菜の花日記

小さい喜びがあれば幸せ

ハチ公物語を鑑賞して

2021年06月30日 | 日記

一昨日、BSプレミアムで「ハチ公物語」を観ました。ハチと飼い主とのひたむきな「心模様」というか、人間と犬とでこんなにも近づけるものなのか、胸が熱くなりました。

渋谷駅前の名物になっている銅像「忠犬ハチ公」には現在も待ち合わせ場所として多くの人が利用しているようです。私も若い頃、渋谷近辺に住んでいたため、友人との待ち合わせに立ち寄ったものです。

子供の頃、父親が黒い子犬をもらって来ました。クロと名付けて私の用心棒であり相棒としていつも私の側にいてくれました。ある日その頃は犬殺しと言われていた人に、針金で作った丸い輪っかで捕まってしまい悲しい別れとなりました。

長い年月を経て、子供を三人授かって子供たちは猫派らしく何回も飼いました。三人の息子たちも家を離れて行き、猫とは縁が切れたと思ったのもつかの間、夫がご近所から雌猫をもらい受けました。避妊手術も済み「マル子」と名付けて可愛がっていました。その後夫が介護施設に入所したため、私との生活が21年と5か月の長きになり、最後は病弱になりある日外に出たいと扉の前で待っているので、開けてやりました。よろよろと歩いて出て行きました。すぐ帰ると思い歩いて行く方向も見なかったのです。とうとう、その日を最後に帰って来ませんでした。最後の身の始末を自分で選んで出て行ったのでしょう。今だに思い出すのです。

コメント (2)
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