この日は、夫も休日。
二人で、市バスの「一日乗車券カード」を手に出掛けた。
最初に訪れたのは、特別公開中の並河靖之七宝記念館。
ここは、明治から昭和初期にかけて活躍した日本を代表する七宝作家、並河靖之の住まい兼工房だった場所。
伝統的な京町屋の玄関を入ると、中は、御殿造の建物と、琵琶湖疏水を引いた庭園。
まさに「水に浮いた家」
この家で、避暑出来たら…。
夫、「この家が欲しい…」
初めて、きちんと見る「七宝」は、繊細でエレガント。とても見事だった。
続いて、細見美術館
開催中の「夏季特別展 細見美術館 アートキャンパス2009 -日本美術の見方-」を見た。
今まで、興味はあったけれど、行く機会がなかった美術館を二つも制覇。
昼食は、東山三条から千本出水へ移動し、
京都に住んでいた時に来て、再訪したいと思っていた「はちはちInfinity café(インフィニティーカフェ)」へ。
バスを降り、地図と記憶を頼りにたどり着いた入り口。
看板はなく、玄関の電気がついていたら営業中(かな?)。
「今日のサンドイッチプレート」
いろいろなライ麦パンのオープンサンド&冷たいスープ。
野菜は季節の有機野菜、チーズ、ハム、ソーセージなどは、そのパンに合うものが使われている。
食事をしていると、雨が降ってきた。
傘を持ってこなかったので、しばし雨宿り。
相席になったお客さん二人と「上京区にこんな場所があるって不思議ですよね」などと世間話。
一人の方は、ここから3分の場所に住んでいるけれど、初めて来たという。
そっか、そんなに、知らない人は知らないお店なんだな。
確かに、カフェがあるとは思えない場所にあるし。
古~い一軒家の茶の間で、私は、まったり、のんびり。
夫は、ケーキ(ドライフルーツたっぷりのパン)を食べながら、置いてあったお取り寄せ本で調べ物。
こちらのパンは、2種類の天然酵母(小麦酵母とライ麦酵母)を使ったこだわりのドイツパン。
帰りには、このパンたちの中から、「雑穀のライ麦パン」と「コリアンダーのライ麦パン」を買って帰った。