この週末は、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で開催中の写真展「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史Ⅰ.関東編」 「TOKYOマグナムが撮った東京」を見に行ってきました。オルセー美術館展に行ってから約2週間と数日ぶり、久しぶりに電車に乗ってのお出掛けです。
「夜明けまえ」では、写真が日本に入ってきた幕末から明治にかけて、庶民を写した写真がとても楽しめました。いろんな職業の人(例えば、飛脚、ざるうり、岡っ引き、果物売り、義太夫、易者とか)や生活している場面(例えば、宴会、子供をあやす家族とか)を一枚づつ記録するように撮ってあって、小さい写真を一枚一枚じっくり見ていくと、当時、着ている着物、着方、髪形、生活に使っている道具がリアルにわかって面白かったです。幕末から明治にかけて、世の中や風俗がどんどん変わっていく様がリアルに実感できたのも写真ならではという感じがしました。当時の鶏卵紙を使ったプリントとモダンプリントの違いもなかなか興味深かったです。
「マグナムが撮った東京」は、写真家集団マグナム・フォトに所属する写真家達が「東京」をテーマに撮った写真・映像作品を、1950年代から2005年まで、10年ごとの年代別に展示した展覧会。会場に入ったら、まず目に付いたのは、戦争で負傷した傷痍軍人がギターを弾いてお金を貰っている写真。それを見た、我が夫、りん、「子供の頃、渋谷に行くと、こういう人が一杯並んでいて、子供心に怖かった!」 …あなたはいつの時代の人なのでせう!?
テーマに付けられたタイトルは、1950年代が「復興」、1960年代が「成長」、1970年代が「発展」…なるほど、なるほど。そして、1980年代が「飛躍」、1990年代が「狂乱」、2000年代が「新世紀」。そうか、80年代は飛躍、90年代は狂乱の時代だったのか…。自分のリアルに生きて来た時代もこんな封に歴史に位置づけられているのだと、当たり前のことに気付かされた写真展でした。
二つの写真展を見る間に、館内のカフェでしばし休憩。
荒木経惟氏の写真集「センチメンタルな旅 冬の旅」があったので読む。思わず泣いた。
東京都写真美術館 http://www.syabi.com/index.html
【夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史Ⅰ.関東編】
http://www.syabi.com/details/kaitaku.html
本シリーズは、引き続き、「Ⅱ.四国・九州編」、「Ⅲ. 中部・関西編」、「Ⅳ. 北海道・東北編」、「総集編」が開催されます。
【TOKYOマグナムが撮った東京】
http://www.syabi.com/details/magnam.html
これまた久しぶりにフォカッチャを焼きました。
生地に‘すりおろしにんにく’を入れた、ガーリックフォカッチャです。
オーブンに入れる前に、オリーブオイルを塗って、ベランダで育てているローズマリーの葉っぱをパラパラパラ~。
鶏肉&野菜のトマトソース煮込み、赤ワインで、週末の食卓。
***
風邪でダウンして、低迷気味だった、私の「意欲」ちゃんですが、やっと、衣食住のうち、「食」と「住」まで回復してきたみたい。
この調子で、「衣」も回復して欲しいものです。
シンプルな丸いプチパンを焼きました。
参考にしたのは、20年以上、家でパンを焼き続けておられる、粉料理研究家 堀井和子さんのレシピ。
バターも入らない、とてもシンプルな配合のレシピなのですが、その分、粉の美味しさが感じられるパンで、大好きです。
私がパンを習ったのは、計量や温度・湿度管理などを、とてもきっちりされる先生だったので、堀井さんのレシピを知ったときはとても新鮮でした。
そして、その時思ったのは、「パンって、こんなにラフに作ってもいいんだな。」ということ。
もちろん、基本は大切なのですが、少し見栄えが悪くても、日によって膨らみ方が違っても、それは、まあ、私の‘味’ということで…。
私が作るのが楽しくて、家族が美味しいと言って食べてくれるのがきっと一番。
堀井和子さん 「私が焼く丸いパン」 「おいしいテーブル」
堀井さんの本を読むと、自分の好きなことを大切にして、ゆったりとした時間を過ごすことの大切さに気付かされます。
休みもないほど仕事に追われていた頃、ゆっくりとパンを焼けるような生活は、そういえば、私の夢でした。
ということは、今は、きっと幸せな時間。
久しぶりにお菓子を焼きました。
私は‘凝ったお菓子作り’には全く向かない人なので、作るのはいつも簡単なもの。
ということで、まずは、スコーン。今回は、レーズンとシナモン入りです。
大きめにざっくり焼いたら、素朴ないい感じの焼きあがり。
興が乗ったので、冷蔵庫にあったネーブルで「朝食用のブレッドケーキ」を作ってみることにしました。
プレゼント用にもしたくて、18cmのパウンド型2本分。
上手く出来れば、1本はお土産用にしようといいうことで。
まずは、ネーブルの実を房からひとつひとつ取り出します。
そして、生地作り。レシピを見ながら、キッチンで格闘すること、しばし。
ケーキ生地を半分の量、型に流し込み、ネーブルの実を散らし、再度、それを繰り返します。
そこで、私の頭にはふとある疑問が…。
生地が少ない! いや、違う、型が大きい…。
おーい、なつ!間違って大きいパウンド型を使ってるじゃないかぁ~!
(パウンド型何本かを使ってパンを焼くことがあるので、うちには大きさが違うパウンド型が何種類かあるのです。)
仕方がないから、パウンド型「長め」とパウンド型「かなり小」を使うことに。
久しぶりにすることには、予想外の展開が起こることが多い。
人はそれを、‘大ボケ’と呼ぶのだろう。
*雑誌LEEに載っていたレシピ(昔の切り抜き)を参考にしました。
先週の週末頃から、だいぶ復調してきました。
それにしても、今回の風邪は(も?)しつこかったです。
微熱、喉の痛み、咳、鼻づまりという四つ巴。
それにしても、人間、熱があって、鼻が完全につまってしまうと、思考がフリーズするというのを実感しました。
パソコンに向かっても、文章が繋がらないことおびただしい限り。
頭の中が、「………。」という感じなんです。
久しぶりに、‘花粉症’だった頃の苦しさを思い出しました。
実は、私の花粉症は関西型(?)。
京都、大阪に住んでいた時は、春先、かなり悩まされていたですが、関東に引越してきて、ぴたっと納まってしまいました。(本当の話。)
その代わり、秋に、「ブタクサ花粉症」が少しあるのですが…。
週末は、たまった用事を果たすべく夫の車で近所にお出掛け。久しぶりに昼御飯を外食しました。
外でご飯を食べたのは、たぶん先週の水曜日ぶりなので、思わず、記念写真なぞ。
風邪引きの身がフラフラと吸い寄せられ、思わず入った韓国料理のランチ、「豚キムチチゲ定食」です。
思いっきり、汗かいて、暖まりました。
今週末にある「江戸東京たてもの園」のイベント「春先キモノ日和」には是非行きたいと思っているので、頑張って風邪を完治させたいと思っています。
オルセー美術館展を見に行った翌日、「なんか、だるいなぁ。」と思ったら、咳とくしゃみが勃発。
その後、微熱と鼻づまりもやってきて、本格的な風邪ひき状態に…^^;
2週間ほど苦しんだ胃炎がやっと治ってきて、「さあ、春だ!」と思っていたら、このザマです。
ひたすら、無念なり。
長引くと、ロクなことがないので、只今、おこもりして療養中です。
それにしても、間が悪い私。悲しみ^^;
■着物(長着)
身丈 157cm (4尺1寸4分)
袖丈 49.3cm (1尺3寸)
裄 68.9cm (1尺8寸2分)
肩幅 ?
袖幅 ? …肩幅<袖幅 差5分程?
後幅 27.65cm (7寸3分) …太っても着れるようにするにはどうする?
前幅 22.7cm (6寸)
前腰幅 22.7cm (6寸)
おくみ幅 15.15cm (4寸)
合いづま幅 14.4cm (3寸8分)
衿下 78.4cm (2尺7分)
繰越 2.65cm (7分)
衿肩明 9.46cm (2寸5分)
衽下がり 6寸2分
身八つ口 22.8cm (4寸)
袖口・袖付 22.8cm (4寸)
袖の丸み 1.9cm (5分)
共衿丈 47.4cm(1尺2寸5分)
■長襦袢
身丈 身長-30cm または 身長×0.8cm
裄 着物-2分(0.7cm) →1尺8寸
肩幅 着物と同寸 →?
袖幅 着物-2分 →?
袖丈 着物-2分 →1尺2寸8分
袖付 着物-2分 →5寸8分
繰越・身八つ口・たて衿 着物と同寸
襟肩明 着物ー0.4cm?
竪衿下がり 着物の衽下がり-?
*このページは思いつきで更新されます。
東京美術館で開催中の「オルセー美術館展」を見に行ってきました。
平日の午前11時半前ですが、既に「現在、大変混雑しております」の案内が出ているぐらいの盛況ぶり。
想像はしていましたが、す、すごい混み方です。でも、折角来たのだし、気合を入れて、鑑賞モードに入るべく努力する私。
ひたすら、少しでも人が少ない絵(というか、見れる絵)を選びながら、会場を進んで行きます…。
19世紀、理想にかなう制作の場を探し求める芸術家たち。それは、愛する家族のいる家庭であり、芸術家同士が交流する年のアトリエやサロン、思い出の場所やはるかな異国の地、はたまた、幻想的なイメージを呼び覚ます個人の内面世界であったり…。こんな5部構成で、絵画を中心に、彫刻、写真、工芸の140点がすらり~。美術の教科書に載っているような有名作品ももちろん感動しましたが、印象派以外で初めて知る画家の作品にも素敵なものが多くて、とても見ごたえがありました。見に行ってよかったです。
特に印象的だった作品(覚書)
ジャン・フランソワー・ミレー 「クレヴェルの教会」
フィンセント・ゴッホ 「アルルのゴッホの寝室」
アンリ・ファンタン=ラトゥール 「パティニョールのアトリエ」
ルノアール 「絵筆を持つクロード・モネ」
ジュゼッペ・ペリッツァ・ダ・ヴォルペード 「死せる子供(あるいは夭折の花)」
ヴェルヘルム・ハンマーホスイ 「室内 ストランゲーデ30番」
ジョージ・シーリー 「ほたる」
御昼御飯は上野公園内にある、明治八年創業の料亭料亭「韻松亭」で。
予約なしでしたが、ちょうど席が空いて、ラッキーでした。
「花篭膳 雪」
豆ご飯、赤だしのお味噌汁、茶碗蒸し付きなり。
いろんな種類の「豆菜料理」が美しくカゴに盛り付けられていて、目にも舌にも美味しかったです。
窓際の席が空いたので、記念撮影なぞ。
今日は、祖母の桜柄名古屋帯を締めました。
【オルセー美術館展 19世紀 芸術家たちの楽園】
東京都美術館企画展示室
2007年1月27日(土)-4月8日(日)
公式HP http://www.orsay3.com/
日曜日、ブログ「紬ぱんだ的生活」のつむパンさん主催の「お雛祭りオフ会」に参加してきました。
eribowさんのブログで素敵な御自宅の様子を拝見、その後、おうちフリマで御本人にお会いすることが出来て、絶対、お伺いしたいと思っていた、つむパンさんのお宅。最近、体調が不安定なので、「参加したいな。」と思いつつ、コメントを書けずにいたのですが、前日になって、「行けるかも!」気分に。夫も、駅まで車で送ってくれると言うし…。有難いことです。
そして、当日。無事、朝も起きることが出来て、気分も快調! 着物に着替え、お出掛けしてきました。
そんなこんなで、お邪魔したつむパンさんのお宅。玄関を入ると…!
別世界でありました~!!!
くつろぎの和空間が、広がっています!!!
(感動していたので、全く、写真、撮ってません!残念!)
初めてお邪魔したのに、私のココロは、すでにしっかりリラックスモード~^^
まずは、つむパンさんが最近、骨董市やかないやさんでゲットされた戦利品の数々を見せて頂いて「羨ましい!」を連発。
そして、羽織り紐を作るためにビーズ選びなぞ。
薄紫の小紋がお似合いの環(たまき)さんと可愛い着物姿の二女Mちゃん。
そんなこんなで、しっかり和んでいると、いつのまにやら、リビングのテーブルに、お雛祭りの御馳走が…。
メニューは、菜の花と穴子のちらし寿司、若筍煮、菜の花の白合え、はまぐりのお吸い物、カブの浅漬け、そして、白ワイン。我々が到着してから、準備されたとのこと、す、すごい、つむパンさん…!
旦那様、お二人のお嬢さん、環さん、つむパンさん、
それから、今年初節句の市松人形‘三女’紗那子ちゃんも一緒に、お昼を頂きました。
この頃、コロえもんさんが合流で、おしゃべりを楽しみながら、和菓子と日本茶でお茶タイム。
御馳走になった桜餅。銘々皿も素敵なのです。
午後は、ビーズでの羽織紐に挑戦。
しかし、私、ビーズ選びでかなり難航…。む、難しいです。
助けて頂いてここまで辿り着きましたです。でも、楽しいのです^^
本当に、楽しい時間はずんずんと過ぎて行きます。
このあたりで時間切れとなり、羽織り紐をつなぐのは、次回の「手芸オフ会」のお楽しみに~!
最後に記念撮影。
しっとりした雰囲気が素敵な環さん、柔らかいピンクの着物がお似合いなコロえもんさん、つむパンさん、お嬢さんMちゃん。
ご一緒させて頂いて楽しかったです。本当にありがとうございました。
今度は、‘巨大猫’テッペイくん&イッペイくんともっとお近づきになりたいぞ。(←すでに大ファン!)
*とてもお忙しい中、素敵なおもてなしをしてくださった、つむパンさん、本当にありがとうございました。感謝感謝です!
あ、今日の着物をメモメモ。
地味紬を、桜柄の半襟、カジュアルな赤系帯、レモン色の帯締めで雛祭りムードにすべく努力。
おこもり生活の暇つぶしにチマチマと作っていた「嘘つき袖」が出来上がりました。
参考にしたのは、雑誌「七緒」 去年の3月号。洋服生地を使って、ミシンで縫うらくちんバージョンです。
袋縫いした「縫い代部分」を、下にして、前袖側に持ってくると、重みで落ち着きがいいらしいとのこと。
袖付側、肩山、身八つ口、その中間の5箇所にマジックテープを付けました。
筒袖半襦袢に取り付るとこんな感じ。
この筒袖半襦袢は、去年、和裁教室で自作したもの。
半襟も、色半襟から、白い綿麻レース生地に変えて、春らしくしてみました。
もう少し暖かくなったら、先日、裄の寸法直しをしたウールの着物に合わせて着ようと思っています。
うーん、他の生地や反物でも作りたくなってきました。
無双袖にも挑戦してみようかな。
月に一度の診療内科受診で銀座に行ってきました。先週末から、家にこもっている日が多かったので、久しぶりのお出掛けです。
先生と話したのは、日によって調子の良し悪しが激しいこと、久しぶりにどーんと欝っぽい日が続いたこと、悪夢を見て、眠りが浅い日が続いたので、睡眠薬を増やしたこと、朝起きるのが、とても億劫で、午前中調子が悪いこと、一月がかなり調子よく過ごせたけど、2月は、どうも‘停滞’しているな感じなこと、とかかな。
先生と相談して、抗ウツ剤を少し減量しようとしているので、たぶんそのせいなのだろうけれど。調子はイマイチなのです。
1月の好調のまま、ガンガン~!と減薬して、すっきり、全快!と行きたかったのですが…そうは、上手く行かなくて、階段の踊り場で右往左往している感じ。ちょっと苦しんでいます。
病院を出た後、松屋銀座で開催中の「銀座の西陣織展」に寄りました。
京都西陣織の傑作、名品がずらりの催事で、「西陣の名巧逸品」「川島織物コレクション」のコーナーは、特に見ごたえがありました。やっぱり、「いいなぁ!」と思うものはお高いなぁ~と思いながら、ひたすら目の保養とお勉強なぞ。素敵なお着物姿の方も多くて、うっとりでした。
その後は、同時開催中の「ながもち屋20周年記念展」で名古屋帯を物色。「欲しい!」思う帯もあったのですが、物欲もパワーダウンしているみたいで、結局、購買には至らず…。まあ、こんな時もありますな。
御昼御飯は、銀座トリコロール本店のランチメニュー 「サンドイッチプレート」
コーヒーか紅茶が選べ、紅茶はティーポットで出てきました。嬉しいな。
プチデザート付きでにっこり^^
ででも、ホットサンドのトーストがちょっと冷めていて、ちょっと悲しみ。
昭和11年創業だそうで、店内はクラシックな雰囲気。
2階(禁煙席)に上がる階段には、往時の銀座、店内を伝えるモノクロ写真やカメラが飾ってあって素敵でした。
【銀座の西陣織展】
同時開催「撫松庵30周年記念展」「ながもち屋20周年記念展」
2月28日(水)~3月5日(月)8階大催事場
西陣織手織機無料体験、十二単着付け実演、ジャガード織実演などのイベントもあります。