なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

【京都通信】京都芸術センターの図書館。

2005-08-11 | お出掛け

西陣にある京町屋に行ってみようと思って歩いていたら、「京都芸術センター」に出会いました。なんか不思議な建物、洋館かなぁと思ったら、もと小学校。真ん中には運動場があって、教室がそのままカフェとか図書館とかギャラリーになっていました。企画展「うたからさんぽ 今村源とこどもたち」に入って幸せな気分になって、その後、図書室へ。好きな分野の本が集まっていて、静か。学校の図書館って、こんなだったなぁ~と思う気持ちの良い図書室。図書カードを作ってもらって、借りた2冊。「ツレのための京都案内ガイドブック」と通崎睦美さんの「天使突抜一丁目」。‘ツレ’という言葉は久しぶり。関西に帰ってきた感じです。本の後ろに図書カードが入っているのも最近では珍しいかも。本のカードには借りた人の名前が順番に、私の図書カードには借りた本のタイトルが順番に書かれていきます。なんとなく楽しい気分。今、行きたい展覧会とか場所を求めて、明倫art(このセンターの通信紙)を熟読中です。


【京都通信】壬生寺 万灯会と六斎念仏踊り

2005-08-11 | お出掛け

壬生寺で、盂蘭盆会万灯供養会と伝統芸能「六斎念仏踊り」を見てきました。四条壬生道のバス停で降りると、いきなり暗闇で、どっちに行けばいいのやら~。「壬生寺!壬生寺!」と言っている子供連れのあとをついて行って、無事、壬生寺まで辿り着きました。境内に入ると本堂前一面に灯籠が飾られていて、とても幻想的な雰囲気です。そんな境内の仮舞台で「六斎念仏」はスタート。ここの万灯会は空也上人が始めた念仏踊りが起源で、歴史も古く、約850年前に行われたという記録が残っているそうです。鉦鼓・太鼓・笛の囃子にあわせた踊りから始まりました。最近は観光客も多いそうで(まさに、我々…)、それぞれの演目の内容を紹介してから演じられ、とてもわかりやすいです。保存会である「壬生六斎念仏講中」のメンバーは、たぶん初めて間もない小学生の子供達、かなり上手くなった中学生、金髪のお兄さん、お父さん世代、御重鎮らしき御年配の方 等々いろいろ。みんな揃いの浴衣、浴衣姿が決まっていてカッコいいです。演目は起源が古いものから演じられているみたいで、最後は獅子舞。

見ていた子供達は、舞台にかぶりつき状態です。たぶん子供ちゃんの頭の中は「あんなふうに太鼓を叩けるようになりたい!」「舞台で踊りたい、獅子舞になって舞台で空中回転したい!」 きっと舞台上のお兄さんはヒーローなんだろうな。
こうやって重要無形民俗文化財は次の代に継承されていくのだなぁ~としみじみ思った夜でありました。

◎平成17年度 六斎念仏踊り 一般公開 日程一覧