずは、自問自答を繰り返す、長女である。


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帰省人と「東京土産の王道」

2008-07-18 | 日々徒然

明日から、京都に帰省する。
一人暮らしの母が、妹宅の近くに引っ越したのが、昨年の末。
「引越し先を見に行かねば…」と思いつつ、日が過ぎていたのが、
父の命日も7月なので、「墓参りもせねばなぁ」と、この連休に帰ることにした。
また、暑い盛りに、あの暑い京都に向かう私。
こういう“さだめ”なのだろうか。

今回の移動手段は、新幹線だ。
うつ病になってから、「音」がダメだったので、ずっと諦めていたのだが、
やっと「グリーン車なら大丈夫じゃないか」というレベルまで回復してきた。
夏休みが始まる時期というのが少し不安だけれど、耳栓もしっかり持ったし、大丈夫に違いない。
私的には、一大イベントだ。
この挑戦が成功すれば、また一つ出来ることが増える。
きっとまた少し自信がつくだろう。


こんな、私の一大イベントに対し、母的一大イベントは、「長女が、久しぶりに、夫婦で帰ってくること」だ。
はじめ、この旅のメインイベントは、「母を温泉に連れて行く」だったはず…。
それが、母のリクエストに応じているうちに、「挨拶まわり」へと、どんどんシフトしている気がする。

挨拶まわりに欠かせない、手土産も買い揃えた。
今回のラインナップは、銀座ウエスト、虎屋の羊羹、亀屋万年堂のナボナ(大家族向け)、銀のぶどう、等々。
私的、王道で揃えてみたつもりだが、
こんな場合、人は、どこのお菓子を選ぶのだろうか。
知りたくて仕方がない。


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予想外の眼鏡生活

2008-07-17 | 日々徒然

私のコンタクトレンズ歴はかなり長い。
ハードレンズに始まり、ソフトレンズへ、そして、ここ何年かは、使い捨ての2週間連用タイプを愛用している。
高校生の時から、少し大仰だが、毎日、コンタクトレンズと共に生きてきたようなものだ。
コンタクトを入れると、一日が始まる感じ、onタイムになる感じがするのは、私だけだろうか。

買うのは、ほとんど、ネットショップだ。
夜、暇な時間に注文し、ネット銀行で送金するか、カード決済すれば数日で自宅に届く。
しかも。定価よりかなり安い値段で。便利なことこの上ない。

そんな私だが、先日、眼鏡を作り変えた時に視力が変わっているのに気付き、
コンタクトの方も一度検査をしてみようという気になった。
そして、少し、気分と時間に余裕があったので、処方箋を貰うべく、近所の眼科行くことにした。
とにかく、処方箋があれば、自分の目に合ったレンズが、ネットで買える。
欲しいのは、処方箋。
なので、眼科の受付でも言う。
「コンタクトの処方箋を頂きたいのです」


しかし、予想外の展開が起こってしまった。
眼科の先生曰く、

「アレルギー性の結膜炎です。これが治るまでは、コンタクトの処方箋は出せません」
「今日は、2種類の目薬を出しますので、今日から、眼鏡にして、2週間後にまた見せに来て下さい」

がーん!!!
以前、眼科で「充血しやすいタイプ」と言われたので、この程度の赤みは、私としては、「普通」範囲。
痒みも痛みもなく、自覚症状全くなし。
そんなことを訴えてみたとて、眼科医は、聞く耳を持たず。(まあ、当たり前か)

さらに、医者は続ける。
「コンタクトを使うなら、ハードレンズか毎日使い捨てのタイプがいいでしょうね」
私は、ハードが目にあわなくなって、仕方なくソフトレンズに変えたのだ。などと、またも訴えてみれど、
「最近のハードは進化していますから、大丈夫です」(きっぱり!)
「………」

「別の言葉」が書かれた目的物を持って、薬局へ向かう私。
余談だが、眼科で予想外にお金がかかり、財布の中身が乏しくなった私。
薬局で「ジェネリック医薬品があれば、そちらでお願いします」と言ってみたら、1本が少し安価な後発品になった。

そんな訳で、今、この2種類の目薬を毎日点眼しながら、眼鏡生活を送っている。
朝も、なかなか、しゃっきりした気分にならないし、仕事に行っても、どうも「仕事をする自分」モードになり切れない。
単なる言い訳なのかもしれないけれど。


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京家 源吉兆庵 鎌倉せんべい

2008-07-11 | 美味しいもの大好き

今、会計事務所で働いている。
初めての業種、初めての世界だ。
驚いたことは数多くあるが、そのひとつがこれ。
「関与先」と呼ばれる(この言葉も初めて知った)、いわゆる“クライアント”=顧客”で、
事務所に来る時に手土産を持ってくるお客さんが多いことである。
何かのタイミング(例えば、確定申告の時期、決算期など)に持ってくる人もいる。
来るたびに持ってくる人もいる。
昔、広告代理店で働いていた我が身にとっては、とても不思議なことだけれど、
会計事務所や税理士事務所、他にも「先生」と呼ばれる人がトップである会社や職場では普通のことなのだろうか。

疑問は解けないが、お菓子は美味しい。
和菓子あり、洋菓子あり、たまにケーキあり。
今日はおやつに、「源吉兆庵 鎌倉せんべい」を食べた。

洋風のおせんべいの間に、白いクリームが挟まれていて、昔から好きな洋風の和菓子だ。
出来るだけ、間食しないように心掛けているのだけれど、
今日は、誘惑に負けてしまった…。

これが、食後。

パッケージでは「鎌倉せんべい」だったが、ホームページ上では「福渡せんべい」となっていた。
どっちが本名だろうか。

いずれにせよ、美味しゅうございました。


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インドな雰囲気がするスープカレーのお店

2008-07-09 | 美味しいもの大好き

今、とても気になっているお店がある。
スープカレーのお店らしい。もしかしたら、カフェなのかもしれない。
何度かその前を通りかかったことがあるのだが、いつもCLOSE。
巡り合せが悪いのか。
今日もそうだったが、いつもと違ったのは、黒板にメニューを書いた「立て看板」が出ていたこと。
何となく、私が好きな“匂い”を感じて、写真を撮ってみる。
メニューの下には、これまた素敵な雰囲気のディスプレイ。
サボテンやら、木彫りの猫やら、キャンドルやら、小石やら。
写真を撮っていると、お店の人らしき女性が自転車でやってきて、店内に入っていった。
ナチュラル系のファッションがよく似合う女の子。
メニューを見ると、飲み物もいろいろ。
生ビール、コロナもあるし、ラッシーやチャイも飲めるみたいだ。
今度、OPEN時に巡り合ったら、絶対、入ってみよう。

自分メモ:syukur (シュクル) 


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野菜のお裾分けを貰ったので

2008-07-08 | ぶきっちょ料理

昔、新卒で会社に入り、研修中、ウィークリーマンションで同期の仲間と暮らしていた頃のこと。
母から届いた食料を、お裾分けした時、友達が言った言葉が、今でも忘れられない。
「私、食べ物を貰うのは、“命のもと”を貰うことだと思ってるのよ」

年を重ねた今になって、改めて思う。
22
歳でそんな言葉をさり気なく口に出来るなんて、偉すぎる。
そんな彼女も今は二人の子供の母親。
しばらく会っていないが、きっといいお母さんをしているに違いない。

またまた、話が長くなった。
今日は、職場の同僚から野菜のお裾分けを貰った。
「命のもと」を貰ったのだ。
りっぱなジャガイモと新鮮なきゅうり、そしてスナップエンドウ。
親戚のお宅から送られてきたものだという。
早速、晩御飯に使わせてもらった。

「じゃがいもと豚バラ肉の煮込み」

厚めに切って冷凍しておいた豚のばら肉、庭(ベランダ)のローズマリーを使う。
味付けは、塩、黒コショウ、オリーブオイルのみ。
豚肉を炒めた後、ジャガイモを入れ、ル・クルーゼの鍋ごとオーブンで焼く。
仕上がった後、茹でたスナップエンドウをあえてみた。

「きゅうりとホタテのからし味噌合え」

軽く塩もみしたきゅうりに、ボイルしたホタテを加え、あわせ味噌で合えた簡単料理。

きゅうりは沢山貰ったので、ピクルスに挑戦しようと思っている。


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「おひとりさま」の夕食 オムライス と それに至る顛末

2008-07-07 | 美味しいもの大好き

仕事のある平日に備え、休みの日は、まったりペースで過ごすようにしている。
しかし、驚くようなことは、突然、我が身に起こるもの。
詳細はあえて伏せようと思う。
簡単に書くと、「名も知らない猫を天国に見送る役目」を神様から授かったのだ。
その子は、ほぼ1日我が家にいた。
飼い猫だと思ったので、飼い主さんが現れた時に見せられるように写真をとり、
お迎えの車が来るまで、氷を取り替えたりして、面倒を見る(というのだろうか、こういうのを…)。
日曜は朝から、ネットを駆使して、調べる、調べる、調べる。そして、電話する、電話する、電話する。
土曜日の夜から、日曜日の夜まで、私の頭と身体と口はフル回転。
夫曰く 「仕事をしている なつ を久しぶりに見た」 ふん!

結果、日曜の夜、ペット専門の葬儀業者さんが我が家へ来てくれることになり、
お祈りを書いたカード(お守りのつもり)やお花と一緒に、その子は、荼毘にふされた。
後は、月曜日の朝、区の動物愛護センターと保健所に、その子の特徴などを連絡しておけば、よいだろう。
それで、役目は終わったのだ。

しかし、なぜか、今日の午後になって、「擬似・ペットロス(ペットレス)症候群」な私あり…。
一日一緒にいると情も移るのだろうか。
そういえば、うちのユッケと会った時は、「ひと抱き」で情が移った。

今日、日帰り出張の夫は、帰るのが遅く、家で食事をしないという。
一人で家で食事の支度をして、一人御飯するのは、何となく億劫な気分。
そんな訳で、(前置きが長かったが、ようやく、今日の本題となる)
今日の夜は、以前、友人に「美味しい」と教えて貰った洋食屋さんに寄り、一人で晩御飯を食べた。

時間が早いせいか、平日のせいか、店内もゆったりで、4人席に一人で座る。
メニューを見て、選んだのはオムライス。
こないだ食べた「銀座煉瓦亭」のオムライスがいまひとつ好みではなかったので、ある意味、リベンジ。
卵で包まれた御飯の中には、ハム、ピーマン、たまねぎ、大きめのしめじなどの野菜。
ソースやライスの味付けは、少しデミグラス風(?)で、大人のオムライスな感じ。

たまには、おひとりさまの夕食も、いい気分転換になる。

川崎市中原区小杉町3-258 石橋ビルB1
くるみの木


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Chateau HAUT-PIQUAT(シャトー・オー・ピカ)1995年

2008-07-04 | ワイン・日本酒・ビール

自分の記録として。
今年の誕生日に飲んだワイン
Chateau HAUT-PIQUAT (シャトー・オー・ピカ) 1995年」
フランス・ボルドー地区/ACリュサック サンテミリオン

ワインは大好きだが、詳しくなれない。
カタカナがあまり得意ではないので、名前が覚えられないのだ。
(故に、世界史も苦手だった)
ワインのラベルも、似たようなものは、どれも同じに見える。
記念日に飲んだワインや、飲んだことを覚えていたいと思ったワイン達。
それらは、今や、忘却の彼方。

写真に撮っておけば、飲んだ記録になると思い、出来るだけ、写真を撮ることを思いついた。

さて、いつまで、続くかな。


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誕生日のこと。

2008-07-03 | 日々徒然

誕生日を迎えた。
朝、起きた私と入れ違いに出社する夫が、出掛けに「誕生日、おめでとう」と言ってくれる。
あぁ、今日は私が、この世に生まれた日なのだと、起き抜けのぼーっとした頭で思う。

今日の夕食はどうしようか。
夕方、仕事をしながら考えていると、夫から携帯にメールが入った。
「全部買って帰るから、晩御飯の準備はしなくていいよ」
お祝いの宴をセッティングしてもらえるとは。至福の喜び。
ワインで乾杯して、夫が仕入れて来てくれたお肉やサラダを食べながら、いろいろと話をする。
二人で程よく酔っ払い、仕事疲れと買い物疲れの夫は、高いびき。

その日の昼過ぎには、携帯電話が鳴った。
京都の母からだった。
「お姉ちゃん、誕生日やなぁ。おめでとう~」 
「何歳になったんやったっけ?」
「母よ、聞かんでも、よろし!」

母は、里帰りして、実家近くの病院で、私を生んだ。
私が生まれた日に、母と私に会いにやってきた父は、家に帰り、母に宛てて手紙を出したと言う。
この年になって、初めて聞いた。
この世に生を受けた日、確かに、父と母に私は、祝福されたのだ。
母よ、電話をありがとう。


夫が贈ってくれた花束とカード。
本当にありがとう。


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駅で発見!真夏の生け花

2008-07-02 | 花・ガーデニング・菜園

いつも利用している東急 武蔵小杉駅に、生け花の展示スペースがある。
華道の
小笠原流 川崎支部の方々の作品らしく、
今までの観察によると、ひと月に1回ぐらいのペースで、新しい作品に活けかえられているようだ。
通るたびに鑑賞しているので、今まで、多くの作品を見てきた。
が…! 今回の作品には、度肝を抜かれた。
今までで、一番、斬新的な作品ではないだろうか。
(もちろん、いままでも、あっと驚くような作品は沢山あった)

流線型で横に広がった花器から、「パイナップル」のような植物が何本も生えている。
そして、ボンボンちっくな花の数々。
池から手前に広がって広がっている、様々な手のような葉っぱ。
まるで、小宇宙。
まるで、「天空の城ラピュタ」 !
サザンオールスターズに、「真夏の果実」という曲があったが、これは、まさに、「真夏の生け花」 !!!

いけかえをされている現場に出会ったことも何度かある。
それを担当されているのは、いつも妙齢(もしくは、御年配)のご婦人方、3人ぐらい。
どの方も、上品で質素な雰囲気の方々だった。
そんな、彼女達から、この独創的、かつ、パワフルな発想が生まれ、それが具現化されている。

うーん、人間って、年齢じゃない。
それに、人間が、内にどんな能力やセンスを秘めているのかは、見掛けでは、わからないものなのだ。

デジカメのシャッターを押しながら、駅で人生をしみじみ考えたひと時であった。


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