帰省なのだが、父の墓参り、叔父の見舞いという「2大やるべき仕事」を終えたら、妙に“観光気分”が盛り上がった。
母の趣味は、お寺参り&御朱印(ごしゅいん)集め。
母に、「どこ行く?」と聞くと、「萬福寺!」
即答…。
そんな訳で、京都駅から奈良線に乗って、宇治方面向かい、黄檗で降りる。
黄檗山萬福寺。
禅宗の一派、黄檗宗の大本山だ。
入り口(総門)は意外と小さめ。
一歩中に入ると、中国様式のお寺が広がっていた。
三門と整然と並ぶ松。
高校の時、ここに、禅研修で来たことがある。
開板(魚梆)と久しぶりの対面。
コレで、早朝に起こされた記憶が…。
法堂の前。
広い庭のよう。ベンチ(?)あり。休憩には最適。
3連休だけれど、この寺の中は、とても静か。
回廊をゆっくり母のペースでしゃべりながら歩く。
座れるところがあれば、休憩して、しばらく休む。
のんびりした、気持ちの良い時間。
「気持ちいいなぁ」「来て良かったなぁ」と二人、言い合いながら、お寺を後にした。
三門前の放生池。丁度、蓮の季節。
母が時計を見ると、午後3時半。
「もう一つ行こうか、お姉ちゃん」
「はいはい」
途中下車して、東福寺へ。
閉門時間まで、あと僅かで、三門の特別公開には間に合わず。
「とりあえず、お参り」と母が言い、本堂へ急いで、お参り、完了。
そこで、急に夕立が来た。
しばらく、歩いたけれど、雨脚は強くなるばかり。
臥雲橋で、犬と一緒に、雨宿りなぞ。